昨晩、リビングで本を読んでいた時、ママはドラマ「白い春」を観ていました。最終回だったようで、最後を盛り上がらせるために、阿部寛さんはナイフで刺されて死に、大橋のぞみちゃんはその死を悲しみました。このあたりは本を読むのを止めて、ママと一緒に観ていましたが、最終回に主人公が死ぬのは、「ちょっと安易な終わらせ方じゃないの」と思いながら観ていました。すると、阿部さんの死でドラマが終わったすぐ後、阿部さんとのぞみちゃんが笑顔で出てきて、「白い春」のDVDをニコニコしながら紹介していました。「あれー、さっき死んだばかりなのに。日本のどこかには、きっと涙した人もいただろうに。涙も乾かないうちに生き返って笑ってるなんて」と思いました。私は思い入れをもって観ていた訳ではありませんが、それでも死んだ人が数十秒後に笑って出てくるのには違和感を覚えました。例えば、ハムレットの舞台が終わった後、カーテンコールの時にハムレット役の役者さんは笑ったりしないと思います。大昔のことになりますが、私が観たハムレットでは、役者さんは悲痛な表情のまま拍手に応えていました。こんなことを考えるのは、オヤジだからでしょうか。
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