食の大阪の自慢は、なにわの伝統野菜だけではないのですよ。イメージにはないかもしれませんが、昔の大阪に数多くの作り酒屋がありました。そして、それは今の灘や伏見に広まったのです。
今回は富田酒といいまして、昔の摂津の国、現在の高槻市富田町にある「清鶴酒造」さんを訪問させて頂きました。
今ではほとんど田畑を見ることはできない富田町ですが、昔は御領田があった程良質のお米が沢山収穫されたそうです。また、この富田は北側の山から良質のお水が流れ、他の三方が開けた平野で日当たりが良くて、良質のお米・お酒造りにとても適した場所なのです。
清鶴酒造さんは150年前に酒醸されたました。残念ながら、現在使用しているお米は富田産ではありませんが、厳選された山田錦等を使用されています。また、酒作りで最も大切な一つであるお水は今でも地下10mから汲み上げられたものを使用されています。この地下水は阿武山山系の石灰層から湧き出る硬水です。硬水で作られるお酒の特徴は、発酵力が強くて吟醸などの長期熟成に向いており、一般的にはキレのある辛口のお酒が出来るそうです。
酒蔵見学は初めてだったのですが、いろいろ詳しく酒作りの過程を説明してくださいました。昔の酒作りは、朝2時から始まる重労働。しかも、平均気温や自然環境の違いなど、今では決して恵まれた環境ではありません。それを冷却機やコンピューター制御のタンクなどを使って、良いお酒造りに取り組んでいる姿勢が印象的でした。特に、今でもお酒を絞る時には、すべて袋詰めしたものを絞るという丁寧な作業。そこから生まれるあらしぼりは清鶴酒造さんの代表作の一つではないでしょうか。
今回はあらばしりやひやおろし・香酔などの数種類。どれも個性的でした。また、同じお酒でも絞りたての時期に飲むものと、ほぼ1年経ったものを飲み比べるとかなり印象が変わりますね。 最後に、酒蔵さんから甘酒が振舞われました。寒い日には最高でした。市販のものと違って、甘みが上品で香りの良かったですね。
初めての酒蔵見学でしたが、やはり実際に酒蔵を見学してみるといろいろな発見や驚きがあります。そして、この体感がとても大切なのだと思います。良い・悪いを判断するために見学するのではなく、その酒蔵さんのこだわりや思いを感じることをテーマにこれから酒蔵見学を行いたいと思いました。今もあらばしりを飲みながらこの書いているのですが、独特の切れ味ですね。
最後に清鶴酒造さんには、若い後継者の方が酒作りなどを学んでおられます。大阪のこだわり産業の課題でもある後継者が、しっかりその流れを次世代に伝えてくださるようなのでとても心強く思いました。
さて、このたび、私が現在執筆しております、「やりなおしたい30歳以上のための就職読本」(幻冬舎・3月末発売予定)でぜひ、こちらのサイトをご紹介させていただきたいと思いまして、コメントをつけさせていただきました。
この本では、いろいろな職業についてのブログやホームページを紹介しており、こちらのサイトもそのひとつとしてご紹介させていただきます。
トップページとURL、それに簡単な紹介文での紹介になります。
もしよろしければ、書籍掲載の許可をいただきたく思います。
連絡先はyarinaoshi30@gmail.comになります。サイト名を明記していただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。
現在ブルーベリーの防鳥ネットの設置がほぼ完了し、春に向けて活動開始をしようと思っています。非常に内容の濃いブログなんで、じっくり見させてください。
一度ゆっくりお会いしてお話も聞いてみたいです。実は丹波市島には酒蔵が4つあります。お酒がお好きそうですね?Sさん揃って遊びに来てください。
丁寧な対応、ありがとうございます。
つたない文章力ではございますが、
何か読んでくださった方に私なりのメッセ ージが伝わればと思っております。
>ふるふる様
書き込み、有難うございます。
また、是非一度訪問させてくださいね。
そして、いろいろと教えてください。
私もふるふるさんの頑張りを励みに
頑張って行きたいと思います。
今後とも宜しくお願いします。