村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

駒場松籟庵初釜

2010-01-03 23:33:59 | Weblog
正月三日晴れ

今日は松籟庵様の初釜に参る
参加者は10名
ご社中の
木口氏比良様仁志様三田様と
われら
想望庵様、里庵様、草苑様と清秀庵氏


駒場の空は澄み渡る
気持ち良し
晴れだ



待合には京都平安神宮の木製の短冊
南天のくす玉の画

本席は坂正臣の懐紙

春草処々
御歌所召人大江正臣

代々木原
草ぞ燃えたる
強者の
馬の蹄…

とある

駒場だけに
馬の歌とはさすがに


初炭の
釜は梅竹紋真形釜
香合は時代の志野
ゆっくり拝見するが部屋が暗い
前座は陰ゆえ

お膳が出てくる
松籟庵様ではいつもなんでも10客揃い
今日も勿論そうだ
黒に金彩の筋がある
村瀬治兵衛の煮物椀が
見事次々と運ばれる

お菓子は雪松金団
お昼も12分に頂いて
また お菓子も
ぺろりと平らげ
何とも無く中立

いくら朝食を抜かしたとはいえ
凄い胃


後座は暦手芋頭の水指に古染めの茶入
嶋台で今年初の濃茶
松籟と言う宇治のお茶屋さんだとのこと美味しい
茶杓の銘は
雪月花


薄茶は伊万里錦手の茶碗
外は瑠璃金彩
見込みは大きな赤玉に繊細な染付文様
見て、飽きない
替え茶碗は万古のエビ絵

棗は木地
物凄い軽い
乾漆かと思うくらい薄く挽いてある
木製だが何の木かわからず
内や立ち上がりには
たくさん銀の箔が押してあり
渋いが綺麗だ


日が伸びて
日没が遅くなってきた
帰りはまだ明るい

手袋を忘れても大丈夫
新春の茶会は心まで暖まる
コメント
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