「奈良時代、鎌倉時代、江戸時代のように政権の所在地を時代の名にするならば、豊臣秀吉が大坂城で
政務をとった時代は『大坂時代』にすべき。」
という意見があることを昨日の毎日新聞「余録」で初めて知り、「言われてみれば・・・」と興味深く
読んだ。
テニスの「大坂時代の到来」を告げる導入部の記述だった。
(今朝は氷点下12℃まで下がった。寒い日が続き、門口から運んだ軒下の薪は予定どおり使い切った)
昨夜の全豪オープンの決勝戦は、最初から最後までLIVE観戦した。
今朝のワイドショウ等では、「二セット目を失った時点で苦戦を予想した」という解説が多かったが、
私の見解は違った。
野球やサッカーと違い、たとえラブゲームでセットを失っても、気持ちを切り替えて新しいセットに
臨むことが出来るのが、「セットを争うスポーツ」の特質と思っている。
また、一セット目はタイブレークで決着する接戦だったが、実力は大坂が上回り「余裕の勝利」に
見えた。
二セット目を失ったのは、優勝を意識し、三度のマッチポイントのチャンスを逸し、焦って更にミスを
連発してしまっただけのこと。
土俵際まで追い詰められてからのクビトバの粘りも驚異的だったが、試合が進むに連れて、ミスが多く
なったようだ。(大坂が「ミスを誘った」のかもしれない。)
最後のマッチポイントは、二セット目の失敗を活かし、一気に勝負を決める会心の勝利だった。