shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

恋はみずいろ / ヴィッキー

2010-03-06 | European Pops
 いつもコメントを下さるみながわさんから “恋はみずいろ” 大会のリクエストをいただいた。 “春のフレンチ祭り” のきっかけを作ってくださったことへの感謝の意を込めて、早速 “恋はみずいろ” 大会、気合いを入れてやらせていただきます☆彡
 この曲は1967年にヴィッキー・レアンドロスがユーロヴィジョン・コンテストにルクセンブルク代表として参加した時のエントリー曲だったのだが、結局優勝したのはイギリスのサンディ・ショウで、彼女は4位に終わってしまう。しかしその翌年、ポール・モーリアのインスト・ヴァージョンが突如全米で大ブレイク、5週連続№1に輝いたのだから世の中一体どーなってるのかワケが分からない。聞くところによるとフランス産ポップス唯一の全米№1らしいが、私の耳には上質なイージー・リスニングにしか聞こえない。まぁこの頃のアメリカン・チャートって何でもアリのグチャグチャ状態やったけど...(>_<) 
 手持ちのレコードやCDをチェックしてみて思ったのは、この曲のカヴァー・パターンは大きく分けて4つに分類できるということ; (1)60'sフレンチ女性シンガー、(2)60's~70's歌謡曲の女性歌手、(3)ギター・インスト・バンド、(4)その他の特殊楽器、である。因みにイージー・リスニング系は持ってません。私が好きなのは(1)と(2)で、(3)ではベンチャーズ、スプートニクス、それにジェフ・ベック大先生なんかもこの曲を取り上げているのだが、どれもこれも “歌のない歌謡曲” みたいでピリッとしない。(4)はウクレレやハープなど、マイナーな弦楽器に向いているようだ。

①Vicky
 私にとっての “恋はみずいろ” はヴィッキーが原点であり、スタンダードであり、そして最高峰である。これほどこの曲の髄を見事に引き出した歌唱を私は他に知らない。彼女の伸びやかな歌声を最大限に活かした絶妙な器楽アレンジも素晴らしい。
ヴィッキー=レアンドロス ♪L'AMOUR EST BLEU <邦題:恋はみずいろ> (67)


②Claudine Longet
 舌っ足らずのフランス語がたまらないクロディーヌ・ロンジェがこの名曲を甘~いウィスパー・ヴォイスで歌うのだから萌えるなと言う方が無理(≧▽≦) 私と同じくその筋系が好きなご貴兄はフニャフニャと腰砕けのメロメロ状態になること請け合いだ。
Claudine Longet- L'amour Est Bleu (Love Is Blue)


③Sylvie Vartan
 70年代初め、洋邦問わずこの曲をカヴァーするシンガーが多かったが、シルヴィも1974年の日本企画アルバム「サバの女王」でこの曲を取り上げている。歌は良いが、この時代特有の薄っぺらいバックの演奏がイマイチ好きになれない(>_<)
シルヴィ・バルタン Love is blue 恋はみずいろ


④サンディー
 アジアン・ビューティ、サンディーが巨匠ハーブ・オオタの哀愁舞い散るウクレレ演奏をバックに歌うこのヴァージョンはヴィッキー版に比肩するぐらい気に入っている。彼女の優しく包み込むような歌声は癒し効果抜群だ(≧▽≦)
恋はみずいろ


⑤天地真理
 70年代前半に活躍したアイドル歌手の初期アルバム用埋め草には欧米ポップスのカヴァーが使われることが多くて結構狙い目なのだが、これはそんな中でも掘り出し物のひとつ。彼女の透明感溢れる歌声が曲想と上手く合っている。
天地真理【恋は水色】LOVE IS BLUE

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