高度経済成長と共に農家は3ちゃん農業になり、次第に2ちゃんになり
1ちゃんになり、遂には誰も農業をやらなくなってしまった。
当地は米の単作農家が殆どで、人手に頼れないから高価な機械を導入せ
ざるを得ないが、米価の長期低落傾向が続き「機械化貧乏」という言葉が
生まれ、他からの収入で赤字補填が可能な兼業農家でないと「経営が成り
立たない」状態が続いていた。
しかし、その兼業農家も定年退職と共に赤字補填が厳しい状況になっている。
そんな厳しい環境下で「自立経営」を目指し果敢に挑戦している。
堤の排水作業はほぼ完了し、残りは時間をかけて様子を見ることにした。