村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

カキツバタの折句

2021-04-28 23:56:38 | 村雨庵 稽古 

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞ思う

左端を縦によむと
カキツハタとよめる
杜若カキツバタを折句にしたもの
伊勢物語の九段 東下りに登場する
在原業平の歌だ

今月は炉塞ぎの月
そして今日で炉の稽古日は修了
今回の炉の季節は
一月と二月に緊急事態宣言があり
初釜もせず大炉のお稽古もできなかったが
コロナ禍では仕方ない
そう言うこともある
目の前の事柄を大事にして
風炉の茶を迎えたいものだ

運びの続き薄茶
掛け物は一行
「三級浪高魚化龍」
水指は備前
茶入は瀬戸
茶碗は黒楽
茶杓の銘は緑風
薄茶器は独楽塗り中棗
薄茶碗は乾山写しの銹び絵
建水は唐金
蓋置は青竹
という取り合わせ
いつかできる茶事のために
続き薄茶は必須である

 

写真はファミマのスイーツ

太る

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