津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■白描本「蒙古襲来絵詞」

2018-10-22 07:18:11 | 熊本史談会

 一昨日の史談会の例会に於いては、御物本「蒙古襲来絵詞」を宮内庁に納められた大矢野家から、昭和58年に発見された無彩色本(白描本)をお持ちいただき、具に拝見することが出来た。
御物本の写真集と見比べながら、位置の入れ替わりを確認したり御物本では欠けている画が見受けられたりして、これは下絵ではないかと思わせるものであった。
馬はサラブレットだとか、日本軍には「鑓」が見受けられないことだとか談論風発、誠に有意義で楽しい例会であった。この無彩色本が研究者の手にゆだねられれば、あらたな発見があるように思えてならない。

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■御物本成立以前の「蒙古襲来絵詞」

2018-10-16 14:13:10 | 熊本史談会

 先に■蒙古襲来絵詞の「詞」を書いた。今月の史談会例会に於いて肥後古記集覧にある、大石真麻呂の「蒙古襲来絵詞」の釈文を史料として使わせていただこうと思いそろそろ準備を始めたところである。
ここに至ってこの釈文の後書きを読んでいたら、文政五年に書き写したとある。
「あっまずい」と閃いた。じつは文政八年に大矢野家で新たな史料「絵二」と「詞二」が発見されたことをうけ、十一年に至り福田大華らによって大々的な修復が行われている。
つまり修復後の「絵詞」が宮内庁の御物本である。大石真麻呂の釈文をよくよくながめていると確かにこの「詞二」が脱落していることが判る。事前に気づいてよかったなーとホッとしている。
この「絵詞」は修復以前に模本が多くつくられている。寛政五年細川齊茲が江戸へ持参して尾張藩主・徳川治行や白河藩主・松平定信(楽翁)らがこれを展観、それぞれ模本(建中寺本、楽翁本=宮崎県立図書館本)を作らせた。
又阿蘇神社本もこの時代のものとされ、九州大学本は阿蘇神社本の写しだとされる。
つまりこれらは、「絵二」「詞二」が抜けていることになる。九州大学アーカイブスによる「蒙古襲来絵詞」は「御物本模本」と記されているが同様部分は存在しておらず間違いである。
福田大華による修復は、一部識者は「さかしらの私意」による行き過ぎたものだと批判されるが、その大華は複数の写本を作り流れ出ている。

水損した殘欠を張り合わせ、また新たに発見されたものを途中に入れ込むなど、大いに手が入れらえているとともに、異筆の書き込みなどもあると言われるこの巻物だが、国宝級の逸品であることには間違いがない。
真近に拝見してこの機会に大いに勉強したいと思っている。

 

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■蒙古襲来絵詞の「詞」

2018-10-13 18:32:56 | 熊本史談会

 蒙古襲来絵詞はその名の通り「絵」と「詞」で構成されている。
くまもと文学歴史館で開催される展観には多くの方がお出でになるのだろうが、「絵」はともかくも「詞」の内容を承知されてお出かけになる方はどの程度居られるだろう。
当然「詞」の解説文なども展示されるのだろうが、わが史談会での「無彩色絵詞」を拝見するにあたっては、この「詞」部分を資料としてお渡ししたいと思っている。
私が所有する本から引用しようと思っているが、まさか全文をタイピングするにもいかない。
かといってこれらの書籍から無断仕様もはばかられるし、かりに使わせていただくにしても相当の枚数になるから、編集作業が大変で頭を抱えてしまった。
本棚の書籍を眺めまわしているうちに、「肥後古記集覧」が目に入り、若しやと思って開いてみると、なんと最初に取り上げられている。これは「熊本市史関係資料集・第4集」なのだが、これを使わせていただくことにした。

この史料を持って、くまもと文学資料館へお出かけになっても大いに結構である。
その為には10月20日の我が史談会の例会にご出席いただかねばならないが・・・

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■熊本史談会10月例会のご案内

2018-10-11 13:01:06 | 熊本史談会

                         

 くまもと文学歴史館では11月1日から旧御物である「蒙古襲来絵詞」が17年振りに熊本に帰り展観される。
            「蒙古襲来絵詞と竹崎季長」展
旧所有者の大矢野家には、現在無彩色の絵詞の巻物が保管されている。
今回史談会では会員でもある現当主に現物をお持ちいただき、展観と共に解説をしていただくことにした。
上記の絵の中央に緋縅の鎧を付けて座っているのが、大矢野種保、その左手が弟種村である。
蒙古軍の軍船に向けて幟をはためかせて突き進んでいる。右後ろにも大矢野一族が乗り込んだ船が続いている。

歴史の不思議さを思い知らされるのは、竹崎季長が描かせたというこの絵詞が、宇土城主名和氏の許に渡り、名和氏の姫君が大矢野城主の許に嫁ぎその折に大矢野家に渡ったということである。

この絵詞は書き換えられたケ所が指摘されているが、下絵ではないかと思われるこの無彩色絵詞では、それらの状況がはっきりと見分けられる。元の絵柄が確認できることである。

くまもと文学歴史館での展観が行われるに先立ち、大矢野氏に解説をいただけることは誠に有意義である。
一般の方々のご参加をお待ちしている。                         

                         記
          くまもと文学歴史館での旧御物・蒙古襲来絵詞の展観にさきがけて、
          旧所蔵者大矢野家に残る無彩色の絵詞を展観する。
          「蒙古襲来絵詞の下絵か、その謎に迫る」
          講師:当会会員・現大矢野家当主、大矢野種康氏
 
          日時:平成30年10月20日(土曜日)9:50~11:40(9:30受付開始)
          場所:熊本市民会館(第7会議室)
          会員以外の方は資料代として300円申し受けます
          当日直接会場にお越しください。

          

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■蒙古襲来絵詞・勉強中

2018-09-23 11:26:50 | 熊本史談会

 10月の史談会では、会員・大矢野氏が所蔵される無彩色の「蒙古襲来絵詞」を展示、解説をしていただく事にしている。
まずは予習をしておこうと手持ちの史料を集めて、只今勉強中である。
11月に入るとくまもと文学・歴史館で、宮内庁所蔵の旧御物であった「蒙古襲来絵詞と竹崎季長」展が始まる。
私が生きているうちには又と御目にかかる機会はなさそうだから、しっかり予習をして、しっかり拝見しようと思うが故である。

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■大矢野家所蔵「蒙古襲来絵詞」を熊本史談会で・・・

2018-09-16 10:43:09 | 熊本史談会

                             蒙古襲来絵詞に描かれた「大矢野種保」

 平成30年11月1日(木)~12月17日(月)の期間、くまもと文学・歴史館では、17年ぶりに熊本へ帰る宮内庁所蔵(旧御物)の「蒙古襲来絵詞」の展観が催される。この旧御物は旧細川藩士の大矢野家が所蔵していたものが、明治23年宮内庁御買上となったものである。
大矢野家伝来の「御物本」は、この絵詞の主人公竹崎季長の家の衰退後、宇土城主の名和家につたえられ、名和顕孝の姫が大矢野城主・大矢野種基の元に嫁す時に是を持参し、以来代々大矢野家に伝えられてきたものである。

 大矢野家の現当主はわが熊本史談会の会員であられる。
大矢野家には、無彩色の「蒙古襲来絵詞」の巻物が残されている。
くまもと文学・歴史館での展観開催に先立ち、 今回、大矢野氏の快諾をいただき次回熊本史談会の例会で展示するとともに、大矢野氏の解説をお聞きすることにした。
一般の方々にもお出でいただきたいと考えている。
ここには「御物本」には見られない書き込みなどがあり、貴重なものである。
絵柄の書替えなどの状況も見られ、大変興味深い。

                                       記
                      日時:平成30年10月20日(土曜日)9:30受附開始 9:55開始~11:55終了
                      場所:熊本市民会館第7会議室
         
                      参加自由、会場が40人収容ですので会員以外の方は先着順といたします。
            

       

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■勉強が大変・・・

2018-09-12 10:51:43 | 熊本史談会

 今月は満を持してという訳でもないが「細川忠興軍功記」を取り上げることにした。この本は私の蔵書だが、WEBでは「舞鶴市糸井文庫 書籍閲覧システム」で見ることが出来る。
これは「續群書類従・合戦部」の抜刷といったもののようだが、前書きも奥書もまったくない。
本文は35枚の和紙に印刷、二つ折りで和綴じ製本されているが、二つ折の山の部分に「史籍集覧 細川忠興軍功記 觀奕堂藏」と印刷されているのみである。

また、国立国会図書館のデジタルコレクションでも「史籍集覧の第15冊の中 第188」に紹介されている。
こちらの方が頁数がやや少なめにまとめられているから、配布資料として使わせていただいた。(コピーの準備が一仕事)
それとこちらには私蔵の本にはない、原本の由来が記されていることもある。
「右壹巻東京帝國大學藏本之有明治十年八月以徳川昭武藏本謄寫云々之跋文本再校了
  明治三十五年五月                     近藤圭造

私のブログでも四回に渡りご紹介してきた。
    http://www.shinshindoh.com/gunkouki-1.html
    http://www.shinshindoh.com/gunkouki-2.html
    http://www.shinshindoh.com/gunkouki-3.html
    http://www.shinshindoh.com/gunkouki-4.html (表示が  となっているが の間違いである)

そんなこんなもあってこれを取り上げたのだが、ここ数日詳細な読み込みをしていささか勉強不足を痛感して焦っている。
登場人物の特定や人間関係、事件の背景、場所の確認、関係文書の確認、細川家とのかかわり等多岐にわたる。
15日が史談会の例会、今日を含めて残り3日、試験前の猛勉強といったかんじである。

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■必死で史料を読んでいます

2018-06-22 15:53:09 | 熊本史談会

 明日は史談会の6月例会、「史料・松江城秘録にみる、細川三齋公死去前後の藩内の動揺ぶりについて」という長ったらしい主題でお話することになった。昨日から今日にかけて、400枚をコピー20部に仕分けして史料の準備は完了。
原文12頁、読み下し文8頁を読み合わせや、語句の読みや、登場人物の行跡や、他の史料(丹羽亀之允言上之覚)との整合など、必死の思いでチェックしている。
私の癖で押しつまらないと本気にならないので自業自得ではあるのだが・・・・

最近は10:30~11:00、就寝、06:00起床で過ごしているが、今日の就寝はそうは参らぬ感じがする。

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■史談会資料揃わず

2017-07-21 17:16:26 | 熊本史談会

 明日の史談会に備えて昨日から準備にかかったのだが、予定していた資料に多くの欠落があることに気づき、とても時間的に間に合いそうにない。
急きょ内容を変更しようと、手持ちの史料でやり繰りをして読み下し文とも何とか間に合わせた。
午後に入りこれを130枚程コピーし、仕訳けをしてホッチキス止め。なんとか体裁が整った。泥縄もいいところだ。
メインの「O家先祖附」の解読は先月に続いて二回目、原文を見ながら会員皆さんでわいわいがやがやと読み下そうという嗜好である。
こちらで時間をとられれば、新たな史料も必要ないのだが案内状に記載した手前、何もしない訳にはいかないというわけだ。
4時過ぎ一段落、遅いコーヒータイムで一息つきました。

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■6月例会

2017-06-17 06:57:34 | 熊本史談会

 今日は熊本史談会の6月例会、昨晩は配布資料づくりが就寝前までに及んだ。
私の悪い癖で切羽つまらないとやらないのが原因である。午前中の ■六月十四日・祇園会 が余計だった。
大きな原稿は近所のコンビニまで出かけてコピーを取らなければならない。その40枚程のコピーを切り合わせたり、糊貼りしたり・・・
A4原稿は別に60枚程我が家でコピーをとり、これ等を仕訳したりと大ごと。
それから説明用の原稿や読み下しに関するコピーを準備して、それぞれに目を通す。75爺にはこれらの作業が堪えるようになった。
9時過ぎに終了一段落、ロックで焼酎を一杯、シャワーをして一息つく。
就寝しても忘れ物はないかと考えていると中々眠りにつけない。今朝は少々早めの起床と相成った。
最近はバスを利用して出かけるが、バスの中で再度説明用原稿を読み返すことにしよう。

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◼️史談会2月例会

2017-02-18 17:42:20 | 熊本史談会

 熊本地震から10ケ月かつてお世話になっていた熊本市中央公民館は、解体されてしまい今は更地になってしまった。地震直後から使用出来なくなり、その後会場はあちこち変更しながら例会を開いている。2・3月は熊本市民会館を確保したが、4月以降は改修工事が始まるらしく、また会場探しに苦労する事になる。

今回はかつてて取り上げた、長瀬真幸の紀行文「山分け衣」に登場する和歌について会員のkさんのお話を伺う。万葉集の歌なども含め解説をしただき、日頃感じない高尚?な気分にひたつたことであった。

会を終わって外に出るとお天気も良く、熊本城周辺にはかなりの人出がある。実は明日は熊本市恒例の「熊本城マラソン」が開催されるので、登録やコースの下見などの人も多いようだ。明日は天気もよさそう、おおいに賑わう事だろう。

最近の私の行動範囲はおおいに狭まって、街中にでることも少なく、少々歩いてみようと思ったりするが、疲れる事間違いなく早々に帰宅した。案の定帰りついて椅子に腰掛けのんびりしていたら少一時間うたた寝をしてしまつた。史談会があった日のお決まりの至福の時間である。

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■胃痛

2016-11-07 16:02:29 | 熊本史談会

 今日は立冬、熊本は良い天気に恵まれてさわやかな冬の入りとなった。気温も22度ほどで風が気持ち良い。
一日窓を開け放って相変わらずの日々を過ごしている。

ずっと史談会の会場探しで苦労をしている。もう10年以上お世話になった熊本市立中央公民館が今回の地震で被災し使えなくなったのが大きい。
無料の駐車場もあって使い勝手のよい会場だったが残念の極みである。
その後、熊本県伝統工芸館や熊本県情報開館プラザ、熊本市民会館など転々としてきたが、11月に入るとどこも満杯である。
熊本史談会は毎月第三土曜日の午前中開催と決められているので、なかなか条件があわず、最後の頼みと「熊本県総合福祉センター」に連絡をして何とかゲット、まずは一安心といったところである。

頭が痛いのは使用料が高いことである。(中央公民館が安すぎたということか・・・)来年度は会費を上げざるを得ないかと考えている処だが、胃が痛んでしょうがない。
会場が決まった処で、案内状を発送しなければならない。今日一晩がんばって、なんとか明日中には発送にこぎつけたいと思っている。

昼過ぎに飲んだ胃薬が一向に効き目がない。

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■熊本史談会9月例会

2016-09-17 14:41:58 | 熊本史談会

 熊本史談会9月例会は歴史研究家にして、たまきな出版舎を経営されている平田稔氏を講師にお招きして講義をお聞きした。
「池部啓太春常」の取材・執筆で分かった大間違いというお話であるが、御著「池部啓太春常-幕末熊本の科学者・様式砲術家」の執筆に際しての御苦労やエピソード又啓太に関する市販本・論考の間違いなどを史料を示しながら指摘をされた。
まことに説得力のあるお話で、出席者一同大いなる関心をもって拝聴した。

一人の偉人についてのいろいろな著作や論考が、誤った言い伝えや風聞をもって語られてきたが、この著をもって認識を新たにしなければならない。
しかしながらそのような先行する間違った著作・論考も生き続けていく中、正しい評価が根付くにはまた長い時間を要するのであろう。
出典を表示すればよしとする安易な作業を現に慎まなければならないことをつくづく感じさせられた。

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■史談会資料・・・

2016-08-19 15:31:29 | 熊本史談会

 史談会史料全11枚を作成完了、コピー20部作成して一息ついたが、少々手抜きがある。
先にも書いたが何とも読めない文字があり、伏字だらけの資料となった。奈良文化財研究所・東京大学史料編纂所の「解析:木簡・くずし字解読システム」を駆使してもかなわなかった。

                  

完約できず残念の極みである。前後の文章から類推しても何とも分からない。勉強不足をつくずく感じている。

さてこれから文章の背景にある町名やお寺、又「神風連騒動」に関する勉強をしなければならないが、まずはほっとしてこのブログを認めている。
数日かかりっきりで疲れました、コーヒーでも飲んで一休みします・・・・・ 

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■読めない・・・・・

2016-08-17 10:19:14 | 熊本史談会

 20日の史談会例会にとりあげる「T家家事録」の読み下しが遅々として進まない。
実はある方を講師としてお招きする予定にしていたが、急きょ先様の都合で一か月先延ばしとなった。
それではと以前からお預かりしていた「T家家事録」を取り上げようと、その旨を案内状に記した案内状を発してしまった。
明治六年のT家の商売はじめに関することから、七年の台風、八年の大水害、そして九年の神風連の暴動までが今回分、原文五枚、ところどころ文字が読めずイライラが募る。
今日を含めあと三日、コピーして資料20部も準備しなければならないから実質あと二日しかない。
やれることは徹夜でもしてやる「追込み型」の私だが、文字が読めないのはどうしようもない。暑さのせいもあるが、最近なんとも根気が無くなってしまった。
徹夜もいやだな~と大いに弱気になっている。さてどうする・・・・ 

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