津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■99%完了

2016-05-31 20:51:25 | 熊本地震

 今朝8時から運送屋さん二人を頼み二度目の引越し荷物運びだ。
午前中で運び入れを完了したが、未だダンボール30箱ほどがあちこちに散乱している。
数日掛けてダンボールを明けてしまおうと思っている。後は別棟の倉庫に入っている品物の運び出しと、跡掃除のみである。

そんな中鎌倉から縁戚のY氏が来熊、お見舞いにわざわざお出でいただいた。
大変親しくさせていただいているが、母の従姉妹の孫に当たる方である。お母様のご実家のH家は長曽我部氏の一族、我が家の五代目室の実家でもある。
Y氏の奥様のご実家も熊本、幸いにも被害は少なかったらしい。処が奥様のお姉様のお宅が半壊の被害だと仰る。
初めて知ったのだが、熊本の産業遺産に指定されている、旧中村小児科医院だと聞いて驚いてしまった。修復が可能かどうか大変心配でも有る。 

                      「近代化産業遺産 総合リスト」から

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■二度目の引越し

2016-05-30 18:54:39 | 熊本地震

 運送屋さんの都合で、6月1日予定の二度目の引越しが急遽明日になった。
今回は取り残された私の机や椅子、それに本や史料などが主である。一応ダンボールに詰め込んだが、あまり詰め込みすぎて一箱/\が重い事この上ない。
頼むとはいえ少々は手伝いもせずばならず、その後の本の整理などは奥方の手伝も望めず考えると頭が痛くなる。
もっともこの一ト月半ほどは本や史料からすっかり離れていて、少々渇望気味であるから頑張って片付けせずば成るまいと思っている。
74爺はここ数日9~10時間の睡眠をとって疲労回復に努めているが、なかなか回復しない。また+されるかと思うといささか心配ではある。 

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■ご飯茶碗とマグカップ

2016-05-30 10:45:15 | 熊本地震

 今度の地震で食器棚や飾り棚が倒れ、9割方食器や陶器が壊れた。割れ残ったものを一応棚に戻したが、揃いの食器等は五枚組が一・二枚残る等惨憺たる有様で引越しに際し捨ててしまった。食器棚はガランとしている。
地震から一と月程は配給所からいただく給食で過ごしていたが、引っ越してようやく三食奥方の手料理を食べる事になり、私のご飯茶碗が無く成っている事に気づいた。生き残った陶器類を調べているうちに茶道の茶碗が数点残っている。ダンボールに別途入れて置いたものだ。その中の白いグレーがかった釉薬が美しい茶碗が在り、これを現在ご飯茶碗に使っている。ご飯をよそうと以外に大振りで、量が少し多くなった様に感じられる。もっとも一膳しかいただかないのでしばらくはこのままで過ごすことに成りそうだが、下手をすると奥方に丸め込まれて永久にと云うことも在りえるなーとも思っている。

 愛用のコーヒー茶碗も無くなってしまったが、畏友K氏から頂戴したマグカップは割れずに残った。これは奇跡とも言うべきであった。
高祖父・上田久兵衛の辞世の句を彫っていただいていた大事な品である。

    「秋風のたよりに聞けば古里の 萩か花妻 今さかりなり」とある。


                     

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明治熊本地震(金峰山地震)

2016-05-29 11:26:05 | 熊本地震

 明治22年(1889)7月28日熊本市ではM6.3の大地震が発生した。金峰山周辺を震源としたことから金峰山地震とも呼ばれている。
今からさかのぼる事127年前の事であるから、その詳細を知る人は殆どいないと言ってよい。
ウィキペディア では五野保萬の貴重な記録を紹介しているが、ここでご紹介する史料は熊本史談会の会員T氏のお宅に残る「家事禄」である。

国立科学博物館の地震史料とされる明治熊本地震における写真記録は、日本で一番古い物ではないかと言われている。

              http://www.kahaku.go.jp/research/db/science_engineering/namazu/ その他地震 → 熊本

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■熊本県立美術館再オープン

2016-05-28 12:14:19 | 熊本

 収蔵品が被災して閉館を余儀なくされていた熊本県立美術館が今日28日に再オープンした。

大名と遊びポスター
細川コレクション展 細川コレクション展示室
5月28日(土)~7月3日(日)
池辺寺縁起絵巻(部分)
コレクション展 2F展示室
5月28日(土)~7月3日(日)
当館のコレクションを中心に、熊本の美と歴史や近・現代美術、西洋美術の名品を紹介
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■肥後人名辞書全初版本・272頁、熊本の歴史がわかるS11/9発売

2016-05-27 14:37:03 | オークション

肥後人名辞書全初版本・272頁、熊本の歴史がわかるS11/9発売

 

肥後人名辞書全初版本・272頁、熊本の歴史がわかるS11/9発売 

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■そろそろ終息・・・でしょうか !!!!

2016-05-27 11:45:28 | 熊本地震

1日当たりの地震回数、3日連続で1桁の写真、図解   「熊本日日新聞」から

 最近では震度1や2位では驚きもし無くなったが、幸いな事に随分と回数も減ってきて10回を切るように成ったようだ。
布田川断層が割れるだけ割れたか・・・、このまま終息へ向かって欲しいと切に願いたい。
熊本市内ではあちこちに山と積まれた災害ごみが目に見えて減ってきている。収集に走り回っているのは他県から派遣された方々だ。感謝。

一見日常を取り戻しつつ有るように見えるが、近所のスーパーや大型店舗等は被害の為休業中の店が多い。
いろいろ買いたい物が遠くまで出かけなければ成らない不便さがまだ続いている。奥方の毎日の買い物も大変だ。
当方は6月1日に残りの荷物の引越しだ。ダンボール20個ほどと机や椅子を運び込むとどうやら引越し完了と云うことに成る。
本棚を購入して、本や史料をならべ終えるにはまだまだ時間を要する。
 

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■松寿庵先生・第189講

2016-05-26 10:42:11 | 史料

 実はこの本を図書館から借りて、まだ返却に至っていない。4月4日に借り、18日が返却日だったが地震に遭遇した。
本棚が倒れて本や史料の山からこの高価な本を探し出したが、車中避難や水汲み生活に明け暮れて、図書館に出かける余裕がなかった。
図書館も被害があって閉館状態になり、返却は再開してからでも良いという事であった。
長い時間我が家でお預かりしたが、6月1日一部が再開されるという。そろそろ返却に行かなければ成らない。

三宅家のご夫人からメールを頂戴したが、地震後のお宅には黄色の紙(要注意)が張られていると仰る。今後のいち早いご安寧を願うばかりである。 

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■17年目の開花

2016-05-26 08:05:20 | 徒然

 1999年6月に結婚した長女夫婦の引き出物の中の一つに、小さな鉢に植えられた高さ2センチほどのサボテンがあった。
枯らす訳にはいけないと注意して育て、高さが15センチ程までになつたが一向に花が咲かない。
昨年の事植物図鑑を見ていたら、毎年植え替えなければ花を附けないらしいことが判った。
早速用土を替えてみると、なんと今年・・・・つぼみを附けた。結婚17年目の記念日がそろそろだから娘にその旨を話すと・・・・旦那の実家では数年前には花を附けたらしい。ショック・・・

大地震に遭遇しながらもなんとか生き残ってくれたサボテン、多忙にすごす毎日の営みの中に清々しい綺麗な花が咲いた。
まことに心洗われる。写真はのちほど・・・・ 

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■「肥後名家墳墓録」から

2016-05-25 17:57:28 | 史料

「肥後名家墳墓録」にある、我が先祖磯部庄左衛門の兄・長五郎女の龍源院についての記述である。

我が家の先祖附に長五郎に娘が在った事が記載されているが、なんとも思わせぶりな書き方であった。
ある調査の過程で「平川家文書」に遭遇、このなかで平川家と我が家が先祖を一にする関係であることが判明した。 

■驚くべき偶然

■平川家略系

■驚愕の事実・・長五郎の娘・くま

次々と判明する新事実に大いに興奮する中、熊本史談会の若い友人N君が「肥後名家墳墓録」に詳しい記述があることを教えてくれた。
しかし熊本大地震でN君も膨大な図書や史料が本棚から落ち散乱しておおごとだと聞いた。そんな中このたび上記コピーをお送りいただいた。深謝。

残念ながらお墓があった宗厳寺は西南の役に際し焼失、その後廃寺となったらしい。
長五郎は八代で病死、男子がなあく絶家した。その長五郎のお墓も宗厳寺に在ったことは疑いない処だろうが、廃寺後どうなったのだろうか。
また大きな課題が残った。 

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■小倉藩主〔細川三斎忠興・肉筆 書簡〕掛軸 豊前中津藩主 書画

2016-05-25 08:48:37 | オークション

                                                           小倉藩主〔細川三斎忠興・肉筆 書簡〕掛軸 豊前中津藩主 書画


                          小倉藩主〔細川三斎忠興・肉筆 書簡〕掛軸 豊前中津藩主 書画

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■やることが多すぎて・・・

2016-05-24 19:02:53 | 熊本地震

 転居はしたものの後始末がおおごとです。今日は旧宅(?)の籐のカーペットを剥ぎに出かけました。
上に乗っている諸々のものを動かして剥ぎ起こし、丸めて肩に担ぎ上げ100メートルばかり先のごみ集積所まで運びました。
階段を下りるとき踊り場で振り回しがきかず、往生するとともに頭をしたたか壁にぶつけてしまいました。少々たんこぶが出来ました・・・・

引越し用のダンボールの空箱の量が半端ありません。明日は紙類のごみ出し日なのですがどうやら雨模様なので、あと一週間同居がつづきます。

運び込んだ本や史料もそれを収納する本棚が一つしかなく、新たに買い入れなければ成らないのですが、その時間がないため押入れに押し込んだままになっています。

メガネが一つ行くえ不明、今ひとつはレンズに少し疵が入ったためレンズを換えようと思うのですが、メガネ屋さんが被災して閉店中・・・・
新たに作ろうと思いますが、出かける時間がありません。

その他いろいろやることが多すぎて、ただ一日中あっちにウロウロこっちにウロウロの毎日です。
疲労困憊しておりますが、どうやら元気にして居ります。 

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■真夏日の中で

2016-05-23 18:37:03 | 熊本地震

 昨日の熊本は最高気温32℃、今年三回目の真夏日となった。今日も昨日同様の32℃だったらしい。
隠居爺は時間はたっぷりで少しずつ運びだしているが、これが現役の人たちは土日を利用してのことだから、引越し業者がなかなか捕まらない中苦労がおありのようだ。
午前と午後の二回小運搬、暑さの中で荷物運びは少々つらいものが有る。
午後の部は奥方のリクエストで観葉植物を運ぶ。これがやたらと重く、疲労困憊である。余りのきつさに一時間半ほど昼寝をする。

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熊本城顕彰会発行の会誌「熊本城」が届く。巻頭言は熊本市文化財保護委員会委員長の村上豊喜氏の「熊本城再々生への願いをこめて!」である。

明治10年西南の役で焼け落ちた熊本城は、明治22年7月28日の大地震で多くの石垣が甚大な被害を受けた。昭和35年篤志家の寄付を元にして天守閣が鉄筋コンクリート造で復元された。その後宇土櫓の解体修理、西・南大手門の復元その他櫓の復元をへて、熊本城築城400年に当たっては本丸御殿が完成し天下の名城として其の威容を現した。
この度の熊本城の大被害は熊本県民の心に大きな悲しみを与えた。
村上氏はどうやら木造での復元を目指そうと考えて居られるようだ。この不幸な大被害を乗り越えて、清正築城時代の熊本城の素晴らしい姿が蘇るならば、これに過ぎたる喜びはない。何とか健康に留意して完成の姿を拝見したいものだ。

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歴史ある名園、再開めど立たず 北岡自然公園

山肌崩落、草原に起伏… 阿蘇登山道の風景一変

 


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■修復に向けて動き出した熊本城の現在の姿

2016-05-22 17:50:55 | 熊本地震

     修復に向けて動き出した熊本城の現在の姿

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■おだやかな朝

2016-05-22 09:43:24 | 熊本地震

 ベランダにつるしたウインドチャイムが爽やかな風に応えるように、軽やかなメロディーを作り出しています。
いく鉢か動かした観葉植物の緑にもこころを癒されます。
疲労困憊の私は昨晩は9時に就寝、今朝は6時起き、コーヒーを沸かして一息です。
コーヒーを飲みながら穏やかな日常が帰りつつある事を実感しています。引越しの日から1週間、荷物がどうやら収まる所に収まって来ました。
しかしながら本や史料がまだ届いていません。ダンボールに詰めた20箱程がまだ前のAPに残されています。
それというのも運送屋さんの手が空かないのです。古い付き合いの人でこの時期大忙しで、尚且つクーラーの移転もお願いしなければ成らないので、向こうの都合次第と言うわけです。これが被災地の引越しの現状です。
それでも移転先が見つかり、こうして穏やかな朝が実感できる幸せを感じています。苦難の避難生活を過ごされている皆様に申し訳なくさえ感じます。

今月一杯を目途に何とか荷物を動かしてしまおうと思っています。本や史料が手元になく、歴史離れして一月半こちらが新たなストレスと成りつつあります。
せっかく図書館が近くなったのですが、まだ再開の予定も知らされません。

熊本の被災者が本当の意味での穏やかの日日を迎えることが出来るのは、何時の事でしょうか。
改めて阪神・淡路大震災、東日本大震災被災者の皆様の心に、穏やかな日常が戻る事を心から願わずにはいられません。

               「頑張ろう日本」「がんばろう熊本」

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