イエメンの国営サバ通信によると、サウジアラビアで療養中だったサレハ大統領が23日、帰国した。6月の暗殺未遂事件で重傷を負い出国して以来3カ月半ぶりの帰国。退陣要求に直面しながら権力を維持する構えを示した形だ。大統領派は反大統領派への攻勢を強め、死者は23日までの6日間で100人を超えた。サウジなどが調停する権力移譲交渉も頓挫し、混乱は深まりつつある。首都サヌアからの情報によると、国営テレビがサレハの帰国を報じた後、市内に銃撃や爆発の音が響いた。大統領の帰還を祝う支持派の発砲と見られる。国営メディアは帰国の様子は放映しなかったが、健康状態に問題はないとしている。与党幹部と面会後、演説するとの情報もある。23日はイスラム教の金曜礼拝の日にあたり、反大統領派は退陣要求デモを予定し、大統領派は対抗して帰国を祝う集会を開く構えだ。
@また確実に荒れますね。
@また確実に荒れますね。