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高麗橋桜花店主 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主森田龍彦の思ったことを綴る日記のようなものですので個人的感想にとどまるということご了承下さいね。

今、桜花に思うこと。

2025-04-26 | 筆者の徒然なるままに
 桜花はおかげさまで15周年を迎えることが出来ました。
  
 創業したのが38歳の時なので本当に体力があっていろいろと無理もしました。
この間、家族にも大きな変化があり子供は二人とも成人し、大病を乗り越えてくれた長男も今春から社会人となりました。

 飲食店を取り巻く環境も驚くほど変化して日本料理の個人店も随分と増え、価格も夜は2万円は珍しくなくなりました。

 食材や設え、器などを取り揃えると本当にいろいろとかかってしまいますし、上質なものに囲まれる時間を好む方もおられるので、お店の在り方は本当に自由でそれぞれです。

 私が修業時代から今もずっと思っていることは、日本に住む人にとって日本料理店が一番敷居の高いものになっていて日常からだんだんと遠ざかってしまっている、ということ。それをもう少し身近に感じてもらいたいということです。

 料理だけなく、設えだけなく(コスト)パフォーマンスだけでなく、お酒だけでなく、そのすべてを良質なもので整えてお出迎えする。
 出来ればお料理代は一万円以内。沢山飲んでもらえたら嬉しいですが、丁寧に味わいながら、良い酒器を愛でながら。もちろん、飲めない方に楽しんでもらえる料理内容で。
 日本酒が主になりますが、ワインも業者の方に協力してもらって多くはないですが楽しんで頂けるリストになっていると思います。

 お料理の腕前はともかく、食材運は自分でも本当にツイテるなと思うのですが、この春でも大阪近郊の天然の山菜が沢山入荷しておりますし、大阪産の畜産にも通じております。

 今のおまかせは7品構成なのですが、もう少し軽めの献立を所望する方が増えてこられました。
 そこでここ最近は4~5品構成のお料理も提供しております。

 上手く時代と寄り添いながら、やはり桜花は良質で敷居の高くない、日本の食文化を楽しめるお店でありたいと願っております。



 
 
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