高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

5月30日のつれづれ。

2016-05-30 | 日記
今月も気づけば残り2日。
現在のおまかせ料理もそろそろ終盤ですね。

今週はまだまだお席に余裕御座いますので、
どうぞお気軽にお立ち寄り下さいませ。

さて、昨日の御休みは関西食文化研究会の
「温度」をテーマにした講習に参加しました。
http://www.food-culture.jp/event/regular/160529_ondo/

ほとんどの食材になにかしらの加熱調理することが多いので、
温度をコントロールすることが出来るだけで
本当にいろいろな可能性が広がります。

学術的なお話は、それまで曖昧だった部分を
しっかりと整理することに役立ちます。

シェフのプレゼンテーションは、
今の自分にはない感覚を刺激し、
新たな可能性の種を植え付けてくれます。

各国にはそれぞれの食文化があり、
感じ方も多様で、それぞれの美味しさが存在します。

私はあくまでも日本料理という枠組みの中で、
精一杯の振り幅を表現出来るようになりたいと思います。

古の日本では和魂漢才、西洋でもアールヌーボーが生まれたのは
異国の文化を吸収・昇華させた賜だと思います。

そのためにも、基本的な調理学やそれぞれの食文化を
学ぶということはとても大切なことなのだと思います。
そのうえで、自分の心情をどう伝えるのか。
食して下さる方にどう感じてもらえるのかを追及していきたいと思います。

今週もどうぞよろしくお願い致します!!
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