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未唯宇宙目次 5.仕事 5.5~5.8

5.5 情報共有

 ネットワーク

  つながり
   ①同一環境維持
   ②オープン環境
   ③双方向ポータル
   ④クラウド展開

  インターネット
   ①ネット配信
   ②コラボツール
   ③コンテンツ配信
   ④タブレット

  ソーシャル
   ①市民の武装化
   ②自由に加工
   ③クラウドサーバー
   ④ネットの進化

  モバイル
   ①安価な高速回線
   ②無線LAN環境
   ③セキュリティ保証
   ④社会とシンクロ

 メッセージ

  プッシュ型
   ①SNSに対応
   ②思いを表現
   ③事例提示
   ④全体構想の提示

  つながる
   ①当たり前の社会
   ②つながりたい相手
   ③多様な思い
   ④存在の力でシナリオ

  ファシリテーター
   ①パートナーの役割
   ②全体をイメージ
   ③メンバーに指令
   ④先を示す

  意識変革
   ①消費者から生活者
   ②地域と一体化
   ③要望まとめ
   ④クルマのあり方

 コンテンツ

  プル型
   ①多様な表現を配信
   ②ラジオの映像化
   ③配置コンテンツ
   ④マニュアルレス

  知識の蓄積
   ①初心者に経緯提示
   ②画面から遷移
   ③情報整理
   ④ワークフロー連携

  意識の展開
   ①ナレッジワーカー
   ②キーワード検索
   ③利用状況を表示
   ④つぶやきフォロー

  集約・発散
   ①好き嫌いでバラバラ
   ②受け手が集約
   ③ランキング情報
   ④目的で検索可能

 意思決定

  ミーティング
   ①時間・場所フリー
   ②容易な意見交換
   ③コラボ技術
   ④アンケート機能

  発信する意味
   ①安心・安全な環境
   ②意見を要約
   ③お客様の代表意識
   ④アピール機能

  集合和
   ①要望を共有
   ②多数決を超える
   ③やるチーム結成
   ④ナレッジに蓄積

  インタープリター
   ①意思を企画に提案
   ②マーケティング
   ③組織の方向提案
   ④意識変革をアピール

5.6 パートナー

 寄り添う

  必要な能力
   ①システム要件
   ②ツールを熟知
   ③システム設計能力
   ④サファイアを理解

  全体を見る
   ①寄り添う仏陀
   ②知恵を集約・吸収
   ③使える仕組み
   ④サファイアを実現

  先を知る
   ①ステップ理論
   ②コミュニティ活用
   ③クラウド活用
   ④サファイアを進化

  武装化
   ①仮設・実証
   ②自分自身をまず分化
   ③情報共有の拠点
   ④経営者の意識変革

 人がつなぐ

  核と端を認識
   ①先行きを見る
   ②簡単なツール
   ③情報を活用
   ④お客様とメーカー

  大きな観点
   ①市民の意識改革
   ②地域の拠点づくり
   ③マーケティング全体
   ④そこにいる意味

  ツール活用
   ①セキュリティ
   ②活用技術の研鑽
   ③映像活用
   ④コラボ環境

  武器を進化
   ①社会モデルに適用
   ②SNS環境を提示
   ③ライブラリを具体化
   ④双方向ツール活用

 思いを集める

  サファイア
   ①サファイア具体化
   ②社会モデルに適用
   ③社会のあり方
   ④要望を精査

  思いを知る
   ①先が見えない社会
   ②真摯にヒアリング
   ③さまざまな思い
   ④先を見た提案

  イメージつくり
   ①20年後をイメージ
   ②経営層の意識
   ③アジテーション
   ④社会モデルを提示

  地域に展開
   ①市民との関係
   ②地域活性化
   ③行政要望を超える
   ④インタープリター

 思いをカタチに

  メーカーを動かす
   ①市民の危機意識
   ②内なる世界の結論
   ③組織に依存できない
   ④カリスマは不用

  組織を使う
   ①社会状況は待てない
   ②インフラから変える
   ③市民環境を示す
   ④仕事を作り出す

  組織を超える
   ①要望を聴く
   ②先を考えている
   ③内なる答に耐える
   ④社会を動かす意思

  社会に提案
   ①社会変化を先取り
   ②社会を変える算段
   ③組織を分化させる
   ④変革の提案

5.7 インフラ

 市民の分化

  市民に働きかけ
   ①知の世界を示す
   ②デジタルの追い風
   ③市民とつながる
   ④行動力アップ

  企業からアピール
   ①市民と双方向接続
   ②地域を一つの系
   ③スマート接続
   ④メーカー情報を展開

  コミュニティで分化
   ①販売店の分化先行
   ②コミュニティ環境
   ③図書館の先行例
   ④知識と意識

  行政との協働
   ①市民の状況把握
   ②意思による役割分担
   ③クライシス対応
   ④インフラ拠点

 市民が覚醒

  存在の意味
   ①そこに居ること
   ②高度サービス
   ③共有意識を高める
   ④意識改革をアピール

  中間の存在
   ①販売店の存在理由
   ②役割認識
   ③車を使うこと
   ④市民と企業の中間

  覚醒を促す
   ①コミュニティ支援
   ②マーケティング
   ③いい町を具現化
   ④覚醒の伝播

  市民主体社会
   ①コミュニティに参集
   ②地産地消
   ③市民の意思変革
   ④行政に圧力

 インフラ見直し

  インフラただ乗り
   ①軽車両を優先
   ②クルマがつぶやく
   ③インフラの有効活用
   ④コンパクト社会

  メーカーの役割
   ①企業は社会に寄生
   ②ソーシャルな存在
   ③ホロン的な組織
   ④コミィニティと融合

  クルマの役割
   ①社会的に配置
   ②コミュニティ配下
   ③クルマの通信基地
   ④クライシス対応

  地域のあり方
   ①地域から考える
   ②アウトリーチ
   ③販売店が地域の核
   ④市民活動を支援

 交通体系

  環境社会の配置
   ①環境社会に適合
   ②地域のタテ組織
   ③コミュニティはヨコ
   ④行政施策を反映

  効率的な体系
   ①低コストで移動
   ②地域に合った体系
   ③自転車のインフラ
   ④道路の駐車場化

  共有概念
   ①共有概念を具体化
   ②所有への意識
   ③人とのつながり
   ④インフラのつくり方

  クルマから変える
   ①電気自動車への対応
   ②移動手段の多様化
   ③車の稼働時間
   ④地域の直接民主制

5.8 配置

 持続可能性

  意思の力
   ①社会を動かしてきた
   ②個々が動けない
   ③組織はハイアラキー
   ④インフラで金儲け

  持続する条件
   ①クライシス前提
   ②個々が覚醒する
   ③循環のエネルギー
   ④自律する地域

  存在の力
   ①コミュニティ
   ②市民の覚醒
   ③地域に配置
   ④循環する仕組み

  ファシリテーター
   ①全体を考える
   ②パートナー
   ③偶然を行動に活かす
   ④ジャンヌ・ダルク

 配置の考え

  組織から配置
   ①組織の論理
   ②モノづくりは限界
   ③サファイア配置
   ④組織の制約を超える

  企業存続条件
   ①ネットでつながる
   ②分化した市民
   ③情報共有にシンクロ
   ④市民に直結

  地域の組み替え
   ①図書館が先行
   ②パートナーの存在
   ③地域を使いこなす
   ④関係者で取り組み

  社会の再構成
   ①インフラ配置
   ②地域の優先順位
   ③企業の変革
   ④サファイア社会

 クルマ社会

  外部費用
   ①エネルギー効率
   ②移動コスト
   ③情報技術の進化
   ④費用分担

  電気自動車
   ①地域エネルギー供給
   ②プラグアウト発想
   ③単独で存在不可
   ④コミュニティ単位

  生活者感覚
   ①利用状況を把握
   ②運転者を管理
   ③コンテンツ共用
   ④手段の共有

  メーカーの役割
   ①生活者マーケット
   ②地域活性化の試み
   ③シェア車開発
   ④地下駐車場設置

 シェア社会

  所有権放棄
   ①道路の占有権
   ②クルマは誰のモノ
   ③道路は誰のモノ
   ④地域インフラ活用

  コスト半減
   ①シェアで10%
   ②市民・行政の体制
   ③事務局で運行管理
   ④グリーン雇用

  移動負荷削減
   ①クルマを常時活用
   ②お互い様の世界
   ③ハイブリッド移動
   ④軽車両専用道路

  環境社会
   ①情報技術の市民活用
   ②エネルギーの地域化
   ③市民のいい社会
   ④ソフトパス
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情報共有と配置の関係

情報共有と配置の関係

 何故、情報共有が必要なのか? 配置との関係ですね。情報共有でできるから配置が可能になる。配置にしても情報共有がないと成立しない。情報共有がない時にはハイアラキーでないと組織が成り立たなかった。情報共有になって、それぞれが覚醒すれば、情報は自分で育てていける。

 では、その情報共有がどういう要素から成り立つかというのが、5.6.5.5の役割です。

 本当に配置の世界で人類は耐えられるのか。こんな覚醒していない依存の世界で。ハイアラキーの元でとぼとぼと文句を言いながらついて行くのが、一番似合っている。

 「こんなのではない」と、文句を言いながら、家族のためとか、国のためとか言いながら、力のあるモノの後ろをついて行く。

 情報共有のために販売店システムでは、ネットを作り、ポータルを載せて、コラボレーションの機能を載せようとしたが、販売店はついてこれなかった。販売店の上の意識も異なっていたし、下の意識は従属しかなかった。

アピール・アンケートの必要性

 コラボレーションにおいてはアピール・アンケートが重要だと思った。上からの指示だけでなく、皆の意見をまとめて、上に示していく。その仕掛けを使ったのは、ハイアラキーの世界で効率を求めたやり方でないと納得しない連中、自分たちをそういう立場に決めている連中だった。もっと、自由であってもいいのに、自由から逃れる人達。それらは全て、甘えです。

5.6「パートナー」

 パートナーの立ち位置は難しいですね。身近で苦悩を見てきた。ポイントは寄り添うことです。これは寄り添う仏陀から出てきた概念です。自分を確実に持っている人間、どうあるべきか、先がどうなっていくのか、全体がどうなっているか、どう対処すればいいのかを全てを知った上での対応の仕方です。

 壁があった時も、壁の向こう側がどうなっているのか、それを知った上で、どう対処したらいいのかを皆と一緒に考えれる。それが寄り添うことです。つなぐにしても、前に人とつなぐだけでなく、端と端をつなぐことができる。

 その上で皆の思いをカタチにしていく。当然ながら、カタチにするのは皆です。それも配置されている皆です。

あんたの仕事ではない、という人

 仕事の時に思ったのは、何かをしようとすると、それはあんたの仕事ではないという言葉。それぞれの範囲が決められていて、自分は壁の向こうの向こうが気になるのに、壁自体が文句を言ってくる。全体が見えていない。その場所を守ろうとする連中。

 それは上から指示されている。管理せよとか、効率を考えろとか「自行程」とかの連中。私は乗り越えるつもりはなかった。無視しました。現実社会では、それらを時間を掛けて、乗り越えないといけない。そうでないと、新しいモノは作れなかった。

 パートナーに期待するのは、それで自分の世界を作ってもらいたい。

「車が世界を変える」というキャッチコピー

 「車が世界を変える」というキャッチコピーがあった。デザインとか性能で世界が変わるわけがない。世界を変えるのはマーケティングです。売ることそのものを変えないといけない。環境に対しても同様です。根本を変えないといけない。

 何が根本かというと、クルマとは何かです。そこから見ていかないといけない。それを見ていないから、変な方向に行きます。次はああしようとかこうしようとかの資源のムダ使いです。クルマはそんなに変わるものではない。

 40年以上前に入社する時に、車は何か変わるのかなと思っていた。大して変わり映えしないな。そうなると自動車会社とか技術のやることはないと思っていた。

 研究開発部署では色々なことをやっていた。今になって、開花したモノも多くあった。自動運転とかリーンバーンとか制御があった。電子制御ははやりになってきた。だからといって、世界は変わったか。売ることはできるけど、変えることはできない。

車は正儀ではない

 移動手段の世界で見ていると、車が正儀でない部分が大きい。

 世界を変えるのに一番影響力があるのは、何かと考えると、それは地域です。地域に根ざす販売店に行った理由です。販売店から地域を見ていく。逆に言うと、地域をどうするのかの当事者としてやっていける。

 なぜ、自動車会社は売り方を変えようとしないのか。それは守られているし、安定しているからです。売る商売になれている。それが悪だと言うことに少しの人だけが気づいている。

 皆が車を持ちたがっているから正儀だと思っているけど、それは違います。そこで作られているモノは所有することによっと、負荷が増えるというモノです。多くの人が所有すれば儲かるけど、正儀ではない。多くの人が持ってはいけない。あまりにもインフラに荷重をかけるし、ムダを発生させている。

イノベーションは他から起きる

 多くの人が行動の自由を得るにはどうするか、と言うところまで来ている。無人の荒野を走ってきた時代は終わりました。いかにして、それを変えていくかです。

 発想は自動車会社ではできるけど、それを実現するのはムリです。イノベーションの例にもあるように、別の組織から起きたものでないと耐えられない。どうしても守ろうとするし、お客様も言っていることだという、彼らなりの正儀があります。その正儀を超えていくのは別の所でしかありえない。

 別の組織体で考えられるのは、アマゾンとかグーグルでしょう。彼らは使うことに慣れています。自分たちでは持たない、作らない。真名が持っているモノを使っていきます。それで巨額の利益を手にしている。

富の地域への拡散

 それはあまりにも、富が集中してしまう。それをいかにばらまくかです。それを地域のコミュニティにばらまけば、社会に配置してくれます。

 これは大きな商売になります。それを最初に実験するのはクルマ社会です。クルマというモノをどうしたらいいのかを本気で考えたら、社会の根本の資本主義とか民主主義の体制を見直すことになる。キーとなるのは、所有権からシェアの社会を志向することです。

 所有権の放棄と言っても、共産主義ではない。あくまでも、企業、地域、人、国も生き延びるかの問題解決に過ぎません。

 他者の世界を再構成と言っても、誰からも文句が出ない。文句しようがないです。私の他者の世界ですから。それが本当にいいのか悪いのか。まあ、思う存分、言って、大いなる意思に伝えていきましょう。他に頼るモノが居ないんだから。
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