霜後桃源記  

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呆れた厳美「道の駅」の総会 その二 無効決議

2019-05-30 22:10:39 | 産直

総会の議長役は推薦の形を取るものの、事前に調整し、根回しするのが通例となっている。
今回の元市議の議長が、あれほどの「横暴な進行」をするとは理事長も予想していなかったのではないか。

結果からすると、「ポラーノの独占販売が否決」された前回の議決が、今回は開始早々に「独占販売可」と
なったのだから、理事長は「期待以上の議長役」と内心ほくそ笑んだに違いない。

「道の駅」でのアイスの独占販売は、ポラーノにとって「死活問題」なので、総会の議決など無視して
「継続するもの」と予測していたが、「案の定」だった。

可愛そうに、前回まで三年連続で議長を務め、「理事長への忖度」に励んだ人物は外さてしまった。
「ポラーノの独占販売不可」の議決に関与したがために更迭されたのかもしれない。


(段階的に行っている「晩生の枝豆の播種」が始まっている)

しかし、「独占販売を可とする」決議は、元市議である議長の「頑張り過ぎ(暴走)」が裏目に出て、法的には
「無効決議」と見做される。

その理由として

1. 第1号議案は事業報告であって、しかも、昨年の「総会の議決が無視されている」点を問題にしていたもの。
その際に、唐突に「独占販売で構わない」との意見提起があり、それが「審議案件と無関係な不適切な意見
提起」であったにも関わらず、「これ幸い」と議長が採用して賛否を問い「賛成多数で可決」したものである。
第1号議案は、一年間の事業の実施が「適正であったか否か」を検証し承認を得るための場であって、「新た
なルールを作る場」ではない。

2. そして、議長が冒頭で「議案に関係しない質問、意見は一切受け付けない。」と一方的で不当なルールを宣言
していながら、その舌の根も乾かないうちに「自ら作ったルール」を破っている。

3. また、「民主主義だから多数決だ」と威張っていたが、多数決の大前提となっている「少数意見の尊重」が
全く無視され、反対意見を述べる機会を意図的に奪った横暴で独善的な議決で、民主主義とは相容れないもの
 である。

4. 更に、第1号議案では、まず「総会決議が守られなかったことの釈明や責任追及」が為されるべきで、その審議中に
「理事長を無罪放免するための新たなルールを作る」のは、民主主義・法治主義下では絶対に容認できないもので、
 独裁国家の所業である。

5. もし、新たなルールを作るのであれば、第2号議案の「新年度の事業計画」の中で議論するのが筋で、しかも、
 そこで 議決された新ルールは、「新年度から適用される」ものであることは言うまでもない。
もっとも、残念ながら、そのような議題は第2号議案には見当たらないので、冒頭の「議長ルール」によると、
 それも 不可とならざるを得ない。

以上、理事長が厳選したはずの今回の議長は、市議経験者とも思えない「お粗末過ぎる議長」だった。
しかし、この元市議に限らず、他の現職市議も似たり寄ったりで、憲法の大原則である「国民主権」や「基本的人権の
保障」をよく理解しないまま市政に携わっているようだ。

理事長の「組織の私物化」は、「アイスの独占販売」に限らない。
その他の「組合員に対する背信行為」については「その三」以降で言及したい。
コメント
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