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小泉以来の言動にはマーケティング手法を感じている

未唯へ。参議院選挙がはじまりましたね。土日出勤だけど、必ず投票してください。とは言うものの、自民党と民主党では同じ穴のムジナという気がします。日本に本格的な『緑の党』が欲しい。

この間の“郵政民営化”選挙以来、自民党の後ろに、マーケティング手法でコントロールしようとしている存在を感じています。今回の参議院選挙では政府として、年金問題のように、過去にキッチリやってこなかったものをあたかも私がやります、みたいなことをアピールしています。それ自体はよく考えると、まるでつじつまが合っていないけど、現時点だけを見ていく人間には分かりやすいから、今回も皆ひっかかるよ、と言っているシナリオライターの顔が見えています。

これは、視聴率さえ稼げばいいという、TVのシナリオライターと同様な論理です。その思っていた時に、『政党が操る選挙報道』314.8スズを見つけました。その本によると、仕掛け人は世耕弘成首相補佐官(広報担当)とのこと。彼はNTTで本社広報部報道部門報道担当課長を勤めた後に、衆議院議員の当選して、政界入りしました。NTT時代にはボストン大学コミュニケーション学部大学院へ留学して、企業広報論修士号を取得した広報マンとのこと。彼が自民党コミュニケーション戦略本部(略称コミ戦)で日本の政治史で、初めて本格的な組織的情報戦を繰り広げ、前回の“郵政民営化”選挙では思い通りの結果になった。

このことに関連して、インターネットを調べたら、「自民党のゲッベルス世耕弘成 」というものがあった。ナチの宣伝相のゲッペルスの戦略は大衆にうけるものは左翼の政策でも右翼の政策でも唱えた。ナチにとって必要なのは、政策を実施することではなく、選挙に勝つことであった。

ゲッペルスの戦略は「大衆をバカにする」ことです。それゆえに大衆は従うという思想であった。つまり、「知恵を殺す」ことからはじまる。コントロールするというのは、相手に考えさせないことです。

ナチにはヒムラーの率いる暴力集団のSAとの組み合わせで、『合法的に』政権を奪取した。その後は、国会炎上を理由に他の政党を弾圧し、ヒットラーは総統に成り上がった。大衆は「知恵」を持たないと自滅していきます。マスメディアが崩壊した現時点では自分の情報で、自分の頭で考えないといけません。

この参議院選挙はこの観点で分析します。
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