民主党政権が現実味を帯びてきた中、霞ヶ関ではそれを睨んだ人事が行なわれているそうです。今朝の朝日新聞によると、国土交通省や外務省では民主党にパイプを持った人を待機ポストにつけ、次の与党との関係如何によっては前線に投入出来るようスタンバイしているそうです。この記事を読んで、ちょっとがっかりしました。と言うのも、世の中が新しい政治を求めているのに、霞ヶ関は相も変わらぬ手法に固執しているように取れるからです。各省庁が自分の管轄領域を指導するための法案を考え、カウンターパートである自民党の○○部会や○○族に働きかけて国会に通していったり、逆に業界から陳情を受けた議員が監督省庁に働きかけて法律にしていくのは、これまでのやり方だったと思います。パイプを持った人を配するのは、こういったやり方を前提にしているように思えます。しかし、そんなやり方を、今や多くの有権者は望んでいないのではないでしょうか。民主党の言う「政治主導」がどこまで本気なのかは分かりませんし、そもそも政治を動かしていくのに官僚の力は不可欠だと思います。与党と霞ヶ関の協力関係の大切さは分かっているものの、すぐさま組織防衛に走る姿を見せられると、「それでいいのだろうか」と言いたくなります。
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