「田植え」をする際に水は少ない方がいいので、溜めていた水を落としてから始める。
植え終わると適度な水が必要となるが、その水の供給源は「上の田圃から」となる。
そして、次に水を落とした上の田圃で「田植えを開始する」を順次繰り返す。
それが、貴重な水を効率的に使う中山間地農業の「生活の知恵」となっている。
例年は、そのやり方で上手く行っていたが、今年は違った。
昨日の雨等で、田圃には予想を遥かに上回る水が溜まっていた。
最後に予定していた田圃では、三カ所から二時間かけて水を落とし続けたが、それでも
水位が下がらず、今日の田植えを断念せざるを得なかった。