津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

お安く読む・講談社文庫「実見江戸の暮らし」

2013-05-29 16:34:50 | 書籍・読書

 

   実見 江戸の暮らし (講談社文庫)
 
          講談社


内容説明

相手の顔さえよく見えないほど暗かった行灯。「数メートルに一軒」というほどの隆盛を極めた外食店。離婚・再婚は当たり前、婚活不要の自由な結婚事情―。名所図会や絵草紙をはじめとした図版を豊富に収録。目で見て、読んで追体験する、表舞台の歴史資料には記されない、江戸庶民の実生活を徹底ガイド。

目次

江戸を絵で見る;江戸の食さまざま;江戸の魚河岸・青物市場;江戸の酒;江戸の着物;明かり;江戸時代のお金;明六ツ、暮六ツの世界;旧暦の世界

出版社内容情報

暦、食生活から懐事情に至るまで、豊富な図版とともに庶民の生活を分かりやすく解説した、時代小説ファン必携・江戸のガイドブック。

人気のおかずは? 快適に暮らすための知恵とは? 当時の貨幣経済はどうだったの? 江戸庶民の毎日は、リサイクルを徹底し、低エネルギーでありながら実に豊かだった。当時のベストセラーの挿絵に息づく、バラエティ豊かな江戸の人々の衣食住を、分かりやすく解説。時代小説の副読本としても役立つガイドブック。(講談社文庫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白杉庄助なる人

2013-05-29 08:07:53 | 歴史

慶長二年の頃、有吉立行の家士であった白杉庄助なる人物が、忠興御預かりとなり「御直勤仕」となり、御鉄炮三拾挺頭を仰付けられている。
これはこの時期有吉立行の「勝手向殊之外逼迫」がその原因である。借金が多く「返済の為に上知仕、御扶持方計りにて取続候間、家中之者共も当前之家来ハ先ツ暇を遣し候・・・・」訳である。このとき、与太郎安政(十五歳)御擬作二千石を拝領している。
戦つづきでどの家も出費が甚だしく、特に有吉家においては大事な家臣を賄う事が出来ずに暇を出し、これを受けて白杉は細川家の直臣として組み入れられた訳である。(以上綿考輯録巻十一--忠興公・上 p137)

三年後慶長五年立行が木付で大友義統と戦っていた折には、立行の妻まんが木付の陣中に手紙を送っているが、生活の困窮ぶりが吐露されている。生まれたばかりの子(英貴)をかかえ戦乱の中を逃げ惑っている。

さてこの白杉庄助であるが、細川家家臣略系譜には白杉少一家が存在するが手元にある先祖附をみるとどうやら異流であるようだ。
あちこちの戦でその功名ぶりが語りつがれているが、白杉庄助のその後がいかなるものであるのか、史料を見いだせないでいる。 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする