shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「デイ・ドリーム・ビリーバー」特集

2010-02-12 | Cover Songs
 1960年代というのは洋邦問わず名曲の宝庫である。まさに百花繚乱と言える 60's なのだが、そんなオールディーズ・ナンバーの中でもこの「デイドリーム・ビリーバー」は他の曲が霞んでしまうぐらい素晴らしい完全無欠なエヴァーグリーン・ポップスで、自分の中では名曲の殿堂入りしている1曲だ。オリジナルはもちろんモンキーズで、1967年12月に4週連続全米№1に輝いた大ヒット曲なのだが、当時の私はモンキーズなど知る由もなく、知ってる外国人と言えばザ・デストロイヤー、ボボ・ブラジル、それにユセフ・トルコぐらいだった。
 私が初めてこの曲を耳にしたのは1980年、アン・マレーのカヴァー・ヴァージョンがアメリカでヒットし12位まで上昇、日本では話題にも上らなかったが、私はラジオで聴いてそのキャッチーなメロディーと彼女の温か味のある歌声がすっかり気に入ってしまった。その後1986年のモンキーズ・リバイバル・ブームの時にオリジナル・ヴァージョンを聴き、改めてこの曲の魅力を再認識したのを覚えている。
 モンキーズ・ヴァージョンのインパクトが大きすぎたせいか、私の知る限りではこの曲のカヴァー・ヴァージョンは極めて少ない。しかし昨日 YouTube サーフィン(?)してて偶然キヨシローのヴァージョンにヒット、久々に聴いてめちゃくちゃ良かったので早速カヴァー・ソングとして取り上げてみた;

①The Monkees
 元キングストン・トリオのジョン・スチュワートが作詞作曲、タートルズのチップ・ダグラスがプロデュース、そして何とあのショーティー・ロジャースがアレンジを担当するという鉄壁の布陣で制作されたモンキーズ5枚目のシングル。言うことナシの名曲名演だ。
The Monkees - Daydream Believer


②Anne Murray
 カナダの歌姫といえばセリーヌ・ディオンかサラ・マクラクランだが、70年代には間違いなくこの人だった。オリジナルそのまんまのアレンジながら、独特の温かい歌声が何ともいえず心地良い。オリジナルも良いが、私的にはこのヴァージョンが一番好きだった... キヨシロー・ヴァージョンに出会うまでは。
ANNE MURRAY - daydream believer


③忌野清志郎(ザ・タイマーズ)
 キヨシローの覆面バンド、ザ・タイマーズが全く新しい歌詞を付けてカヴァーしたこのヴァージョンはCMソングにも起用され大ヒット。彼の歌には人を惹きつけてやまない強烈な吸引力があり、特にコレなんかは原曲のメロディーの良さも手伝って何度も何度も繰り返し聴きたくなってしまう。彼の優しさ溢れる歌声を聴くにつれ、私達が失ってしまったものの大きさを痛感してしまう。
デイドリームビリーバー - 忌野清志郎 -


④少年ナイフ
 日本が、いや大阪が世界に誇るガールズ・ロックバンド、少年ナイフが最も得意とするのは楽しさ溢れる食べ物ネタのオリジナル曲だと思うが、そんな中にさりげなく入っているカヴァー曲も大好きだ。コレなんかもっとハチャメチャに演ってくれてもよかったぐらいだが、彼女らがこの曲を取り上げてくれただけで嬉しい(^o^)丿
Shonen Knife - Daydream believer


⑤小泉ニロ
 昨日 plinco さんと電話で喋ってて、 “小泉ニロって知ってるか?ボサノヴァ歌ってんねんけど、めっちゃカワイイで!” と言われ早速ネットで検索。いやぁ~、ヒラリー・ダフといい、小泉ニロといい、 plinco さんの美少女発掘嗅覚は大したモンだ(^o^)丿 キュートで爽やかな歌声が中々エエ感じなのだが、私にはバックの二胡が邪魔をしているように聞こえる。ニロに二胡は不要だ。
ボサノバ 小泉ニロ Daydream believer Bossa Nova Bossa@NILO ~Goodies~