shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

B'z Live-Gym特集①「Live Dinosaur」

2020-05-03 | B'z
 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、B'zが “B'z LIVE-GYM - At Your Home-”と題してこれまでにDVDやBlu-rayでリリースしてきたライヴ映像全23作品をYouTubeチャンネルで無料公開してくれている。5月末までの期間限定ながら、何千円もする映像作品をタダで一般公開するとは何という太っ腹。私は全作品を持ってはいるが、B'zのライヴがYouTubeで手軽に観れてしまうというのは実にありがたくって、寝る前に2~3曲パソコンで観て次の日に改めてブルーレイを大画面で全曲楽しむというパターンにハマっている。
 1ヶ月ほど前にヤフオクでB'zの廃盤アナログLPをゲットしてちょうどB'z熱が再燃していたところへこの“おうちでLIVE-GYM”企画、4月の半ばには稲葉さんのイナサラ・プロジェクト第2弾アルバムがリリースされ、更に先日のYouTube HOME session 公開と、立て続けの燃料投下で私的に大いに盛り上がっているので、このGWはブログで B'z祭りをすることにした。まずは “B'z Live-Gym特集” と題して彼らの映像作品の中でもベストの1枚と信ずる「Live Dinosaur」を取り上げよう。
 この「Live Dinosaur」は2017年にアルバム「Dinosaur」発表後に行われたツアーの1・14さいたまスーパーアリーナ公演の模様を収録したもので、いきなりオープニングで松本さんが十字架をバックに床からせり上がってくるわ、東京タワーみたいな謎の塔(?)から電波を発信する映像をバックにコート姿の稲葉総統(笑)が演説台からそれこそまるで演説をするかのようなパフォーマンスで最新シングル「声明」を歌うわで、観ているこっちはテンション上がりまくりヽ(^o^)丿 B'zライヴのクオリティーの高さは折り紙つきだが、特にこの日の稲葉さんは絶好調で、歌も動きもキレッキレだ。
 私がLIVE-GYMを観る時にいつも楽しみにしているのが稲葉さんのMC “B'zのLIVE-GYMにようこそ!” の演出なのだが、この日はスクリーンに映し出された恐竜ロゴとの掛け合い漫才(?)で笑わせておいて、いつもの “B'zのLIVE-GYMにようこそぉ~!!!” という掛け声から超本気モードの「孤独のランナウェイ」へと一気になだれ込むところがめちゃくちゃカッコイイ(^o^)丿 このスリリングな展開こそがB'zライヴの真骨頂だ。
 私の記憶が確かならばこの曲はLIVE-GYM 2008 Glory Days 以来9年ぶりのセットインということになるが、今回のパフォーマンスはこの曲史上最高の出来ではないか。稲葉さんの放つ圧倒的なオーラは鳥肌モノだし、観る者を魅了するその動きは全盛期のエルヴィスを彷彿とさせると言っても過言ではない。バックの演奏もゴリゴリで、キャッチーでありながらハードに疾走するというロックンロールの理想形になっているところが何よりも凄い。ラストにお二人がステージ中央で“Just a runaway♪” とビシッとキメるところも最高だ。
 この後も絶好調稲葉さんの超絶シャウト波状攻撃に圧倒されっぱなしで、エンディングでのヴォーカルとギターの掛け合いで大盛り上がりする「Fireball」、斬新なアレンジのイントロで意表を突かれる「Motel」、女性ファンが大喜びのポップな「イチブトゼンブ」、高速メタル・アレンジに痺れる「DIVE」、巨大な恐竜のバボットの出現で視覚効果満点な「Dinosaur」、コール&レスポンス大会と化したライヴ初披露曲「フキアレナサイ」、失速寸前の超スローテンポから入って一気に加速するライヴ・アレンジが快感を呼ぶ「Still Alive」、アウトロのジャンプ3連発も含めB'zライヴに欠かせない大名曲「ultra soul」、ライヴでこそ真価を発揮するアッパー・チューン「BANZAI」と、LIVE-GYMの楽しさが満載だ。
 憎きコロナウイルスのせいで今は家のテレビでブルーレイを観て楽しむしかないが、1日も早くまたこんな凄いライヴを生で楽しめる日常が戻ってきてくれることを切に、切に祈りたいと思う。あ~早く次の LIVE-GYM 行きてぇ!!!
【B’z】B’z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”