(※朝日新聞朝刊連載「折々のことば」風に)
「効率化ではなく適応力が価値の中心となる」
大量生産・大量消費からリサイクル・循環型へ、市場取引による所有から必要時のネットワークを介した利用へと世の中が変わっていけば、効率化よりも適応力が価値の中心になる。「限界費用ゼロ社会」などの著書で知られるジェレミー・リフキン氏はそう説く。個人レベルの発電・蓄電管理や3Dプリンタの安価な物づくりを実現させた、そんな誰もが利用出来そうな技術革新が進み、垂直的かつ中央集中的な社会構造が水平的分散的になった時には、小回りの利く中小企業の適応力が強みを発揮するだろう。そして、人類は成長を論ずるよりも、生態系を壊さず共存していく道を模索すべきだ。そこでまた求められるのは自然への適応力である。
2024年1月7日付朝日新聞朝刊掲載の斎藤幸平さんとジェレミー・リフキンさんの対談「気候危機と人類の今後」から
「効率化ではなく適応力が価値の中心となる」
大量生産・大量消費からリサイクル・循環型へ、市場取引による所
2024年1月7日付朝日新聞朝刊掲載の斎藤幸平さんとジェレミ
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