村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

正月 懐の会

2010-01-17 23:54:30 | 懐石・料理
今日は
蟹の黄身酢
白魚椀
独活ウドの皮のきんぴら
長いもと焼き芹わさび和え
小豆粥
それに
練習のお魚は
サヨリを下ろして大葉と合える

いかにも春 寒い中にも春を呼び込む料理だ

白魚椀シラウオワン
白魚を薄塩で洗い
目ザルに並べて霜降り
そっと椀に盛る
それに下ごしらえをしたワカメを入れ
あつあつの椀汁を張って
蕗のとうの皮の千切り水洗いしたものを乗せる

椀を手元によせ
そっと香りをかぐ

お碗は沈黙して味わおう
しゃべると一緒に香りも逃げるような気になるから

春である

小さな燗鍋を出して
日本酒をチョイと呑む
睦月
正月の懐の会だから
許されよ
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明石潟

2010-01-16 23:59:09 | Weblog
何も無い土曜日は
何をしてよいのやら

とりあえず
お稽古につかう椿を物色でもする
今使えそうな椿はあるか

本白玉椿は  もうそろそろ終わり
加茂本阿弥は  いくつか順に咲いたが  今は蕾が小さい  もう少し待たないと
西王母は  咲いてしまっているが 膨らんできた蕾がある
紺わびすけも そろそろ使えそう これから一気に咲き始める
明石潟は どうかと 大きな葉のなかから蕾をさがす
満開になると15センチ位になる 蕾も大きい

根元近くに花咲くを見つけた

重そうに頭を下げて咲く姿は 
なんとなく慎ましい

赤い色を見ると 元気になる
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春曙光椿

2010-01-15 23:55:11 | お勉強
今年初めての源氏の会
いつもの中華屋でまちあわせ、まずはビール
蒸し鳥をとる
豆腐の海鮮鍋、牡蠣の辛煮それとおこげを注文
ビールのむ
お喋りする
食べる
是が楽しい


隣家との境に椿の木がある
隣の椿だが二階の屋根位に高い
花が咲いているが
高いところに咲く
そうだ
確か高枝鋏があった
あおき苑の青木さんが忘れていったのがあった
それで枝を切る
よく切れる
青木さんちょっとお借りしましたよ

今日は源氏の会
お二人のお土産にしょう
なお
隣家は親戚だ
椿を貰うことは承知済みである

昼間に椿をまとめてビンにいれておいた



食事の時間が長引き
残りの時間は少しだが
源氏を音読するのだ
今日読むは
浮舟

うまくいけば
源氏物語も
今年中に読み終わる

昨年の年初にもそう言っていたかも

まあのんびり行きましょう
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茶通箱

2010-01-14 23:59:32 | 村雨庵 稽古 
写真の
椿は
加茂本阿弥カモホンナミ
枝は
檀香梅ダンコウバイ

今日は八時半
あさ早くからお稽古
終わりは夜の10時を過ぎた
長いが疲れは感じない


好きなのだ
お茶が
お茶をするのも好きだし
教えるのも
習うのも好きだし
楽しい


好きなことに
時間を費やせる事に感謝


一月初めの週の
今日と昨日は
茶通箱と
貴人点や貴人清次を稽古する

茶通箱は濃茶を2碗
貴人清次も2碗点ゆえ
時間はかかるが 
いかにも
点前をしたという
充実感があると思うが
どうだろう

足が痛く正座が出来ない私め
羨ましくもある


筋トレして筋肉つけよう
茶通箱くらい点前して
スーッと立てるように
と強く思う

がんばろう 
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小豆がゆ

2010-01-13 23:56:22 | 村雨庵 稽古 
1月のカレンダーを見て気が付いた
昨日はお料理を習いに行く日だった事
すっかり
忘れていた

昨日
カステイラなどをのんびりと食べている時
ほんとだったら
料理教室へ行っているはず
今日のお昼頃に気がついた
あわてて先生に電話すると
「連絡がなく心配していた」とのお優しい言葉

なおのこと
情けない・・・

ちゃんと手帳なり予定表などを見れば良いものを
これが見ないのだ
困ったものだ 

実は
今年の初釜では濃茶を練ることが出来なかった
昨年もずっと膝が悪くして大事にしすぎて筋肉が少なくなり
足が細くなってしまったのだ
膝はなんとか注射をしてよくなったが
すわって自分の体重を支える事が大変になった

情けない・・・


足の筋肉は落ちるし 
脳の記憶力が不足では

これでは困る 
なんとかせねばと
考えた 

それでは今日は小豆粥

元日は大正月
1月の15日は小正月
朝には小豆粥を食べる習慣がある


小豆を煮ておかゆを炊き小豆と餅を入れて小豆粥が完成
吸物膳に椀に粥を入れて持ち出す
それにおのおの自由に
砂糖をたっぷり入れて食べる

そう砂糖をたっぷり入れるのだ
それが美味しい

小正月には少し早いが
上記事情があり
村雨庵では
今日の稽古に小豆粥

砂糖は脳に効く
小豆はむくみと解毒の薬
ダイエットにも良し
代謝を高めるという

2杯も食べたから
記憶力と膝の筋肉に

効くといいが 小豆粥
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かすていら

2010-01-12 23:09:33 | 茶の事
ふと 見たら
頂き物のカステラの賞味期限が今日だった

夕食は十分すぎるほどお腹に入り
満腹状態なのに 
カステラも食べなくてはならず
いやはや大変だと 言いつつ
ニコニコと包丁で切る
それでも少なめにしなければ
2cmに切って むしゃむしゃと食べれば
お腹がいっぱいと思ったが
まだまだ余裕がある様子
また2cmにカットしてむしゃむしゃといく
結局6cm食べた 満足 満足

さすがに文明堂は美味しいと
包装を見ると違った
箱は金ぴかで豪華絢爛である
製造を見ると
なんと横浜製なのだ
 当社は親子2代 港横浜にて本場長崎の手作りの技法を守り・・・とある

美味しかった 
まだ残っているから
明日また食べよう







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初釜 翌日

2010-01-11 23:46:41 | 村雨庵 稽古 
昨日の初釜
社中は15名参加
欠席は4名

真台子に幣シデを廻らせ
祥瑞の皆具を置く

初釜はどこの社中でも華やかで
楽しみなものだ
わが社中も一層賑やかに
一日が過ごせた様子

家が小さいので
集合写真を撮るのに苦労する

はい 笑って・・・

さあ 今年もこれで行こう
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村雨庵 寅年初釜

2010-01-10 23:04:28 | 村雨庵 稽古 
初釜
良い天気
待合いは酒井抱一
本席は写真の懐紙だ
作者は近衛信尹
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干菓子は

2010-01-10 00:29:53 | 紫廼茶話会
みさきや の 巣籠もり鶴
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庚寅睦月 紫廼茶話会  

2010-01-09 23:41:06 | 紫廼茶話会
新年の初稽古は
紫兎庵様にての稽古とあいなった

紫廼茶話会は昨年
しばらく休みであった
ゆえ
久しぶりの面々か
と思えば
今日の出席は
想望庵様、松籟庵様、草苑様と私め
年末から年初との茶事で6日前に会った
ちっとも 久しぶりではなし
茶室は違えど人変わらずである


紫廼茶話会は
七事式の稽古
お休みは松風庵様と里庵様で
今日の出席人数は4名となると
一人たらず
欠席の里庵様が
「あらその日は駄目だわん」
とおっしゃった時
そばにおられたkayama夫人
「是非ぜひ参加希望す」
とおっしゃる
今日は里庵様のつもりで
kayama様が代理出席と相成る
紫兎庵様へも初めてのご来庵となると
その茶趣豊かなるしつらえに
まずまず驚かれ感激感心感嘆の声となる
少し先輩なるわれらとしては
紫兎庵のひとつたりともわが物
わが事ではなけれども
ただこの場所で稽古しているだけで
誇らしき楽し嬉しき事である




さて寄付の掛け物は
青々守一作の椿
その写真
麗しくも
赤の色のなんと美し
さすが
装飾の琳派である
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柳釘

2010-01-08 22:36:14 | 茶の事
早いものでもう8日
昨日は松をかたずけ
今日は茶室を片づける
初釜の用意だ

柳を床の間の
柳釘に掛けた

今年の柳はとくに長い
床の間の左上のほうの釘
 これが柳釘だ
 年に一度出番がやってくる
年末に茶道具屋から買った長い柳を
飾るのだが 
これが素直にいかない
まず 丸めてあるままで
まっすぐな枝をすこし撓めておく
  でないと天井にぶつかってしまうから
花入にさしこみ そのまま柳釘に掛ける
掛けてから柳を止めてある紐を切る
そうすれば
うまくいく


普通は花入れに水は入れないのだが
いつも何と無くかわいそうな気がして
水を注ぐ
少しのつもりだったが
すぐ溢れだし 床の間の聚楽壁を濡らした
そういえば去年も同じようになった

成長せず か・・・
がっかり 


ずっとお稽古がない為に
使ってない
何となく冷たい空気で寒い
広がったものを
片づける
かたづける
休みなく動いていると
なんだか疲れた

どうも腰が痛いらしい
ちょっと休み
又やすみ
大してはかどらない

初釜は明後日だ
今日はこの辺で

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七草 なずな

2010-01-07 23:14:11 | Weblog
今日は七草
七草粥を食べた

一月七日 人日の節句の朝
7種の菜で羮を食べ
邪気を払い万病を除くる風習のこと


七草や兄弟ハラカラの子の起きそろひ 太祇
まな板に旭さくなり芹なずな  泉鏡花
なずな粥仮の世の雪舞ひそめし 飯田龍太

少し風邪気味だ が今日
七草粥を食べたから
もう 
大丈夫 


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初雪に主客むつまし釜のにえ

2010-01-06 23:58:41 | お勉強
昨日完成した茶杓入れ
三人で作った三つの茶杓入れ 
村雨庵の水屋に置く



茶杓の名所ナドコロ

櫂先カイサキ→抹茶を掬うところ
腰→節の表裏がなす形状
折撓オリタメ→櫂先の曲げられた部分
節下→節から最下端まで
切止キリドメ→最下端 切り方に特色
追取オットリ→茶杓を持った時に親指が当たる部分(茶杓を持って切止から拇指の当たる当たり)
雉子股キジモモ→節下の裏面


茶杓の見所ミドコロ

櫂先カイサキ→丸形、兜巾形、一文字形、剣先形
折撓オリタメ→丸撓、一段撓、二段撓
樋ヒ→本樋ホンヒ(順樋)、逆樋サカヒ、一本樋、双樋モロヒ、数樋、薬研樋ヤゲンヒ、無樋
節→中節、上がり節、下がり節、二節、節止め、無節
腰形→蟻腰アリゴシ、直腰スグゴシ


茶杓は筒に入れるのが本則である

筒にも真行草、又四方とか六角もある

筒の先端は杉の栓をするのが約束で
栓と筒へかけ締めを書いて封ずる
締めの代りに名書、花押、捺印又は刀目もある 

共筒トモツツ→茶杓も筒も同一人の手になる
     

追筒オイツツ→他の人が添える

筒表には→茶杓の来歴、銘、茶人相互の交流の事蹟、和歌、詩文など書く

(贈り筒→共筒で先輩知人等へ贈呈すべく筒に宛名を書いたもの)
(会所筒→三本以上5本7本とか入っているものを言う)

宗旦の茶杓に
 初雪に
 主客むつまし
 釜の煮え
という 句銘の茶杓あり

合口には旦の印が押されている とのことだ



茶杓には
茶人の
魂や風格が宿るといわれるが

茶杓に筒、
その箱までも
見なくては・・・
こうも 見所が多いゆえ
楽しい

つくづく茶杓は
奥が深いなあ






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四谷 ふくろ物

2010-01-05 23:25:24 | 茶の事
今日は四谷で袋物教室

袋物は小さくて縫うところが少ない
今日は昨年からの
茶杓入れの完成

裏返すのだが細いから慎重に
出来上がればアイロンをかけて
完成
うれし
来月は茶入だ

袋物の帰りには
さて何を
なんだか何時も人が並んでいる店に行くことにした

写真の店
エリーゼ だ
私はメンチかつセット
880円
十分な量のキャベツと味噌汁がついた
美味しい
満足した
カウンターといす席に客は15人入るかどうかの狭さ
それなのに
店のレジとホールの二人の女の子と中に6人の従業員がいる

おおいのは
それだけ売れているという事だな


うつろものの会員
三人で店の分析をした

寒波が来ているらしく

寒い
風邪をめさるな
くれぐれも
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正月四日 

2010-01-04 23:59:00 | 茶の事
昨日の松籟庵様の後座の床の間の花だ
中釘に掛けられている
花はあけぼのと
想望庵様の庭からもらった梅

いかにも春らしい

わが社中は10日
家は正月モードで散らかり放題
また片づけ生活を始めないと
明日は
袋物の教室
宿題はちゃんと済ませた
茶杓の袋の続きをする

茶杓は
初め唐物が珍重され
中国では
茶経に 則
という文字が茶杓の事で 貝、鉄、銅、竹などの素材が使われるという
茶録=北宋の蔡襄サイジョウが11世紀に書いた
チャロクには茶杓を茶匙とあり素材は 黄金、銀、鉄、竹とある

日本では室町前期の
異制庭訓往来イセイテイキンオウライでは象牙茶杓が出ている
永享9年 1437 室町殿行幸御餝記ムロマチドノギョウコウオカザリキには
足利義教アシカガヨシノリ が 後花園天皇に象牙の茶杓で茶を献じた
室町中期から
竹の茶杓が主流になり
作者は珠徳が有名
このころの形はすらりと長く、
櫂先カイサキはゆるやかに曲げ 節がないのが特徴
武野紹鴎のころは
羽淵宗印が有名
節をつけて景色とした
利休の茶杓師
慶首座ケイシュソは現在の中節、折撓の茶杓の基本形を作った

よってか
珠徳時代の節の無いのを 真の茶杓
紹鴎時代の節が下の方にあるのを 行の茶杓
利休以降の節が中にあるのを  草の茶杓 と呼び慣わしている

とあるここ来年の一級の試験に出るかも
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