枝豆の収穫は苦戦が続いている。
全く莢を付けていないものが多い中で、一部にはソコソコの数を付けているものも混在
している。
最終的に商品化できる枝豆は少量にも関わらず、畑での収穫には通常の倍以上の時間を
要し、選別作業にも多くの稼働を費やしている。
効率性の観点からすれば「収獲を諦め放棄する」選択肢も有るように思えてならない。
にもかかわらず、収獲、脱莢、選別に追われる日を過ごしているのは惰性或いは習性と
化している面もあるかもしれない。
作業をしながら、心の中は「口惜しさ」が充満していて、そのストレスの蓄積は半端で
はない。
しかし、そのストレスが来年の作付けに向けたエネルギー源になるような気がしている。
また、こんな不作を経験してこそ「豊作の歓びがより深いものになるはず」などと自分を
慰めたりもしている。
