未唯への手紙
未唯への手紙
生活を四面配置「考える」「存在する」「生きる」「生活する」
生活を四面配置「考える」「存在する」「生きる」「生活する」
生活編の再構成に掛っています。かなり変わっています。前半の四つのフェーズ、そう考えるより、配置と考えた方がいいでしょう。微妙に違うけど、根本的に違う四つのモノ。
「考える」「存在する」「生活する」「生きる」。この四つで自分を表現できる。「考える」「存在する」は私の世界。「生活する」は他者の世界。最初に「考える」が来たというのは気になります。配置で考えると、「考える」があるから、他の三つがある。
「生活する」は分かりやすい。大体が他者との関係です。「生きる」というのはやりがいなんでしょう。孤立と孤独の世界でどのように融合していくのか。
この四つの配置を明確にすることは、生活編そのものです。存在そのものだし、生きていることであり、その根本として、考えること。生きていることは考えること。考えるとは生きていること。これは池田晶子が述べたこと。
生活編の整理から生活を見直す
生活編は言葉にすることは難しい。ダカラ、好き嫌いで決めています。ロマンにあふれる言葉にすることができます。
生活編の整理から、今の生活を変えていきましょう。もっとしっかりさせるか、ぐうたらにするかは、その答次第です。
これだけシンプルに生きているんだから、生活編のところに時間を掛けすぎている。四つの目を全て、別にします。だから配置です。ハイアラキーでない、他の縛られない。自分の中に四面性を持たせる。そうすると、ベースは「考える」です。
朝のいい加減さ
朝のいい加減な時の過ごし方はもしかしたら、気に入っているかもしれません。他の目を気にしながら生きるのも張り合いがあっていいけど、それは幻影です。自分の中の好き嫌いですね。
未唯へ
ICレコーダーの時計を手動で合わせました。10分ぐらい、違っていた。
7.5「女性への思い」
四つに続くのが、女性です。これが唯一の救いです。今は居ない。だけど、女性しかないです。他者の世界との接点でもある。いつも誰かを恋している。才能に惹かれることが多い。仕事での才能、生きることでの才能、考えるコトへの才能。
女性に思ってもらうことはないです。中学生の頃からの、他者が存在しないという悩み、死への恐怖、その時に初恋の女性が居たように、女性に助けを求める。彼女らを想定して、色々なクエスチョンを掛ける。最大のターゲットがミュー。未唯への手紙だけでも30年以上です。
7.6「知の世界」
次は「知の世界」です。知の世界は第6章そのものです。それの個人編です。考えるといった時に、どちらかというと、地が生活のナカのベースになっています。未唯空間を書き上げる。
人類は何故、これを明確にしないのか。それしか救われることはない。考えるといった時に、その世界はどういう世界なのか。知の世界が見えているのに、そちらに向かおうとしない人類。
7.7「全てを知る」
知の世界の根本が「全てを知る」という願望です。それに対して、「考える」「存在する」「生きる」「生活する」を集約させます。
本当になっているかどうかはどうでもいい。縛られることはない。私は私の世界だから。
7.8「存在の無」
最期はベースとなる「存在と無」からの結論を出していこうというモノです。そのために色々なものをまとめ上げる。未唯空間で数学、歴史、社会がどういうカタチになるのか。それは「存在と無」がどうなるのかと同じです。
数学では、部分と全体が一緒になる世界、社会では位相化できる社会、歴史は市民と超国家が一緒になる世界を想定しました。歴史の到達点も同じように、存在と無が同一になる世界をつくり出していこう。これらの共通する結論になっている。だから、「存在と無」が「存在の無」になっていく。
朝寝の習慣
どうも、玲子さんと同じで朝寝を要求されています。急な眠気が襲ってきた。起きたら、11時だった。
ほころびに中にまともなモノを見つけるしかない。
予言できるのか
全てが準備されたモノだとした時に答が出せるのか。誰もいない世界で。一つのモノの存在を四つに分けているからかなり、接触しますね。あまり、急がずに、偶々生まれたモノを大切にしよう。言葉にしても概念にしても。
元々、上位な概念と下位の概念はないんだから。上位と思われるモノが採用されないのが特徴です。そう考えると、予言が不可能になります。推測が気になる時代です。
これだけのモノを見させると言うことは答は決まっているのか。それをいかに破るか。好き嫌いでやってきて、正解だったような気がします。それにしても、あまりにも嫌いな人が多い。
今年最期の新刊書
2016年も最後の新刊書 4月から1,215冊、累計は22,269冊 。総額は4千万円弱。早く、未唯宇宙に反映しないと!
OCR化した本の感想
『わくわく創年時代』
確かなのは図書館が、高齢者のたまり場になりつつあるということ。何をするために来ているのかが不明です。これは環境学習施設のファシリテーターについても言えることです。
生活のために来ているんでしょう。いつも思うのは、こんな世界にしてしまったコトへの責任を果たしてもらいたいということ。まだ、この世界に居る以上はその意識を持って、行動して欲しい。
そうでないと、単に使われる人間だけになってしまう。
『シチュエーショナル・ストラテジー』
ブルー・オーシャンには非常に興味がある。スタバのIさんと話したこともあるが、スタバはブルーなのかレッドなのか、その間なのか。サード・スペースを志向する限りはブルーな存在だけど、今のように高値では、いつ、レッドに落ちるか分からない。
原価50円のコーヒーを350円でうっているという認識、その差額をバリスタが埋めているという認識を持って、高度サービスに努めないとダメですね。緊張感を持って、サービスに努めることです。
『そして、暮らしは共同体になる。』
すべては共同体へと向かうのは確かです。国という単位は特殊なものになり、コミュニティが意味を持つようになる。
コミュニティに何が必要で、メンバーが活性化するためにはどのような仕組みを創るのかをしっかりとシナリオにしていかないと、すぐにだらしないものになってしまう。
重要なのは企業への取り組みです。伴奏者ではなく、追従者にしないといけない主役は市民ということと組織の存続条件をハッキリさせることです。
生活編の再構成に掛っています。かなり変わっています。前半の四つのフェーズ、そう考えるより、配置と考えた方がいいでしょう。微妙に違うけど、根本的に違う四つのモノ。
「考える」「存在する」「生活する」「生きる」。この四つで自分を表現できる。「考える」「存在する」は私の世界。「生活する」は他者の世界。最初に「考える」が来たというのは気になります。配置で考えると、「考える」があるから、他の三つがある。
「生活する」は分かりやすい。大体が他者との関係です。「生きる」というのはやりがいなんでしょう。孤立と孤独の世界でどのように融合していくのか。
この四つの配置を明確にすることは、生活編そのものです。存在そのものだし、生きていることであり、その根本として、考えること。生きていることは考えること。考えるとは生きていること。これは池田晶子が述べたこと。
生活編の整理から生活を見直す
生活編は言葉にすることは難しい。ダカラ、好き嫌いで決めています。ロマンにあふれる言葉にすることができます。
生活編の整理から、今の生活を変えていきましょう。もっとしっかりさせるか、ぐうたらにするかは、その答次第です。
これだけシンプルに生きているんだから、生活編のところに時間を掛けすぎている。四つの目を全て、別にします。だから配置です。ハイアラキーでない、他の縛られない。自分の中に四面性を持たせる。そうすると、ベースは「考える」です。
朝のいい加減さ
朝のいい加減な時の過ごし方はもしかしたら、気に入っているかもしれません。他の目を気にしながら生きるのも張り合いがあっていいけど、それは幻影です。自分の中の好き嫌いですね。
未唯へ
ICレコーダーの時計を手動で合わせました。10分ぐらい、違っていた。
7.5「女性への思い」
四つに続くのが、女性です。これが唯一の救いです。今は居ない。だけど、女性しかないです。他者の世界との接点でもある。いつも誰かを恋している。才能に惹かれることが多い。仕事での才能、生きることでの才能、考えるコトへの才能。
女性に思ってもらうことはないです。中学生の頃からの、他者が存在しないという悩み、死への恐怖、その時に初恋の女性が居たように、女性に助けを求める。彼女らを想定して、色々なクエスチョンを掛ける。最大のターゲットがミュー。未唯への手紙だけでも30年以上です。
7.6「知の世界」
次は「知の世界」です。知の世界は第6章そのものです。それの個人編です。考えるといった時に、どちらかというと、地が生活のナカのベースになっています。未唯空間を書き上げる。
人類は何故、これを明確にしないのか。それしか救われることはない。考えるといった時に、その世界はどういう世界なのか。知の世界が見えているのに、そちらに向かおうとしない人類。
7.7「全てを知る」
知の世界の根本が「全てを知る」という願望です。それに対して、「考える」「存在する」「生きる」「生活する」を集約させます。
本当になっているかどうかはどうでもいい。縛られることはない。私は私の世界だから。
7.8「存在の無」
最期はベースとなる「存在と無」からの結論を出していこうというモノです。そのために色々なものをまとめ上げる。未唯空間で数学、歴史、社会がどういうカタチになるのか。それは「存在と無」がどうなるのかと同じです。
数学では、部分と全体が一緒になる世界、社会では位相化できる社会、歴史は市民と超国家が一緒になる世界を想定しました。歴史の到達点も同じように、存在と無が同一になる世界をつくり出していこう。これらの共通する結論になっている。だから、「存在と無」が「存在の無」になっていく。
朝寝の習慣
どうも、玲子さんと同じで朝寝を要求されています。急な眠気が襲ってきた。起きたら、11時だった。
ほころびに中にまともなモノを見つけるしかない。
予言できるのか
全てが準備されたモノだとした時に答が出せるのか。誰もいない世界で。一つのモノの存在を四つに分けているからかなり、接触しますね。あまり、急がずに、偶々生まれたモノを大切にしよう。言葉にしても概念にしても。
元々、上位な概念と下位の概念はないんだから。上位と思われるモノが採用されないのが特徴です。そう考えると、予言が不可能になります。推測が気になる時代です。
これだけのモノを見させると言うことは答は決まっているのか。それをいかに破るか。好き嫌いでやってきて、正解だったような気がします。それにしても、あまりにも嫌いな人が多い。
今年最期の新刊書
2016年も最後の新刊書 4月から1,215冊、累計は22,269冊 。総額は4千万円弱。早く、未唯宇宙に反映しないと!
OCR化した本の感想
『わくわく創年時代』
確かなのは図書館が、高齢者のたまり場になりつつあるということ。何をするために来ているのかが不明です。これは環境学習施設のファシリテーターについても言えることです。
生活のために来ているんでしょう。いつも思うのは、こんな世界にしてしまったコトへの責任を果たしてもらいたいということ。まだ、この世界に居る以上はその意識を持って、行動して欲しい。
そうでないと、単に使われる人間だけになってしまう。
『シチュエーショナル・ストラテジー』
ブルー・オーシャンには非常に興味がある。スタバのIさんと話したこともあるが、スタバはブルーなのかレッドなのか、その間なのか。サード・スペースを志向する限りはブルーな存在だけど、今のように高値では、いつ、レッドに落ちるか分からない。
原価50円のコーヒーを350円でうっているという認識、その差額をバリスタが埋めているという認識を持って、高度サービスに努めないとダメですね。緊張感を持って、サービスに努めることです。
『そして、暮らしは共同体になる。』
すべては共同体へと向かうのは確かです。国という単位は特殊なものになり、コミュニティが意味を持つようになる。
コミュニティに何が必要で、メンバーが活性化するためにはどのような仕組みを創るのかをしっかりとシナリオにしていかないと、すぐにだらしないものになってしまう。
重要なのは企業への取り組みです。伴奏者ではなく、追従者にしないといけない主役は市民ということと組織の存続条件をハッキリさせることです。
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未唯宇宙目次 6. 知の世界 6.5~6.8
6.5 地域活性化
配置
いつでも
①読書会の企画
②知りたい時にある
③中核に図書館
④街で未来を考える
どこでも
①どこでも構想
②富良野を実地調査
③販売店にOPAC
④まちライブラリ
分化と統合
①様々な場所で分化
②コミュニティ配置
③クラウド統合
④意識と知識を保証
インフラ
①クラウドで経費削減
②多様な運営形態
③皆が参画
④自由と平等の両立
ポータル
メッセージ
①市民環境を統一
②関係者の意識
③WiFi環境
④行政と連携
市民をつなぐ
①ブログを連携
②多様な市民の存在
③シェア環境の実験
④読書チーム
コンシェルジェ
①情報センター
②司書という専門家
③アウトリーチ
④市民にアピール
ソーシャル
①SNSに公平性
②セキュリティ保証
③コンテンツ生成
④マスコミを凌駕
コラボ
アゴラ設置
①議論できる広場
②バーチャル空間
③議論のアウトリーチ
④チームで意思決定
事例展開
①事例の掘り起こし
②事務局で展開
③クラウドで集約
④市民と情報共有
意思決定
①チームで好き嫌い
②多数決を打破
③図書館クラウド
④メッセージ接続
情報センター
①サービス高度化
②レベルで把握
③事務局で統合
④知の出口を模索
アウトリーチ
地域で分化と統合
①知りたい欲求
②バラバラな素材
③受け手で編集
④コンテンツ再利用
環境社会に向けて
①環境社会の哲学
②考え抜いた意見
③自分なりにまとめる
④魅力をアピール
読書環境
①情報処理技術
②ビジネス支援
③多方面から思考
④コミュニティ支援
地域を超える
①内にまとめる
②本で表現
③行動する時
④クラウドで伝播
6.6 知の入口
知を得る
知の意味
①好奇心を追求
②専門性を生かす
③発揮する場
④社会につながる
レベル把握
①学習レベル設定
②チームに反映
③状況に応じた支援
④自らの役割
チーム学習
①チームの目的
②本から得るもの
③自分の考えを持つ
④意思決定に参画
場を確保
①クラウド端末
②街に小さな場所
③交流館の図書室
④学校図書館開放
空間を捉える
分散して共有
①多様なコンテンツ
②好き嫌いで集約
③大量情報と融合
④分化と統合の繰返し
内なる空間
①個人ライブラリ
②体系化
③言葉で表現
④論理的につなぐ
デジタル空間
①ネット上の素材
②レファレンス評価
③キンドル環境
④ブログで集約
ザナドゥ空間
①分化から素材提供
②ポータルで接続
③空間と素材をリンク
④著作権を超える
図書館ポータル
情報センター
①知の世界の核
②知の入口
③図書館を進化
④情報を集約・整理
コンシェルジェ
①まともなコメント
②寄り添うサービス
③課題解決
④本がある理由
本を書く
①スタバの環境
②ネットで調査
③街に出て書く
④本の書き方教室
コミュニティ連携
①色々な図書室
②セミナーより読書
③新しい情の接点
④著者とつながる
考える
哲学から得る
①アレキサンドリア
②アテネのソクラテス
③知的なオアシス
④デルフォイの神託
環境
①イスとラテと本
②素敵なバリスタ
③キンドルに三千冊
④どこでも想像
未唯宇宙に聞く
①そこには全てがある
②問われれば応える
③分化のお手伝い
④市民の専門家
本の使い方
①賛否両論がある
②棚に対等に並ぶ
③意見を聞く
④自分で判断
6.7 知の共有
愛される図書館
アピール
①本の素晴らしさ
②得られるもの
③守るものを守る
④公共の意味
オープン
①効率的な環境
②行政業務代行
③市民にアンケート
④市民が育つ
パッション
①NZの日本語司書
②ダニーデンの司書
③開放的な大学図書館
④地域に求めるモノ
カルチャー
①図書館は皆のもの
②知識の共有化
③本屋を組み込む
④市民主体の活性化
電子書籍
DNA抽出
①本をテキスト化
②本質的な部分
③ブログに展開
④未唯空間に蓄積
未唯宇宙のベース
①参考文献付与
②新刊書に意味がある
③多様な考え方
④知識を行動に変換
キンドルで読む
①紙の文化を超える
②ネット読書会
③コンテンツをバラす
④電子図書館に提供
内なる世界の体系
①メディアミックス
②NDCを越える
③本棚システム
④知のカプセル実験
図書館クラウド
コミュニティ連携
①生涯学習配置
②チームの悩みを共有
③コラボで意思決定
④コミュニティを進化
集め、整理、調べ
①集め、整理を一元化
②調べ、書くを支援
③人工知能を活用
④二次資料を統合
ザナドゥ空間
①電子書籍の未来
②アナデジ変換
③情報活用技術開発
④ネット時代の著作権
三段スキップ
①壁を飛び越える
②思考範囲を拡大
③知恵で回り込む
④事例の集約
共有空間
ライフログ
①思考過程を示す
②トレース可能
③市民生活の参画
④未唯空間でプレゼン
マルチコンテンツ
①アウトリーチ
②ネット放送
③コンテンツを分化
④受け手で統合
フリーチェーン
①ブログのチェーン
②著作権を超える
③コミュニティで統合
④ライブラリでつなぐ
ネット空間
①バーチャルに配置
②ノウハウの体系化
③ネットで共有
④インフラ支援
6.8 知の未来
今を知る
本棚システム
①本がある意味
②著者の伝えたい心
③多くの本を入れ込む
④世界を変える意思
未唯宇宙
①本を読み捨てる
②考える本を体系化
③内なる世界を表現
④内なる世界の進化
電子書籍の意味
①グーテンベルク以来
②アマゾンは紙を超越
③著者の思いを伝播
④知識が変わる
分化と統合
①政治形態は変わる
②市民が多様な役割
③分化を活かす統合
④配置から変革
全体を知る
全てを示す
①展示と講演は限定的
②表現できる全て
③まとめるのは私
④他者の集合和
他者の意識
①情報を評価
②他者の関心事
③コラボで意識向上
④ポータル共有
図書館の意味
①地域でシェア先行
②シェア社会の実験
③シェアが根本
④コンテンツを拡大
知の空間
①図書館コミュニティ
②インタープリター
③公共空間をイメージ
④社会の位相化
先を知る
存在の力に変わる
①本は歴史の証言者
②意思の力の歴史
③歴史哲学が変わる
④存在の力の働き
未来を語る
①ジャック・アタリ
②先人の思い
③未来を語り合う
④新しい世界観
集合和
①集合知のライブラリ
②偶然と可能性の議論
③集合和から変革
④拡散・収束の螺旋
歴史の変節点
①地球規模の有限性
②人類の敵は人類
③歴史は変わる
④未唯宇宙を伝播
知の未来
内なる世界の完結
①情報は作られる
②存在の力の情報
③内なる世界で試行
④未唯宇宙の未来図
預言を記す
①本に全てがある
②思考過程をトレース
③未来学者の預言
④発信する意味
知のカプセル
①自由なアクセス
②多くの人の未唯宇宙
③好き嫌いで統合
④カプセルで表現
知の変革
①知識の格差を是正
②自由に答を誘導
③自動的に吸収
④社会変革のベース
配置
いつでも
①読書会の企画
②知りたい時にある
③中核に図書館
④街で未来を考える
どこでも
①どこでも構想
②富良野を実地調査
③販売店にOPAC
④まちライブラリ
分化と統合
①様々な場所で分化
②コミュニティ配置
③クラウド統合
④意識と知識を保証
インフラ
①クラウドで経費削減
②多様な運営形態
③皆が参画
④自由と平等の両立
ポータル
メッセージ
①市民環境を統一
②関係者の意識
③WiFi環境
④行政と連携
市民をつなぐ
①ブログを連携
②多様な市民の存在
③シェア環境の実験
④読書チーム
コンシェルジェ
①情報センター
②司書という専門家
③アウトリーチ
④市民にアピール
ソーシャル
①SNSに公平性
②セキュリティ保証
③コンテンツ生成
④マスコミを凌駕
コラボ
アゴラ設置
①議論できる広場
②バーチャル空間
③議論のアウトリーチ
④チームで意思決定
事例展開
①事例の掘り起こし
②事務局で展開
③クラウドで集約
④市民と情報共有
意思決定
①チームで好き嫌い
②多数決を打破
③図書館クラウド
④メッセージ接続
情報センター
①サービス高度化
②レベルで把握
③事務局で統合
④知の出口を模索
アウトリーチ
地域で分化と統合
①知りたい欲求
②バラバラな素材
③受け手で編集
④コンテンツ再利用
環境社会に向けて
①環境社会の哲学
②考え抜いた意見
③自分なりにまとめる
④魅力をアピール
読書環境
①情報処理技術
②ビジネス支援
③多方面から思考
④コミュニティ支援
地域を超える
①内にまとめる
②本で表現
③行動する時
④クラウドで伝播
6.6 知の入口
知を得る
知の意味
①好奇心を追求
②専門性を生かす
③発揮する場
④社会につながる
レベル把握
①学習レベル設定
②チームに反映
③状況に応じた支援
④自らの役割
チーム学習
①チームの目的
②本から得るもの
③自分の考えを持つ
④意思決定に参画
場を確保
①クラウド端末
②街に小さな場所
③交流館の図書室
④学校図書館開放
空間を捉える
分散して共有
①多様なコンテンツ
②好き嫌いで集約
③大量情報と融合
④分化と統合の繰返し
内なる空間
①個人ライブラリ
②体系化
③言葉で表現
④論理的につなぐ
デジタル空間
①ネット上の素材
②レファレンス評価
③キンドル環境
④ブログで集約
ザナドゥ空間
①分化から素材提供
②ポータルで接続
③空間と素材をリンク
④著作権を超える
図書館ポータル
情報センター
①知の世界の核
②知の入口
③図書館を進化
④情報を集約・整理
コンシェルジェ
①まともなコメント
②寄り添うサービス
③課題解決
④本がある理由
本を書く
①スタバの環境
②ネットで調査
③街に出て書く
④本の書き方教室
コミュニティ連携
①色々な図書室
②セミナーより読書
③新しい情の接点
④著者とつながる
考える
哲学から得る
①アレキサンドリア
②アテネのソクラテス
③知的なオアシス
④デルフォイの神託
環境
①イスとラテと本
②素敵なバリスタ
③キンドルに三千冊
④どこでも想像
未唯宇宙に聞く
①そこには全てがある
②問われれば応える
③分化のお手伝い
④市民の専門家
本の使い方
①賛否両論がある
②棚に対等に並ぶ
③意見を聞く
④自分で判断
6.7 知の共有
愛される図書館
アピール
①本の素晴らしさ
②得られるもの
③守るものを守る
④公共の意味
オープン
①効率的な環境
②行政業務代行
③市民にアンケート
④市民が育つ
パッション
①NZの日本語司書
②ダニーデンの司書
③開放的な大学図書館
④地域に求めるモノ
カルチャー
①図書館は皆のもの
②知識の共有化
③本屋を組み込む
④市民主体の活性化
電子書籍
DNA抽出
①本をテキスト化
②本質的な部分
③ブログに展開
④未唯空間に蓄積
未唯宇宙のベース
①参考文献付与
②新刊書に意味がある
③多様な考え方
④知識を行動に変換
キンドルで読む
①紙の文化を超える
②ネット読書会
③コンテンツをバラす
④電子図書館に提供
内なる世界の体系
①メディアミックス
②NDCを越える
③本棚システム
④知のカプセル実験
図書館クラウド
コミュニティ連携
①生涯学習配置
②チームの悩みを共有
③コラボで意思決定
④コミュニティを進化
集め、整理、調べ
①集め、整理を一元化
②調べ、書くを支援
③人工知能を活用
④二次資料を統合
ザナドゥ空間
①電子書籍の未来
②アナデジ変換
③情報活用技術開発
④ネット時代の著作権
三段スキップ
①壁を飛び越える
②思考範囲を拡大
③知恵で回り込む
④事例の集約
共有空間
ライフログ
①思考過程を示す
②トレース可能
③市民生活の参画
④未唯空間でプレゼン
マルチコンテンツ
①アウトリーチ
②ネット放送
③コンテンツを分化
④受け手で統合
フリーチェーン
①ブログのチェーン
②著作権を超える
③コミュニティで統合
④ライブラリでつなぐ
ネット空間
①バーチャルに配置
②ノウハウの体系化
③ネットで共有
④インフラ支援
6.8 知の未来
今を知る
本棚システム
①本がある意味
②著者の伝えたい心
③多くの本を入れ込む
④世界を変える意思
未唯宇宙
①本を読み捨てる
②考える本を体系化
③内なる世界を表現
④内なる世界の進化
電子書籍の意味
①グーテンベルク以来
②アマゾンは紙を超越
③著者の思いを伝播
④知識が変わる
分化と統合
①政治形態は変わる
②市民が多様な役割
③分化を活かす統合
④配置から変革
全体を知る
全てを示す
①展示と講演は限定的
②表現できる全て
③まとめるのは私
④他者の集合和
他者の意識
①情報を評価
②他者の関心事
③コラボで意識向上
④ポータル共有
図書館の意味
①地域でシェア先行
②シェア社会の実験
③シェアが根本
④コンテンツを拡大
知の空間
①図書館コミュニティ
②インタープリター
③公共空間をイメージ
④社会の位相化
先を知る
存在の力に変わる
①本は歴史の証言者
②意思の力の歴史
③歴史哲学が変わる
④存在の力の働き
未来を語る
①ジャック・アタリ
②先人の思い
③未来を語り合う
④新しい世界観
集合和
①集合知のライブラリ
②偶然と可能性の議論
③集合和から変革
④拡散・収束の螺旋
歴史の変節点
①地球規模の有限性
②人類の敵は人類
③歴史は変わる
④未唯宇宙を伝播
知の未来
内なる世界の完結
①情報は作られる
②存在の力の情報
③内なる世界で試行
④未唯宇宙の未来図
預言を記す
①本に全てがある
②思考過程をトレース
③未来学者の預言
④発信する意味
知のカプセル
①自由なアクセス
②多くの人の未唯宇宙
③好き嫌いで統合
④カプセルで表現
知の変革
①知識の格差を是正
②自由に答を誘導
③自動的に吸収
④社会変革のベース
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未唯宇宙目次 6. 知の世界 6.1~6.4
6.1 本と図書館
本と出会う
本の環境
①豊田市図書館
②毎週30冊の新刊書
③返本ボランティア
④図書館あってこそ
著者の思い
①一冊一冊に人生
②替わりに見聞き
③読書は格闘技
④本のDNA抽出
本を蓄積
①NDC、題名、著者、金額
②テキスト化
③ブログにアップ
④読み込み
全ジャンル
①全てが対象
②概念を言葉に変換
③本の威力
④土日は本の処理
新刊書
知りたい
①ジャンル設定
②先を知りたい
③全体を考える
④生まれてきた理由
2万冊達成
①年間1500冊
②2万冊への道
③全域のジャンル
④図書館を評価できる
本を処理
①OCRを20年継続
②ICレコーダー
③雑記帳に反映
④未唯宇宙にアップ
言葉を得る
①概念を言葉に変換
②言葉は思考
③作者に共感
④人間の幅が拡がる
図書館調査
さまざまな形態
①調査型図書館
②滞在型図書館
③貸出型図書館
④図書館を調査
ロヴァニエミ
①白夜の国の図書館
②ロヴァニエミ図書館
③10倍の来館者
④図書館が未来を拓く
市民は変わる
①無知から守る
②知の入口に向かう
③図書館を使い切る
④図書館を守る
豊田市図書館
①日本有数の図書館
②新刊書1億を10年
③市民は感じていない
④文化のバロメーター
提案
入り込む
①返本ボランティア
②先を見ていない
③館長は持ち回り
④司書がいない
停滞している
①職員はパート
②設備は設立時のまま
③市民は変わってきた
④貸出件数は低下
市民公募委員
①リーマンショック
②新刊書予算は半減
③図書館協議会
④市に提案
図書館コミュニティ
①時代を先取り
②市民を支える
③市民がつながる
④電子図書館に対応
6.2 知識と意識
読む
哲学
①『方法序説』
②一人で作る世界
③孤独が思考を深化
④軋轢を避ける生活
歴史
①『21世紀の歴史』
②社会の様相
③今、何をするか
④超国家思想
社会
①『複雑性とは何か』
②変化は周縁から
③複雑性で分析
④概念に言葉を与える
文学
①『戦争と平和』
②ナターシャへの愛
③多様性と平和
④トルストイ世界観
得る
多様な考え
①書くことの意味
②読書は格闘技
③新しい分野を拓く
④未唯空間に織り込む
先の世界
①本は先の世界を示す
②思いを浸透させる
③未来を作り出す
④行動につなげる
自分の世界
①ブログの集積
②ネット上に展開
③共有コンテンツ
④未唯空間とする
歴史観
①配置で歴史を表現
②循環を見いだす
③自由と平等の関係
④多様な意見を吸収
知識
生涯学習
①生涯学習審議会
②情報センター構想
③図書館と交流館
④地域づくり
共有基盤
①コミュニティ活用
②知的創造
③インフラ配置
④図書館ネット
電子書籍
①新グーテンベルグ
②読書経験を進化
③コンテンツを分化
④受け手で統合
電子図書館
①個人環境と接続
②時空間を超えた情報
③クラウドの世界
④図書館の形態変化
意識
共有意識
①図書館近傍の拡がり
②公共図書館の目的
③市民の自立支援
④知識の伝承
シェア実験
①本はシェアするもの
②シェア社会の先駆け
③地域で試す
④社会を誘導
寄り添う
①学校図書館は好き嫌い
②県立は環境社会拠点
③市立は多様な地域
④アウトリーチ
人類の財産
①アレキサンドリア
②知恵を継承
③公共の機能
④身近で役立つ
6.3 公共図書館
本がある
本とは
①まとまった情報
②多様な視点
③世の中の動き
④新鮮な情報
還付金
①新刊書争いは熾烈
②15年で20千冊
③年間二百万円
④DNAで還元
本の価値
①財政の一律削減
②新刊書から削減
③本屋と総合的体制
④出版される意味
新刊書フリーク
①好奇心はめげない
②常に30冊抽出
③全てを知りたい
④新しいジャンル
場がある
米国公共図書館
①滞在型のSFPL
②調査型のLAPL
③知の入口のNYPL
④UCバークレー書庫
北欧図書館
①生活と一体
②10倍以上の来館者
③EUにインパクト
④市民のニーズに対応
日本の図書館
①観光マップ
②畳部屋
③観光資源
④町おこし
豊田市図書館
①人が集まる駅前
②豊富な新刊書
③司書は不在
④コミュニティ連携
人が居る
本を活用
①図書相談・婚活
②読書会企画
③生涯学習
④24時間対応
本を処理
①机で読む
②ベットで読む
③全てが関心事
④一日に20冊
本を読む
①地下鉄・スタバ
②ゲーム感覚
③電子書籍
④コミュニティ化
読む場所
①どこでも図書館
②ラテにキンドル
③グループ勉強部屋
④サードプレイス
守るべきもの
地域に拠点
①図書館をつくる人
②図書館で変わる
③シェアをイメージ
④サファイアを提案
地域活性化
①町全体が図書館
②ビジネス支援
③コーヒーハウス文化
④ポータル発信
図書館経営
①経営は曲がり角
②指定管理者制度
③高度サービス
④CCCの多角経営
図書館防衛
①死ぬ気で守る
②有無で何が変わる
③図書館戦争
④市民を味方に
6.4 世界をつくる
本から始める
先を見る
①社会の先行き
②本を読む人
③行動する人
④自主判断が可能
全体を考える
①ミッションを共有
②館長の役割
③事務局から発信
④総合的読書体制
本のすごさ
①知識の量
②読書で戦う力
③電子書籍の世界
④図書館コミュニティ
本の進化
①読める場所を確保
②シェアを体現
③読書環境の拡大
④本屋を超える
自分の世界
未唯空間
①他者の妨害排除
②まとまった意見
③内なる世界
④全てを知りたい
問題意識
①賛否両論を判断
②著者の問題意識
③自分の判断基準
④情報リテラシー
存在の力
①DNAを味方にする
②多様な考え方
③未唯空間に展開
④孤立に耐える
時空間を超える
①自分のライブラリ
②思考が本を超える
③私の世界の完結性
④未来を示す
他者の世界
見る、知る、考える
①見ることと知ること
②考えて、行動
③何のための読書
④ポータルでつなぐ
読書空間
①滞在型図書館
②富良野で読書三昧
③ソーシャル読書
④環境社会の危機感
ポータル
①ライブラリを接続
②ウェアラブル環境
③進化する検索
④未唯宇宙とつなぐ
コラボ
①自分と他者をつなぐ
②図書館コミュニティ
③気づきを共有
④合意形成で行動
教育を変える
新しい循環
①Local meets Global
②グローバルを取込む
③Global meets Local
④ローカルを生かす
学校・会社・家庭
①教育の連鎖
②学校が変わる
③企業が変わる
④家庭が変わる
ESD
①持続環境教育
②図書館に中核機能
③就職の意味
④授業の変革
覚醒
①生きている理由
②存在の力を入れ込む
③教育を変える
④得られたモノを確認
本と出会う
本の環境
①豊田市図書館
②毎週30冊の新刊書
③返本ボランティア
④図書館あってこそ
著者の思い
①一冊一冊に人生
②替わりに見聞き
③読書は格闘技
④本のDNA抽出
本を蓄積
①NDC、題名、著者、金額
②テキスト化
③ブログにアップ
④読み込み
全ジャンル
①全てが対象
②概念を言葉に変換
③本の威力
④土日は本の処理
新刊書
知りたい
①ジャンル設定
②先を知りたい
③全体を考える
④生まれてきた理由
2万冊達成
①年間1500冊
②2万冊への道
③全域のジャンル
④図書館を評価できる
本を処理
①OCRを20年継続
②ICレコーダー
③雑記帳に反映
④未唯宇宙にアップ
言葉を得る
①概念を言葉に変換
②言葉は思考
③作者に共感
④人間の幅が拡がる
図書館調査
さまざまな形態
①調査型図書館
②滞在型図書館
③貸出型図書館
④図書館を調査
ロヴァニエミ
①白夜の国の図書館
②ロヴァニエミ図書館
③10倍の来館者
④図書館が未来を拓く
市民は変わる
①無知から守る
②知の入口に向かう
③図書館を使い切る
④図書館を守る
豊田市図書館
①日本有数の図書館
②新刊書1億を10年
③市民は感じていない
④文化のバロメーター
提案
入り込む
①返本ボランティア
②先を見ていない
③館長は持ち回り
④司書がいない
停滞している
①職員はパート
②設備は設立時のまま
③市民は変わってきた
④貸出件数は低下
市民公募委員
①リーマンショック
②新刊書予算は半減
③図書館協議会
④市に提案
図書館コミュニティ
①時代を先取り
②市民を支える
③市民がつながる
④電子図書館に対応
6.2 知識と意識
読む
哲学
①『方法序説』
②一人で作る世界
③孤独が思考を深化
④軋轢を避ける生活
歴史
①『21世紀の歴史』
②社会の様相
③今、何をするか
④超国家思想
社会
①『複雑性とは何か』
②変化は周縁から
③複雑性で分析
④概念に言葉を与える
文学
①『戦争と平和』
②ナターシャへの愛
③多様性と平和
④トルストイ世界観
得る
多様な考え
①書くことの意味
②読書は格闘技
③新しい分野を拓く
④未唯空間に織り込む
先の世界
①本は先の世界を示す
②思いを浸透させる
③未来を作り出す
④行動につなげる
自分の世界
①ブログの集積
②ネット上に展開
③共有コンテンツ
④未唯空間とする
歴史観
①配置で歴史を表現
②循環を見いだす
③自由と平等の関係
④多様な意見を吸収
知識
生涯学習
①生涯学習審議会
②情報センター構想
③図書館と交流館
④地域づくり
共有基盤
①コミュニティ活用
②知的創造
③インフラ配置
④図書館ネット
電子書籍
①新グーテンベルグ
②読書経験を進化
③コンテンツを分化
④受け手で統合
電子図書館
①個人環境と接続
②時空間を超えた情報
③クラウドの世界
④図書館の形態変化
意識
共有意識
①図書館近傍の拡がり
②公共図書館の目的
③市民の自立支援
④知識の伝承
シェア実験
①本はシェアするもの
②シェア社会の先駆け
③地域で試す
④社会を誘導
寄り添う
①学校図書館は好き嫌い
②県立は環境社会拠点
③市立は多様な地域
④アウトリーチ
人類の財産
①アレキサンドリア
②知恵を継承
③公共の機能
④身近で役立つ
6.3 公共図書館
本がある
本とは
①まとまった情報
②多様な視点
③世の中の動き
④新鮮な情報
還付金
①新刊書争いは熾烈
②15年で20千冊
③年間二百万円
④DNAで還元
本の価値
①財政の一律削減
②新刊書から削減
③本屋と総合的体制
④出版される意味
新刊書フリーク
①好奇心はめげない
②常に30冊抽出
③全てを知りたい
④新しいジャンル
場がある
米国公共図書館
①滞在型のSFPL
②調査型のLAPL
③知の入口のNYPL
④UCバークレー書庫
北欧図書館
①生活と一体
②10倍以上の来館者
③EUにインパクト
④市民のニーズに対応
日本の図書館
①観光マップ
②畳部屋
③観光資源
④町おこし
豊田市図書館
①人が集まる駅前
②豊富な新刊書
③司書は不在
④コミュニティ連携
人が居る
本を活用
①図書相談・婚活
②読書会企画
③生涯学習
④24時間対応
本を処理
①机で読む
②ベットで読む
③全てが関心事
④一日に20冊
本を読む
①地下鉄・スタバ
②ゲーム感覚
③電子書籍
④コミュニティ化
読む場所
①どこでも図書館
②ラテにキンドル
③グループ勉強部屋
④サードプレイス
守るべきもの
地域に拠点
①図書館をつくる人
②図書館で変わる
③シェアをイメージ
④サファイアを提案
地域活性化
①町全体が図書館
②ビジネス支援
③コーヒーハウス文化
④ポータル発信
図書館経営
①経営は曲がり角
②指定管理者制度
③高度サービス
④CCCの多角経営
図書館防衛
①死ぬ気で守る
②有無で何が変わる
③図書館戦争
④市民を味方に
6.4 世界をつくる
本から始める
先を見る
①社会の先行き
②本を読む人
③行動する人
④自主判断が可能
全体を考える
①ミッションを共有
②館長の役割
③事務局から発信
④総合的読書体制
本のすごさ
①知識の量
②読書で戦う力
③電子書籍の世界
④図書館コミュニティ
本の進化
①読める場所を確保
②シェアを体現
③読書環境の拡大
④本屋を超える
自分の世界
未唯空間
①他者の妨害排除
②まとまった意見
③内なる世界
④全てを知りたい
問題意識
①賛否両論を判断
②著者の問題意識
③自分の判断基準
④情報リテラシー
存在の力
①DNAを味方にする
②多様な考え方
③未唯空間に展開
④孤立に耐える
時空間を超える
①自分のライブラリ
②思考が本を超える
③私の世界の完結性
④未来を示す
他者の世界
見る、知る、考える
①見ることと知ること
②考えて、行動
③何のための読書
④ポータルでつなぐ
読書空間
①滞在型図書館
②富良野で読書三昧
③ソーシャル読書
④環境社会の危機感
ポータル
①ライブラリを接続
②ウェアラブル環境
③進化する検索
④未唯宇宙とつなぐ
コラボ
①自分と他者をつなぐ
②図書館コミュニティ
③気づきを共有
④合意形成で行動
教育を変える
新しい循環
①Local meets Global
②グローバルを取込む
③Global meets Local
④ローカルを生かす
学校・会社・家庭
①教育の連鎖
②学校が変わる
③企業が変わる
④家庭が変わる
ESD
①持続環境教育
②図書館に中核機能
③就職の意味
④授業の変革
覚醒
①生きている理由
②存在の力を入れ込む
③教育を変える
④得られたモノを確認
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企業は「伴走者」になっていく スタバの場合
『そして、暮らしは共同体になる。』より すべては共同体へと向かう
オイシックスや成城石井、「北欧、暮らしの道具店」といったお店やサービスは文化であり、そこに集まる人たちを支える応援団みたいな存在というべきでしょう。それに対してセブンーイレブンやイオン、ユニクロ、アマゾン、楽天は多くの人々の生活を支える大規模なインフラになっている。
多くの人々の生活を支え、機能消費を提供する大規模なインフラとしてのお店。
文化をつくり、つながり消費を生みだしていくお店。
これからのお店は、こういうふたつの方向へとゆるやかに二分していくと考えていくべきでしょう。
オイシックス社長の高島宏平さんは、オイシックスがお客さんに提供したいのはすごい新製品とか流行ではなく、「らしさ」なんだと言います。
たとえばカフェチェーンのスターバックスを例にして考えてみましょう。
スタバはつねに新しい商品開発をしていて、ヒッ卜商品もたくさん出しています。わたしもそういうのを楽しむのが好きで、近所のスタバに寄るとつい、「ホワイトチョコラティクランブルココフラペチーノ」とか、そういう目新しいものを頼んでしまいます。でもかといって、そういう人気商品を出し続けることでスタバが人気を得ているのかというと、そうではありません。
スターバックスは都市生活者にとても人気のあるカフエですが、日本での出店がはじまったころはともかくも、今となってはもはや流行の場所ではありません。流行だから行ってみるというのではなく、自由で気ままな都市生活の象徴のようなスタイルが好まれ、だから多くの人が日常で愛用している。そういう「スタバらしさ」みたいなものがあり、愛用している人たちには「ああ、スタバらしい感じね。なるほど」と意味が通じるでしょう。「スタバらしさ」にはコーヒーの美味しさだけでなく、店のインテリアのセンスの良さや、スタッフが感じよいこと、お客さんたちが比較的静かであること、いつもきれいに掃除してあることなど、いろんな要素が入っているのです。みんなそういう「スタバらしさ」が好きで、スタバを大事にしてひとつの大きな文化圏をつくっている感じがしますね。
スタバはリアルなお店があるので、そこには「空間」があります。インテリアや外観、スタッフの笑顔、お客さんたちの雰囲気。そういうリアルさが「らしさ」にダイレクトにつながっています。
じゃあネッ卜の中に生まれる「らしさ」ってどのようなものでしょうか? リアルの場所が存在しない、ネッ卜という仮想的な空間にも「らしさ」はあるのでしょうか?
たとえばアマゾンや楽天のような大手のショッピングサイトを考えてみてください。「アマゾンらしさ」「楽天らしさ」ってあるでしょうか? アマゾンや楽天では、ありとあらゆるものを売っています。サイトはつかいやすく、どんなものでも買うことができますが、でもそこには「らしさ」はない。アマゾンや楽天はあくまでもショッピングのプラットフォーム(基盤)であって、文化やコンテソツではないからです。
一方で、同じショッピングサイトでもアパレル系のゾゾタウンはどうでしょうか。ファッショニスタが集まる感じというが、ゾゾにはゾゾの文化的な感じというのが濃厚にありますよね。
つまり同じインターネットのショッピングサイトであっても、あくまでもプラットフォームに徹して大きな規模を狙うビジネスと、プラットフォームのうえに上澄みのように重なってくる文化を大事にしようとするビジネスと、二種類があるということなのです。
いま、流通の世界は大きな変動を迎えていて、一方でプラットフォームとして巨大化するビジネスが台頭してきていますが、すべてがプラットフォームに呑み込まれていくわけではありません。どれだけ全国津々浦々にイオンが浸透していっても、成城石井の買い物体験を求める人が決していなくなるわけではなく、アマゾンや楽天でかんたんに服が購入できるからといって、ゾゾタウンの楽しさを人々が忘れ去るわけでもない。プラットフォームに呑み込まれるのではなく、文化を形成し、人々と物語を共有し、仲間にしていくビジネスというのは今後も繁栄していくでしょう。そういう立ち位置に、オイシックスやスターバックスや成城石井、ソソタウン、そして「北欧、暮らしの道具店」のような存在があるのです。
そしてオムニチャネルがお客さんと企業がたかいにつながって形成する新しいメディア空間のイメージなのだとすれば、それはひとつの文化圏であり、後者のような共同体になっていくものととらえられるべきです。消費者と企業がともにつくるメディア空間で情報も商品もが共有され、あらゆる方法で人と会社がつながっていく。それが全体として文化を形成していく。この「文化である」ということこそが、お客さんを受動的な存在におとしめず、ともに文化をつくり、共感できる仲間としての能動的なつながりへと高めていくカギなのだと思います。
だからこれからの消費は、わたしは単に個人のお客さんを相手に商売する、モノを売るというだけではない。そのお客さんと仲間となり、さらにお客さんの周囲にいる家族や恋人、友人だちとのあいだでつくられる文化の空間を支えていくものでなければなりません。なにかを売るという行為は、あるひとりの人に向けてではなく、文化全体に向けて届けられるのです。その人の向こう側にいるたくさんの人たちに向けても伝えられるのです。
このように外に開かれたネットワークとして利用されるサービスや商品を提供することが、「ゆるゆる」の実現であり、こうした企業のこれからの役割でもあるのです。だから求められているのは過剰なサービスではなく、たがいに共鳴しながら文化を支えていくことであり、奥谷さんの言う「企業が価値を提供するのではなく、企業とお客さんが価値をともに創る」ということなのです。
過剰なサービスではないからこそ、「ゆるゆる」は保たれ、価値をともに創ることが可能になる。わたしは先に、情報通信テクノロジーの進化で、いまのスマホやパソコンのように人間と向き合う機器ではなく、ともに同じ方向を見て人間を支え、人間がその存在を意識しなくなっていく「伴走者」にこれからのデジタル機器は変わっていくと説明しました。企業と人々の関係もそのように変わっていくのかもしれません。企業は見えないところで人々を支え、文化空間が維持されるよりに心砕いていく。そういう「伴走者」になっていくのです。
オイシックスや成城石井、「北欧、暮らしの道具店」といったお店やサービスは文化であり、そこに集まる人たちを支える応援団みたいな存在というべきでしょう。それに対してセブンーイレブンやイオン、ユニクロ、アマゾン、楽天は多くの人々の生活を支える大規模なインフラになっている。
多くの人々の生活を支え、機能消費を提供する大規模なインフラとしてのお店。
文化をつくり、つながり消費を生みだしていくお店。
これからのお店は、こういうふたつの方向へとゆるやかに二分していくと考えていくべきでしょう。
オイシックス社長の高島宏平さんは、オイシックスがお客さんに提供したいのはすごい新製品とか流行ではなく、「らしさ」なんだと言います。
たとえばカフェチェーンのスターバックスを例にして考えてみましょう。
スタバはつねに新しい商品開発をしていて、ヒッ卜商品もたくさん出しています。わたしもそういうのを楽しむのが好きで、近所のスタバに寄るとつい、「ホワイトチョコラティクランブルココフラペチーノ」とか、そういう目新しいものを頼んでしまいます。でもかといって、そういう人気商品を出し続けることでスタバが人気を得ているのかというと、そうではありません。
スターバックスは都市生活者にとても人気のあるカフエですが、日本での出店がはじまったころはともかくも、今となってはもはや流行の場所ではありません。流行だから行ってみるというのではなく、自由で気ままな都市生活の象徴のようなスタイルが好まれ、だから多くの人が日常で愛用している。そういう「スタバらしさ」みたいなものがあり、愛用している人たちには「ああ、スタバらしい感じね。なるほど」と意味が通じるでしょう。「スタバらしさ」にはコーヒーの美味しさだけでなく、店のインテリアのセンスの良さや、スタッフが感じよいこと、お客さんたちが比較的静かであること、いつもきれいに掃除してあることなど、いろんな要素が入っているのです。みんなそういう「スタバらしさ」が好きで、スタバを大事にしてひとつの大きな文化圏をつくっている感じがしますね。
スタバはリアルなお店があるので、そこには「空間」があります。インテリアや外観、スタッフの笑顔、お客さんたちの雰囲気。そういうリアルさが「らしさ」にダイレクトにつながっています。
じゃあネッ卜の中に生まれる「らしさ」ってどのようなものでしょうか? リアルの場所が存在しない、ネッ卜という仮想的な空間にも「らしさ」はあるのでしょうか?
たとえばアマゾンや楽天のような大手のショッピングサイトを考えてみてください。「アマゾンらしさ」「楽天らしさ」ってあるでしょうか? アマゾンや楽天では、ありとあらゆるものを売っています。サイトはつかいやすく、どんなものでも買うことができますが、でもそこには「らしさ」はない。アマゾンや楽天はあくまでもショッピングのプラットフォーム(基盤)であって、文化やコンテソツではないからです。
一方で、同じショッピングサイトでもアパレル系のゾゾタウンはどうでしょうか。ファッショニスタが集まる感じというが、ゾゾにはゾゾの文化的な感じというのが濃厚にありますよね。
つまり同じインターネットのショッピングサイトであっても、あくまでもプラットフォームに徹して大きな規模を狙うビジネスと、プラットフォームのうえに上澄みのように重なってくる文化を大事にしようとするビジネスと、二種類があるということなのです。
いま、流通の世界は大きな変動を迎えていて、一方でプラットフォームとして巨大化するビジネスが台頭してきていますが、すべてがプラットフォームに呑み込まれていくわけではありません。どれだけ全国津々浦々にイオンが浸透していっても、成城石井の買い物体験を求める人が決していなくなるわけではなく、アマゾンや楽天でかんたんに服が購入できるからといって、ゾゾタウンの楽しさを人々が忘れ去るわけでもない。プラットフォームに呑み込まれるのではなく、文化を形成し、人々と物語を共有し、仲間にしていくビジネスというのは今後も繁栄していくでしょう。そういう立ち位置に、オイシックスやスターバックスや成城石井、ソソタウン、そして「北欧、暮らしの道具店」のような存在があるのです。
そしてオムニチャネルがお客さんと企業がたかいにつながって形成する新しいメディア空間のイメージなのだとすれば、それはひとつの文化圏であり、後者のような共同体になっていくものととらえられるべきです。消費者と企業がともにつくるメディア空間で情報も商品もが共有され、あらゆる方法で人と会社がつながっていく。それが全体として文化を形成していく。この「文化である」ということこそが、お客さんを受動的な存在におとしめず、ともに文化をつくり、共感できる仲間としての能動的なつながりへと高めていくカギなのだと思います。
だからこれからの消費は、わたしは単に個人のお客さんを相手に商売する、モノを売るというだけではない。そのお客さんと仲間となり、さらにお客さんの周囲にいる家族や恋人、友人だちとのあいだでつくられる文化の空間を支えていくものでなければなりません。なにかを売るという行為は、あるひとりの人に向けてではなく、文化全体に向けて届けられるのです。その人の向こう側にいるたくさんの人たちに向けても伝えられるのです。
このように外に開かれたネットワークとして利用されるサービスや商品を提供することが、「ゆるゆる」の実現であり、こうした企業のこれからの役割でもあるのです。だから求められているのは過剰なサービスではなく、たがいに共鳴しながら文化を支えていくことであり、奥谷さんの言う「企業が価値を提供するのではなく、企業とお客さんが価値をともに創る」ということなのです。
過剰なサービスではないからこそ、「ゆるゆる」は保たれ、価値をともに創ることが可能になる。わたしは先に、情報通信テクノロジーの進化で、いまのスマホやパソコンのように人間と向き合う機器ではなく、ともに同じ方向を見て人間を支え、人間がその存在を意識しなくなっていく「伴走者」にこれからのデジタル機器は変わっていくと説明しました。企業と人々の関係もそのように変わっていくのかもしれません。企業は見えないところで人々を支え、文化空間が維持されるよりに心砕いていく。そういう「伴走者」になっていくのです。
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新たな共同体はどんなカタチ
『そして、暮らしは共同体になる。』より すべては共同体へと向かう
自由を生み出す究極の普通
ところがここで、ひとつの矛盾が起きてきます。
それは、個性的であろうとすればするほど、世の中には個性的な人だらけになって、逆に目立だなくなってしまうというという矛盾。
全員が灰色の制服を着ている中でひとりだけ真っ赤な私服を着ていれば目立ちますが、全員がめいめいに派手な原色の服を着ていたら、その中で真っ赤な服を着ていてもまったく目立ちませんよね。そういうことが起きてしまったのです。
それでも個性的であろうとすると、たとえばピアスを特別なものに変えたり、アクセサリーに凝ったり、細かいディテールの違いに入っていかざるをえません。でもこれで「わたしは個性的です」と主張されても、他人にはどこが個性なのかわかりにくい。
この状況を先ほどの文書「ユースモード」は、マスインディーということばで表現しました。個性的であること、独白であることが、マス(大衆)になってしまうのだという意味です。
もはや独自で個性的であることは、意味はないということなのです。だから「ユースモード」は、個性的である必要なんてない、普通で良いのだと訴えました。
これこそが、ノームコアの哲学です。
抑圧されている時代には、抑圧から解放されることに意味がありました。
「国王の絶対的支配から解放されたい」
「奴隷であることから解放されたい」
「封建的な制度から解放されたい」
「灰色の制服を着せられていることから解放されたい」
「学校の規則から解放されたい」
しかしこういう解放は、先進国ではかなりの部分が実現しました。もちろん局所的には抑圧はたくさん残っています。さらには日本の非正規雇用の問題に象徴されるように、解放が自由をもたらさず、不安だけを押しつけているという状況も引き起こしています。これは自由であるということの根本的な問題で、解放すればすべてが解決するのではないということを端的に示しているのです。
つまり、解放は目的ではない。解放されても問題は解決しないことがわかってしまえば、解放は目的にならないことが認識されてしまう。
アンソニー・ギデンズという英国の社会学者は、二十世紀の後半以降はこれが最大の問題になっていると指摘しています。彼は、政治もこの影響を大きく受けるのだと言っています。抑圧が多かったころは、解放を目的にすれば良かった。それをギデンズは「解放のポリティクス(政治)」と呼びました。
しかし解放のポリティクスは、二十一世紀のいまはもはや有効ではありません。ギデンズはこれからは、わたしたちはどう他の人だちと関係をつくり、どう環境と向き合い、自分自身をどうっくっていくのかということが議論されていく時代になると言っていて、これをライフポリティクスと呼んでいます。「生活の政治」「生命の政治」というような意味です。
新たな共同体の再興
ノームコアの哲学も、ギデンズのライフポリティクスと同じメロディを奏でています。
抑圧からの解放が意味をなさないいまの時代には、個性的であることや独自であることを追いもとめても無意味です。そうではなく、他の人だちとの関係づくりのほうが中心になってくるのです。
「ユースモード」はこう書いています。
「『他人と違う』ということを極めたら、本当にカッコいいのは、『皆と同じ』を極めることだ」
独自であることがカルコいいというスタイルを超越して、「皆と同じ」という新しい正統派のスタイルがやって来るのです。
昔は、人は農村や終身雇用の会社のような共同体の中で暮らし、共同体にからめとられ、そこから脱出する自由を求め、だからこそ自分の個性を探しもとめていました。しかし二十一世紀には人はひとりの個人として生まれ、属している共同体は目の前にはありません。だから自分で帰属する共同体を探し求めなければならなくなったのです。共同体と自由の関係が、昔といまでは真逆になったのです。
「ユースモード」は、こうも書いています。
「誰になるかではなく、誰かと一緒にいることなのだ」
憧れる立派な何者かになるために自由を求めるのではなく、好きな人たちと一緒にいられる、そういう生を実現することこそが大切ということなのです。
個性的であるということが、自分で人生を切り開いていく自由への道のりだった時代もありました。しかしその自由を実現すればするほど、わたしたちぱ孤独になっていたのも事実です。だからノームコアの世界では、わたしたちは「孤独ではない自由」を求めたい。個性的ではなく普通であることにあたらしい解放感を感じ、普通であることが他人とのあたらしいつながりを生みだしていく。
そういう未来に、わたしたちは新たな共同体を再興し、そこでわたしたちの心地よい暮らしはひそやかに営まれていくのでしょう。
自由を生み出す究極の普通
ところがここで、ひとつの矛盾が起きてきます。
それは、個性的であろうとすればするほど、世の中には個性的な人だらけになって、逆に目立だなくなってしまうというという矛盾。
全員が灰色の制服を着ている中でひとりだけ真っ赤な私服を着ていれば目立ちますが、全員がめいめいに派手な原色の服を着ていたら、その中で真っ赤な服を着ていてもまったく目立ちませんよね。そういうことが起きてしまったのです。
それでも個性的であろうとすると、たとえばピアスを特別なものに変えたり、アクセサリーに凝ったり、細かいディテールの違いに入っていかざるをえません。でもこれで「わたしは個性的です」と主張されても、他人にはどこが個性なのかわかりにくい。
この状況を先ほどの文書「ユースモード」は、マスインディーということばで表現しました。個性的であること、独白であることが、マス(大衆)になってしまうのだという意味です。
もはや独自で個性的であることは、意味はないということなのです。だから「ユースモード」は、個性的である必要なんてない、普通で良いのだと訴えました。
これこそが、ノームコアの哲学です。
抑圧されている時代には、抑圧から解放されることに意味がありました。
「国王の絶対的支配から解放されたい」
「奴隷であることから解放されたい」
「封建的な制度から解放されたい」
「灰色の制服を着せられていることから解放されたい」
「学校の規則から解放されたい」
しかしこういう解放は、先進国ではかなりの部分が実現しました。もちろん局所的には抑圧はたくさん残っています。さらには日本の非正規雇用の問題に象徴されるように、解放が自由をもたらさず、不安だけを押しつけているという状況も引き起こしています。これは自由であるということの根本的な問題で、解放すればすべてが解決するのではないということを端的に示しているのです。
つまり、解放は目的ではない。解放されても問題は解決しないことがわかってしまえば、解放は目的にならないことが認識されてしまう。
アンソニー・ギデンズという英国の社会学者は、二十世紀の後半以降はこれが最大の問題になっていると指摘しています。彼は、政治もこの影響を大きく受けるのだと言っています。抑圧が多かったころは、解放を目的にすれば良かった。それをギデンズは「解放のポリティクス(政治)」と呼びました。
しかし解放のポリティクスは、二十一世紀のいまはもはや有効ではありません。ギデンズはこれからは、わたしたちはどう他の人だちと関係をつくり、どう環境と向き合い、自分自身をどうっくっていくのかということが議論されていく時代になると言っていて、これをライフポリティクスと呼んでいます。「生活の政治」「生命の政治」というような意味です。
新たな共同体の再興
ノームコアの哲学も、ギデンズのライフポリティクスと同じメロディを奏でています。
抑圧からの解放が意味をなさないいまの時代には、個性的であることや独自であることを追いもとめても無意味です。そうではなく、他の人だちとの関係づくりのほうが中心になってくるのです。
「ユースモード」はこう書いています。
「『他人と違う』ということを極めたら、本当にカッコいいのは、『皆と同じ』を極めることだ」
独自であることがカルコいいというスタイルを超越して、「皆と同じ」という新しい正統派のスタイルがやって来るのです。
昔は、人は農村や終身雇用の会社のような共同体の中で暮らし、共同体にからめとられ、そこから脱出する自由を求め、だからこそ自分の個性を探しもとめていました。しかし二十一世紀には人はひとりの個人として生まれ、属している共同体は目の前にはありません。だから自分で帰属する共同体を探し求めなければならなくなったのです。共同体と自由の関係が、昔といまでは真逆になったのです。
「ユースモード」は、こうも書いています。
「誰になるかではなく、誰かと一緒にいることなのだ」
憧れる立派な何者かになるために自由を求めるのではなく、好きな人たちと一緒にいられる、そういう生を実現することこそが大切ということなのです。
個性的であるということが、自分で人生を切り開いていく自由への道のりだった時代もありました。しかしその自由を実現すればするほど、わたしたちぱ孤独になっていたのも事実です。だからノームコアの世界では、わたしたちは「孤独ではない自由」を求めたい。個性的ではなく普通であることにあたらしい解放感を感じ、普通であることが他人とのあたらしいつながりを生みだしていく。
そういう未来に、わたしたちは新たな共同体を再興し、そこでわたしたちの心地よい暮らしはひそやかに営まれていくのでしょう。
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ブルー・オーシャン戦略とは
『シチュエーショナル・ストラテジー』より
戦略アプローチは、主に既存市場においていかに競争優位性を構築するかに力点を置いてきた。一方、新たな市場を組織的に創造して利益を獲得しようというのが市場創造戦略である。イノベーションや新市場の重要性を主張する研究者、実務家は多いが、ではどう実行すればよいのかを具体的に提示している理論は少ない。新市場創造に向けてのプロセスと因果関係を明確にし理論化したのが、キムとモボルニュが提示したブルー・オーシャン戦略である。本章、第11章は基本的にキムとモボルニュの理論に依拠している。
ブルー・オーシャン戦略は「新しい需要を主体的かつシステマティックに創造する」方法論である。競争の無い楽園がどこかに潜んでいてそれを探すわけではない。習得は大変だが2、相応の資源投入によってかなりの確率で大型の新市場が創造できる。
市場を創造するパラダイム(ものの見方・思考パターン)は、競争戦略のパラダィムとは大きく違ってくる。比較概念として、「定まった業界定義と競争ルールの下、類似の戦略で競合と既存の市場を奪い合う」ことを「レッド・オーシャン戦略」と呼んでいる。
・ブルー・オーシャン戦略の分析単位:ストラテジック・ムーブ
競争戦略では、分析対象として「産業」「戦略グループ」「企業」「事業部門」「経営者」等をよくとり上げるが、ブルー・オーシャン戦略では「ストラテジック・ムーブ」という戦略の打ち手を分析単位とする。ストラテジック・ムーブとは、製品やサービスを投入して新しい市場を開拓するのに伴う、一連の行動や判断のことを指す。「ユニクロのヒートテック投入」「i-Phoneの投入」それぞれが、ストラテジック・ムーブである。
キム氏とモボルニュ氏が、30を超える産業を対象にブルー・オーシャンの創造につながる共通要因を分析したところ、ブルー・オーシャンを生み出した企業は、「規模」「経営者の年齢」「設立後の年数」「業種」などいずれもパラパラであった。また業界も、魅力的な業界もあれば、衰退業界もありと、様々であった。一度ブルー・オーシャンを開拓した経営者も、その手法に再現性が無い場合が多く、戦略の分析単位としては適切とは言えない。米国でサターンが大成功したのも、日本でのサターン導入で失敗し撤退したのも、同じGeneral Motors(GM)であるし、ソニーはウォークマンで新しい市場を創造したが、それが継続できているわけではない。逆に言えば、CompaqのようにHewlett Packardに買収され負け組の熔印を押されかねなくても、サーバー業界という世界では数十億ドルにのぼるブルー・オーシャンを生み出した企業もある。このような個別の成功も「戦略の打ち手」を分析単位とすることで、考察が可能になるのだ。
・3つの中核要素
ブルー・オーシャン戦略は、以下の3つの中核要素からできている。
・バリュー・イノベーション(value innovation)
・ティッピング・ポイント・リーダーシップ(tipping point leadership : TPL)
・フェア・プロセス(fair process)
この3つの理解無くしてブルー・オーシャン戦略は実践できない。バリュー・イノベーションは新戦略の方向性を提示するが、その戦略は既存の戦略とは大きく違った革新的なものなので、組織内の抵抗にあって適切に実行されないリスクは大きい。それゆえに、変革の実行を担保する組織マネジメントのツールであるティッピング・ポイント・リーダシップとフェア・プロセスの2つが主要素になる。ティッピング・ポイント・リーダシップとフェア・プロセスは、第12章の戦略実行で説明する3.
・バリュー・イノベーション
一般的に提供側のコストと買い手側の付加価値はトレードオフの関係にあると言われているが、バリュー・イノベーションではその常識に反して構造的に「コストを押し下げながら買い手にとっての付加価値(バリュー)を高める。
バリュー・イノベーションでは、以下の2つを同時に行う。
① それまで業界で常識とされてきた重要な競争要素をいくつか削ぎ落とす。
② 買い手にとってのバリューを高めるために業界にとって未知の要素を新たに創造する。
その結果、優れたバリューに顧客が引き寄せられ、売上が拡大し規模の経済が働き、一層のコスト低減が実現するというサイクルが回り、その新市場への参入障壁が構築される。
バリュー・イノベーションは「バリュー(買い手価値)」の「イノベーション」であって技術イノベーションではない。「最新のテクノロジー」が無くとも、バリュー・イノベーションは可能なのである。特許等が無い場合も多く、技術的・製造工程的には模倣可能なものも多い。ゆえにバリュー・イノベーション実現後に短期間に「マス」を押さえる、そしてその規模を支えるオペレーションシステム、ブランド確立、組織能力の構築等によって後続の模倣者をおさえる。
・ブルー・オーシャン戦略:6つのリスクと6原則
新市場を創造する際には、少なくとも以下の6つの大きなリスクがあり得る。
① 新たな事業機会を発見できないサーチリスク
② 事業機会の規模が大きくならないスケールリスク
③ ビッグピクチャーのある計画が立てられないプランニングリスク
④ 顧客に評価され、実際に収益が上がるビジネスモデルとして成立しないビジネスモデルリスク
⑤ 組織が上手く新しい戦略に動員できないという組織リスク
⑥ 個々の従業員の士気が上がらず、必要とされる行動ができないマネジメントリスク
これらのリスクを最少化することで新市場創造の可能性を高めるのが、ブルー・オーシャン戦略とも言える。そのため、ブルー・オーシャン戦略にはこの6つのリスクに対応する6原則がある。この6原則を実行するために、「バリュー・イノベーション」「ティッピング・ポイント・リーダーシップ」「フェア・プロセス」が必要となる。
戦略アプローチは、主に既存市場においていかに競争優位性を構築するかに力点を置いてきた。一方、新たな市場を組織的に創造して利益を獲得しようというのが市場創造戦略である。イノベーションや新市場の重要性を主張する研究者、実務家は多いが、ではどう実行すればよいのかを具体的に提示している理論は少ない。新市場創造に向けてのプロセスと因果関係を明確にし理論化したのが、キムとモボルニュが提示したブルー・オーシャン戦略である。本章、第11章は基本的にキムとモボルニュの理論に依拠している。
ブルー・オーシャン戦略は「新しい需要を主体的かつシステマティックに創造する」方法論である。競争の無い楽園がどこかに潜んでいてそれを探すわけではない。習得は大変だが2、相応の資源投入によってかなりの確率で大型の新市場が創造できる。
市場を創造するパラダイム(ものの見方・思考パターン)は、競争戦略のパラダィムとは大きく違ってくる。比較概念として、「定まった業界定義と競争ルールの下、類似の戦略で競合と既存の市場を奪い合う」ことを「レッド・オーシャン戦略」と呼んでいる。
・ブルー・オーシャン戦略の分析単位:ストラテジック・ムーブ
競争戦略では、分析対象として「産業」「戦略グループ」「企業」「事業部門」「経営者」等をよくとり上げるが、ブルー・オーシャン戦略では「ストラテジック・ムーブ」という戦略の打ち手を分析単位とする。ストラテジック・ムーブとは、製品やサービスを投入して新しい市場を開拓するのに伴う、一連の行動や判断のことを指す。「ユニクロのヒートテック投入」「i-Phoneの投入」それぞれが、ストラテジック・ムーブである。
キム氏とモボルニュ氏が、30を超える産業を対象にブルー・オーシャンの創造につながる共通要因を分析したところ、ブルー・オーシャンを生み出した企業は、「規模」「経営者の年齢」「設立後の年数」「業種」などいずれもパラパラであった。また業界も、魅力的な業界もあれば、衰退業界もありと、様々であった。一度ブルー・オーシャンを開拓した経営者も、その手法に再現性が無い場合が多く、戦略の分析単位としては適切とは言えない。米国でサターンが大成功したのも、日本でのサターン導入で失敗し撤退したのも、同じGeneral Motors(GM)であるし、ソニーはウォークマンで新しい市場を創造したが、それが継続できているわけではない。逆に言えば、CompaqのようにHewlett Packardに買収され負け組の熔印を押されかねなくても、サーバー業界という世界では数十億ドルにのぼるブルー・オーシャンを生み出した企業もある。このような個別の成功も「戦略の打ち手」を分析単位とすることで、考察が可能になるのだ。
・3つの中核要素
ブルー・オーシャン戦略は、以下の3つの中核要素からできている。
・バリュー・イノベーション(value innovation)
・ティッピング・ポイント・リーダーシップ(tipping point leadership : TPL)
・フェア・プロセス(fair process)
この3つの理解無くしてブルー・オーシャン戦略は実践できない。バリュー・イノベーションは新戦略の方向性を提示するが、その戦略は既存の戦略とは大きく違った革新的なものなので、組織内の抵抗にあって適切に実行されないリスクは大きい。それゆえに、変革の実行を担保する組織マネジメントのツールであるティッピング・ポイント・リーダシップとフェア・プロセスの2つが主要素になる。ティッピング・ポイント・リーダシップとフェア・プロセスは、第12章の戦略実行で説明する3.
・バリュー・イノベーション
一般的に提供側のコストと買い手側の付加価値はトレードオフの関係にあると言われているが、バリュー・イノベーションではその常識に反して構造的に「コストを押し下げながら買い手にとっての付加価値(バリュー)を高める。
バリュー・イノベーションでは、以下の2つを同時に行う。
① それまで業界で常識とされてきた重要な競争要素をいくつか削ぎ落とす。
② 買い手にとってのバリューを高めるために業界にとって未知の要素を新たに創造する。
その結果、優れたバリューに顧客が引き寄せられ、売上が拡大し規模の経済が働き、一層のコスト低減が実現するというサイクルが回り、その新市場への参入障壁が構築される。
バリュー・イノベーションは「バリュー(買い手価値)」の「イノベーション」であって技術イノベーションではない。「最新のテクノロジー」が無くとも、バリュー・イノベーションは可能なのである。特許等が無い場合も多く、技術的・製造工程的には模倣可能なものも多い。ゆえにバリュー・イノベーション実現後に短期間に「マス」を押さえる、そしてその規模を支えるオペレーションシステム、ブランド確立、組織能力の構築等によって後続の模倣者をおさえる。
・ブルー・オーシャン戦略:6つのリスクと6原則
新市場を創造する際には、少なくとも以下の6つの大きなリスクがあり得る。
① 新たな事業機会を発見できないサーチリスク
② 事業機会の規模が大きくならないスケールリスク
③ ビッグピクチャーのある計画が立てられないプランニングリスク
④ 顧客に評価され、実際に収益が上がるビジネスモデルとして成立しないビジネスモデルリスク
⑤ 組織が上手く新しい戦略に動員できないという組織リスク
⑥ 個々の従業員の士気が上がらず、必要とされる行動ができないマネジメントリスク
これらのリスクを最少化することで新市場創造の可能性を高めるのが、ブルー・オーシャン戦略とも言える。そのため、ブルー・オーシャン戦略にはこの6つのリスクに対応する6原則がある。この6原則を実行するために、「バリュー・イノベーション」「ティッピング・ポイント・リーダーシップ」「フェア・プロセス」が必要となる。
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図書館が、高齢者のたまり場
『わくわく創年時代』より
図書館はまちづくり情報センター
図書館に行けばまず目につくのは、高齢者が多いということです。読書する人、新聞を読む人、眠っている人もいます。図書館が愛されている証左なのですが、一日を過ごすのに格好の場という偽らぬ気持ちもあるかも知れません。もしかしたら司書にとっては頭痛の種なのかも知れません。しかし、図書館に行くという行為は、まずお勧めです。こういう人々に図書館ボランティアでも依頼すれば案外、大きな戦力になるかもしれません。実際には充分心得て、図書館なりの戦略で、うまく活用を考えているのかもしれません。まちの人々の実態を、しっかり把握している図書館が増えた実感を持っています。
福井県鯖江駅の喫茶店図書館の、ごく当たり前のように何気なく存在する雰囲気がすっかり気に入ってしまいました。図書館がまちに溶け込み、中には積極的にまちづくりに貢献している例も増えています。
新しい動き・指定管理者制度 期待される利用者へのサービス向上
行政のスリム化の一環であり、民営化の一環として、公的施設については、指定管理者制度が普及してきました。これは民間事業者や団体・NPOなどで、適切に運営できる団体等を指定し、公的施設の管理運営を委託することです。実際の現場では、利用者にとってはサービスの向上が実感されている場合も多いため、この制度を活用する自治体も増えています。
多くの図書館で、民間事業者が施設の運営等を行うようになっています。わが友人たちは、こうした状況に対してとても歓迎しています。現に多くの図書館でも「利用者へのサービス向上が図りやすく」をモットーに民間委託を行っており、成功しているものが多いようです。たとえば、図書館の場合、開館日数の拡大や開館時間の延長など柔軟な運営が可能であり、実際に利用者からは圧倒的に支持されているようです。しかしたまたま図書館のOB職員などが関与している場合はいいのですが、やがて契約が切れて他の業者に代わって、うまくいかなかったという例も耳にします。利用者が職員を育てる側面も大事にしながら、日常的な読書推進活動等を通じて、より良い図書館になってほしいと思います。
図書館と地域を結ぶ組織・ひと TRC図書館流通センターの場合
こうした背景から、多くのノウハウをもつ、地域に密着した図書館づくりに、株式会社図書館流通センター(TRC)が注目され、今では各地ですっかり定着しています。TRCは、図書館界では広く知られ、新しい管理・企画の事業所として専門的な委託に耐えられる屈指の企業として発展しています。多くの専門スタッフを擁して、これからの図書館のあり方、新しいシステムや、まちづくりに大きな影響を与えています。今後、ますます全国的に広がっていくものと予想されています。その活動のひろがりは、地域における図書館を大きく変えています。
TRCは、一九七九年、出版界の総意により社団法人日本図書館協会整理事業部の業務を継承する形で設立されたものです。当時の苦難を克服して、現在では、情報化社会の課題を多く抱える図書館界のリーダーとして、先導的に図書館の成長に貢献しています。
東京都の著荷谷駅前に新しく本社ビルが完成し、図書館の社会的な役割を支援する拠点として活動が拡大しています。これからのわが国の図書館界をりIドする責任を担う体制を確立して、その自信をあらわしているように見えます。TRCは、情報化社会の進展に伴う図書館のシステム化への流れを的確に捉え、その発展に大きな影響を与えていることから、行政の支持も高いようです。従来のカードによる検索は、書誌データベースによる検索へと進化しましたが、そのため図書館機能は格段に向上し、利用者サービスも飛躍的に高まったのです。
まちづくりに果たすTRCの機能
TRCパンフレットに「まだまだもったいない、図書館の本当の実力」というキーワードがあります。そのなかに「自分で問題を解決できる自立した人々は、地域の活力の源です。図書館は自立した人々をつくり、地域は彼らに支えられて成長します」と述べられています。地域の文化をサポートする司書、活用しないと「もったいない」を解決する三つの要素に「場」「人」「図書」をあげています。
それぞれ、「図書館の集客力を地域の活性化に活かす」や、「専門のプロを育てる」「必要な本がすぐ見つかる」など、現代の図書館に求められている機能を発揮していますが、このことが広く認識され、TRCへの信頼を高めているものと思われます。さらに最近では、「図書館とまちづくり」を考える図書館や自治体が増えているように思われます。TRCの影響があるのかもしれません。
TRCが、まちに存在する強みは、図書館利用者へのサービスの向上、運営コスト削減の直接的なメリットのほかに、地域への文化的、経済的なメリットを感じさせている現実があるようです。
今後、ますます拡大する図書館の指定管理者委託には、単に図書館の運営・指導だけでなく、現在の青少年の読瀞運動の推進支援や、高齢社会における対応も考えてほしいものです。その一つに創年を対象とすることを意識すれば、新しい図書館運動も、社会貢献もさらに広がってくるような気がします。創年が支える図書館は、新しい日本の図書館界に話題を提供するでしょう。まだまだ面白い存在になりそうなTRCに期待が集まります。
図書館が、高齢者のたまり場
図書館が、地域の高齢者のたまり場であってよいのかどうかはわかりません。が、少なくとも図書館利用者としているならば、それはそれで問題はないのかもしれません。これは創年として意識された皆さんが、図書館を拠点として、例えば子どもの指導として活動されるとなれば理想的ですが、試みる価値はありそうです。
志布志市創年市民大学受講生たちが、図書館に拠点を変えて、エッセイを学び、それが全国エッセイコンテストに発展しました。国民文化祭の会場を飾った市民の姿は、すばらしいものでした。ここでは創年の戦略拠点として、図書館が貢献している姿を見ることができる図書館です。市民大学と図書館の結びつきなど、ますます発展することを期待させるものがあります。
数年前、筆者は「図書館がまちを変える」(東京創作出版)という小著をまとめました。以来、なぜか図書館がまちづくりとかかわるという事例が、数多く耳に入るようになったような気がします。その後、各地で、図書館の話題が多くなったのは、時流なのでしょう。
鳥取県北栄町の図書館。ここにはまちのエース「コナン」が、図書館の中央に位置づいていました。北栄町は、人気のアニメ「名探偵コナン」の作者のふるさとで、コナンが看板であることは言うまでもありません。コナンコーナーが、人気を集めているのです。コナンのまちの生涯学習に火をつけたのは、およそ二十年前に生まれた大栄まちづくり研究会のスタートでした。いまでは創年の代表的な集団に発展しています。図書館運動の起爆剤になったようです。そして図書館が魅力的に運営され、まちづくりの基礎に位置づいているように見えます。一度、訪ねてみてください。まだまだ山はどの図書館が、まちづくりに貢献する図書館を目指しており、今後も多くのまちで、図書館をまちづくりのシンボルにしようとする試みが広がってくることを楽しみにしています。
図書館はまちづくり情報センター
図書館に行けばまず目につくのは、高齢者が多いということです。読書する人、新聞を読む人、眠っている人もいます。図書館が愛されている証左なのですが、一日を過ごすのに格好の場という偽らぬ気持ちもあるかも知れません。もしかしたら司書にとっては頭痛の種なのかも知れません。しかし、図書館に行くという行為は、まずお勧めです。こういう人々に図書館ボランティアでも依頼すれば案外、大きな戦力になるかもしれません。実際には充分心得て、図書館なりの戦略で、うまく活用を考えているのかもしれません。まちの人々の実態を、しっかり把握している図書館が増えた実感を持っています。
福井県鯖江駅の喫茶店図書館の、ごく当たり前のように何気なく存在する雰囲気がすっかり気に入ってしまいました。図書館がまちに溶け込み、中には積極的にまちづくりに貢献している例も増えています。
新しい動き・指定管理者制度 期待される利用者へのサービス向上
行政のスリム化の一環であり、民営化の一環として、公的施設については、指定管理者制度が普及してきました。これは民間事業者や団体・NPOなどで、適切に運営できる団体等を指定し、公的施設の管理運営を委託することです。実際の現場では、利用者にとってはサービスの向上が実感されている場合も多いため、この制度を活用する自治体も増えています。
多くの図書館で、民間事業者が施設の運営等を行うようになっています。わが友人たちは、こうした状況に対してとても歓迎しています。現に多くの図書館でも「利用者へのサービス向上が図りやすく」をモットーに民間委託を行っており、成功しているものが多いようです。たとえば、図書館の場合、開館日数の拡大や開館時間の延長など柔軟な運営が可能であり、実際に利用者からは圧倒的に支持されているようです。しかしたまたま図書館のOB職員などが関与している場合はいいのですが、やがて契約が切れて他の業者に代わって、うまくいかなかったという例も耳にします。利用者が職員を育てる側面も大事にしながら、日常的な読書推進活動等を通じて、より良い図書館になってほしいと思います。
図書館と地域を結ぶ組織・ひと TRC図書館流通センターの場合
こうした背景から、多くのノウハウをもつ、地域に密着した図書館づくりに、株式会社図書館流通センター(TRC)が注目され、今では各地ですっかり定着しています。TRCは、図書館界では広く知られ、新しい管理・企画の事業所として専門的な委託に耐えられる屈指の企業として発展しています。多くの専門スタッフを擁して、これからの図書館のあり方、新しいシステムや、まちづくりに大きな影響を与えています。今後、ますます全国的に広がっていくものと予想されています。その活動のひろがりは、地域における図書館を大きく変えています。
TRCは、一九七九年、出版界の総意により社団法人日本図書館協会整理事業部の業務を継承する形で設立されたものです。当時の苦難を克服して、現在では、情報化社会の課題を多く抱える図書館界のリーダーとして、先導的に図書館の成長に貢献しています。
東京都の著荷谷駅前に新しく本社ビルが完成し、図書館の社会的な役割を支援する拠点として活動が拡大しています。これからのわが国の図書館界をりIドする責任を担う体制を確立して、その自信をあらわしているように見えます。TRCは、情報化社会の進展に伴う図書館のシステム化への流れを的確に捉え、その発展に大きな影響を与えていることから、行政の支持も高いようです。従来のカードによる検索は、書誌データベースによる検索へと進化しましたが、そのため図書館機能は格段に向上し、利用者サービスも飛躍的に高まったのです。
まちづくりに果たすTRCの機能
TRCパンフレットに「まだまだもったいない、図書館の本当の実力」というキーワードがあります。そのなかに「自分で問題を解決できる自立した人々は、地域の活力の源です。図書館は自立した人々をつくり、地域は彼らに支えられて成長します」と述べられています。地域の文化をサポートする司書、活用しないと「もったいない」を解決する三つの要素に「場」「人」「図書」をあげています。
それぞれ、「図書館の集客力を地域の活性化に活かす」や、「専門のプロを育てる」「必要な本がすぐ見つかる」など、現代の図書館に求められている機能を発揮していますが、このことが広く認識され、TRCへの信頼を高めているものと思われます。さらに最近では、「図書館とまちづくり」を考える図書館や自治体が増えているように思われます。TRCの影響があるのかもしれません。
TRCが、まちに存在する強みは、図書館利用者へのサービスの向上、運営コスト削減の直接的なメリットのほかに、地域への文化的、経済的なメリットを感じさせている現実があるようです。
今後、ますます拡大する図書館の指定管理者委託には、単に図書館の運営・指導だけでなく、現在の青少年の読瀞運動の推進支援や、高齢社会における対応も考えてほしいものです。その一つに創年を対象とすることを意識すれば、新しい図書館運動も、社会貢献もさらに広がってくるような気がします。創年が支える図書館は、新しい日本の図書館界に話題を提供するでしょう。まだまだ面白い存在になりそうなTRCに期待が集まります。
図書館が、高齢者のたまり場
図書館が、地域の高齢者のたまり場であってよいのかどうかはわかりません。が、少なくとも図書館利用者としているならば、それはそれで問題はないのかもしれません。これは創年として意識された皆さんが、図書館を拠点として、例えば子どもの指導として活動されるとなれば理想的ですが、試みる価値はありそうです。
志布志市創年市民大学受講生たちが、図書館に拠点を変えて、エッセイを学び、それが全国エッセイコンテストに発展しました。国民文化祭の会場を飾った市民の姿は、すばらしいものでした。ここでは創年の戦略拠点として、図書館が貢献している姿を見ることができる図書館です。市民大学と図書館の結びつきなど、ますます発展することを期待させるものがあります。
数年前、筆者は「図書館がまちを変える」(東京創作出版)という小著をまとめました。以来、なぜか図書館がまちづくりとかかわるという事例が、数多く耳に入るようになったような気がします。その後、各地で、図書館の話題が多くなったのは、時流なのでしょう。
鳥取県北栄町の図書館。ここにはまちのエース「コナン」が、図書館の中央に位置づいていました。北栄町は、人気のアニメ「名探偵コナン」の作者のふるさとで、コナンが看板であることは言うまでもありません。コナンコーナーが、人気を集めているのです。コナンのまちの生涯学習に火をつけたのは、およそ二十年前に生まれた大栄まちづくり研究会のスタートでした。いまでは創年の代表的な集団に発展しています。図書館運動の起爆剤になったようです。そして図書館が魅力的に運営され、まちづくりの基礎に位置づいているように見えます。一度、訪ねてみてください。まだまだ山はどの図書館が、まちづくりに貢献する図書館を目指しており、今後も多くのまちで、図書館をまちづくりのシンボルにしようとする試みが広がってくることを楽しみにしています。
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豊田市図書館の24冊
238『ロシアの歴史を知るための50章』
114.2『人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか』
135.5『幸福論』
103.3『哲学中辞典』
209『名著で読む 世界史120』
323.14『憲法判例集』
365.04『そして、暮らしは共同体になる。』
289.3『世界で一番貧しい大統領と呼ばれた ホセ・ムヒカ』まんがでわかる
293.46『ウイーン プラハ・ブタペスト』
209.36『エーゲ文明--クレタ島紀行--』
361.1『新市民革命入門』社会と関わり「くに」を変えるための公共哲学
209『世界史のながれをつかむ技術』
159『独身40男の歩き方』
019『起死回生の読書!』信じられる未来の基準
291.36『ミシュランガイド東京2017』
338『ブロックチェーン・レボリューション』ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
523.07『モダニスト[海外編]』建築の20世紀はここから始まった
319.9『介入のとき コフィ・アナン回顧録 上』
114.2『人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか』
135.5『幸福論』
103.3『哲学中辞典』
209『名著で読む 世界史120』
323.14『憲法判例集』
365.04『そして、暮らしは共同体になる。』
289.3『世界で一番貧しい大統領と呼ばれた ホセ・ムヒカ』まんがでわかる
293.46『ウイーン プラハ・ブタペスト』
209.36『エーゲ文明--クレタ島紀行--』
361.1『新市民革命入門』社会と関わり「くに」を変えるための公共哲学
209『世界史のながれをつかむ技術』
159『独身40男の歩き方』
019『起死回生の読書!』信じられる未来の基準
291.36『ミシュランガイド東京2017』
338『ブロックチェーン・レボリューション』ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
523.07『モダニスト[海外編]』建築の20世紀はここから始まった
319.9『介入のとき コフィ・アナン回顧録 上』
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