村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

佐保姫の霞の袖

2021-04-22 23:19:06 | 村雨庵 稽古 

佐保姫の 
霞の袖の 
花の香も 
名残は尽きぬ 
春の暮かな
 藤原良経

藤原良経
フジワラヨシツネ
鎌倉初期の歌人,書家。
九条兼実の子。
藤原忠通の孫。
摂政太政大臣に至る。
慈円は叔父。
和歌を藤原俊成に学ぶ。
《六百番歌合》を主催する。
御子左家と強く結びついた歌壇活動を展開。
《新古今和歌集》撰集にもかかわった。
《千載和歌集》以下の勅撰集に多数入集。
気品のある歌風を示す。
書にもすぐれており,
忠通の法性寺流に対して後京極流と呼ばれる。
家集に《秋篠月清集》がある。

最近は歌切ばかり掛けて
一行をあまり掛けないが
禅語のいくつかは覚えておこう

四月と言えば
拈華微笑
ネンゲミショウ
柳緑花紅
ヤナギハミドリハナハクレナイ
一花開天下春 
イッカヒライテテンカノハル
一華開五葉 
イッカゴヨウヲヒラク
一花開天下春 
イッカヒライテテンカノハル
花枝自短長 
カシオノズカラタンチョウ


今日は木曜稽古。
お稽古に見えるお弟子様は四名と少なめ。
コロナ禍で稽古時間は二時間ずつ。
予定表に記入してある時間通りに、
お弟子様はみえる。
それだけでは足りないが
今は仕方ないだろう。
茶花は庭の黄エビネを切る
二人静が白い花を咲かせて、
地味だが可愛らしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする