津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■阿蘇山中岳噴火

2021-10-20 17:41:15 | 熊本

 かっての御嶽山の噴火もそうであったが、昭和56年の阿蘇中岳の噴火も今回の噴火も突然のことだった。
火山活動の予報の難しさを感じさせる。
今回の噴火では登山客には被害がなく幸いであったが、56年の時には3人がなくなられた。新婚旅行中の新夫
今回の噴火は監視カメラが一部始終をとらえていて、1㌔に及ぶという火砕流が流れたというが、観光客が慌てて車で逃げたりする映像もあり緊迫感が見て取れた。
ご存じのように阿蘇山中岳は、火口がのぞき込めるということで人気があり観光客も多いのだが、幸い今日は火口縁には人はいなかったようだ。
数日前から注意情報が出されていたから、これが良かった。
コロナが一段落していて、秋の観光シーズンで地元のホテル・旅館などはさあこれからだと待ちに待っておられたと思うが、また水を差してしまった。
さきには鹿児島の桜島も噴火したし、これらに連なる南の方でも火山活動が盛んで、なんだか九州の火山が連動しているようにさえ思える。
阿蘇神社では「御静まり下さい」とお祈り為されることだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■ワイヤレス・マウスの電源切りますか?

2021-10-20 08:59:09 | 徒然

 昨日はワイヤレス・マウスが電池切れしてしまい、買い置きもなく少々慌ててしまった。
以前使っていたコード付きマウスを探すが見当たらない。
捨ててしまったか? こんなこともあるから取っておくべきだった。
ブログもかけず、メールもだめだから、散歩から帰ったばかりなのに、又、出かける羽目になった。
当然マウスにもスイッチがあるのだから、寝る時に切ればよいのだが、爺様は面倒くさくて四六時中つけっぱなしである。
つけっぱなしでは単4電池一本で約一月位の寿命だと思うが、せめて寝ている間だけでも切っておけば、一日八時間分は節電になる。
一年間12本が8本で済むわけだから、これからはスイッチを切って寝ようと思ったが・・・・すっかり忘れていた。
二三日前に24時間動かしていたクーラーを止めたが、そのリモコンから電池を外してお茶を濁した。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■川田順著「幽齋大居士」ニ〇、多藝(續)

2021-10-20 06:31:19 | 書籍・読書

     二〇、多藝(續)

 幽齋は非常の學問好きで、當時無比の博學多識であつた。曾て人に語るやう、
「學問は博く學ぶべきものだ。譬へば乞食の持つ袋の如くあらねばならぬ。殘飯冷
肉、なんでもござれ、人のくれるものは、皆その中に抛り込んでおくがよい。辨別取
捨は後のことだ。」
 かういふ主義で勉強したのだ。彼は一國一城の主ながら、學問の世界に足を踏み入
れた場合には、乞食の袋を背負つて、恬としてゐた。筆者は、その袋の中からぼつぼ
つ摘み出しては披露してゐるといふ迄のことである。彼は日本刀劍史上の一人物でも
あつた。戰國時代に、相劍家として幽齋の右に出た者はない。武士が魂の腰の物、こ
れを鍛冶する術は、單なる技術でなく、心術であつた。古今著聞の劍工は宗教的情熱
を以つて鍛冶した。從つて彼等の所作を相し、鑑識する方の人間も、深く熱き情操を
持たねばならぬ。幽齋がすぐれた相劍家であり得たのは、彼が以上の情操家だつたゆ
ゑである。和歌を詠むも、太鼓を打つも、包丁をとるも、刀劍を相するも、彼にとつ
て差別はなかつたのだ。すぐれた鑑定家の彼から觀れば當年の本阿彌などは問題でな
かつた。鑑定を職業とすることは武人の恥辱と考へて、彼は本阿彌にならなかつた迄
のことだ。
 細川家にはおのづからにして名劍寶刀が山と積まれた。今日遺存の名物だけでも、
澤山の數に上る。少々例示すれば、一色義定を切り捨てた大業物の「波股」があつ
た。ねこぶく(猫籬)を八つ重ねて下まで切りとほしたといふ「八重だたみ」の脇差
があつた。「籠手切義弘」があつた。「鳥飼國俊」があつた。
 幽齋は鷹揚な人で、物惜みしなかつたゆゑ、家の子や諸侯で、當時細川家の藏か
ら刀劍を頂戴した者は數知れない。彼なほ壮年の藤孝時代のこと、寺町を歩いてゐる
とちひさな道具屋に意外な業物が曝されてあつた。定則作の一文字だつた。値切るど 
くくれてしまつた。權内、夢かと頬をつまんで引きさがつた。程なく淀の城攻となつ
ただ、權内は城將岩成主税頭を斬りさらに、奮戰を續けて、岡本孫六といふ者と淀川
の水中で格闘し、拝領の刀で彼を刺殺した。藤孝、權内をねぎらひ、
「手柄ぢや、高名ぢや。刀に名をつけて遣はす。」
名物帳に載せられた「荒波一文字」はかやうの來歴を持つ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする