花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

アードベッグ 中編(生で飲む)

2015-01-28 22:23:14 | Weblog
 村上さんのリストの中では、ラフロイグ、カリラ、ボウモアを飲んだことがあります。ラフロイグは正露丸の臭いが強烈に鼻に突き刺さってくる、それこそ癖のあるお酒で、これが第3位なら1番のアードベッグはどれほどのものかと期待しながら壜を開けました。グレンケアンに注がれた液体は予想に反して薄い色合いでした。臭いも実力者のひと睨みといった感じの鋭さは持っているものの、正露丸、正露丸、正露丸といったパンチの激しさはありません。村上さんが「いちばんワイルド」と述べたその味は、ピート臭は強いながら私にノーブルな印象を与えました。ワイルドと言っても、弁慶ではなく牛若丸のそれであるような、洗練されたものを感じました。怒涛のハードパンチャーと思いきや、きりっとしたカミソリファイターだったので意外の感はありましたが、しかし、アードベッグを選んだことに後悔の念はありませんでした。むしろこの味を大変好ましく思いました。

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