大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

リビア国民評議会 カダフィ拠点バニワリド攻略へ準備

2011年09月04日 22時10分34秒 | 古いシリア戦場ライブ・ロシア軍・フーシ、イエメン・アフリカ・北南米情勢
リビアで新政権づくりを目指す国民評議会の軍事部門が、首都トリポリ南東約150キロにあるバニワリドの攻略準備を進めている。バニワリドはカダフィ大佐が潜伏している可能性が高い場所とみられており、カダフィ氏の出身地シルトとともに政権側の数少ない拠点となっているためだ。衛星放送アルジャジーラなどによると、評議会側はバニワリード近郊に部隊を集結し、武器、弾薬の調達を進めている。評議会は「できる限り流血の事態を避けたい」(評議会幹部のゲルガブ氏)として、当初3日に設定していた政権側に対する降伏の最終通告を10日まで1週間延期する一方で、大佐側が降伏に応じなければ、軍事的な解決もやむを得ないとの両面作戦で臨む構えだ。 パリで1日に開かれた関係国会議で、評議会側への資金支援を取り付けたことで、今後、武器や燃料などの調達で評議会側がさらに有利になることが予想される。時間を稼ぐことが、軍事面の準備、降伏に向けた交渉の両面で評議会側に有利に働くとの計算もある。

@私がここでなにがいいたいかというと、最早この腐りきった物欲に支配された地球上に於いて、人間の尊厳はアラブ・イスラムの世界にしか存在しないという事。一人でも多くの日本の若者に人間の尊厳とは何かを考えるきっかけにしてもらいたい。アラブ・イスラムの世界で流される赤い血には戦後民主主義に毒された現代日本人の価値観を越えた深い意味がある。まさに70年前の我が祖国がそこに存在する。



カダフィ資産凍結解除 中国が難色

2011年09月04日 09時28分07秒 | 古いシリア戦場ライブ・ロシア軍・フーシ、イエメン・アフリカ・北南米情勢
リビアでは新政権誕生に向けた動きが活発になっているものの、物資が絶対的に足りません。そこで、イギリス、ドイツ、フランスの3­カ国は、国連制裁委員会に対し、食料などの緊急救援物資を購入できるようにするため、銀行に凍結されているリビアの資産のうち、約50億ドルを引き出せるようにすることを­提議しました。しかし、中国の国連代表団は、これに難色を示しました。AFP通信によると、イギリス、ドイツ、フランスの3カ国は合わせて、50億ドル近く、日本円で約3500億円のリビアの資産を凍結しています。リビア新政権を担う予定の国民評議会はこの直前、人道援助のため、海外にあるリビアの資産の凍結解除を求めていました。これに対し、イギリス、ドイツ、フランスの3カ国は­食料購入のための資産凍結解除に同意したものの、中国国連代表の反対に遭います。

中国の社会問題に詳しい程暁農さんによると、カダフィ政権崩壊に対し、中国政府はずっとあいまいな態度を取り続けていました。カダフィ政権の終わりが近づくと、態度を変え­ましたが、それは表面だけに過ぎないといいます。
中国社会問題研究家 程暁農さん
「暫定政権に凍結資金を渡す問題について、中国政府は背後で、妨害していました。この点 見て取れます。中国政府はカダフィのような独裁者の失脚を見たくありません。だから中国政府は心穏やかではありません。機会があれば動きます」中国政府もカダフィと同じ独裁政権。ただし、独裁政権の崩壊が避けられないことは歴史が物語っていると程さんは強調します。AFP通信によると、国連の規定では、反対がない限り、国連制裁委員会は提議の3日後には、資金凍結解除を承認できます。そこで、イギリス、ドイツ、フランスの国連外交官­は、中国の国連代表が反対しないよう、説得を続けているそうです。

山東大学 孫文広・元教授
「過去を振り返ると中国共産党はカダフィの味方でした。リビアの飛行禁止空域の決議でも、中国は棄権しました。リビア反政府派の存在も、その正当性も認めていません。つま­り多くの面でカダフィ寄りなのです」
カダフィ政権の資金凍結解除に中国政府が反対することについて、中国の多くの高官がすでに資産を海外に移しているため、それらの凍結を恐れているのだとも述べました。アメリカ在住の中国人経済学者、何清漣さんも自身のブログでこの問題を指摘しています。欧米にある独裁者の巨額資産に対し、欧米各国は凍結したうえで、それらの資産をその­国に返すと宣言していると指摘。返還された資産は、国民の生活を良くし、司法システムの基盤づくりに使われるといいます。何清漣さんはさらに踏み込んで、独裁者が不正な手­段で手に入れた大量の富は、最後の砦を失ってしまうとも分析しました。

@シナが難色、これは当然の話で、北京としては中東における反米の旗印カダフィには大量の資金(チャイナマネーとリビアオイル)を投入してきた経緯がありますし、中国企業が鉄道、住宅などインフラ整備を一手に受注しています。そして、ここでも指摘されている通り、すべての高官が賄賂で稼いだ資産を海外へ移していますからね。ロシアもNATOの支援爆撃を必要以上に中傷して来ましたが、ここにきてやっと国民評議会を認めました。




参考:
2006年  1月 李肇星外相がリビアを訪問し、カダフィ大佐と会見

      9月 翟隽外相代理がリビアを訪問し、カダフィ大佐と会見

2007年  5月 李金華国家審計署審計長がリビアを訪問し、ハスナビ財政監督機構主席と会談 

    6月 バラニ・リビア人民委員会アジア書記が訪中し、楊潔篪外相と会談

    7月 中建総公司と中国寧波華豊集団公司がリビアの住宅建設契約に署名

    9月 中土公司がリビアの鉄道建設契約に署名

    9月 国連総会で楊潔篪外相がサロクム・リビア人民委員会対外担当書記(外相)と会談

2008年  1月 シアラ・カダフィ大佐特使が訪中し、唐家璇国務委員らと会談

    2月 中土公司がリビアの鉄道建設契約に再度署名

    12月 トルダ・リビア住宅機構主席が訪中し、陳徳銘商務部長と会談

    12月 翟隽外相代理がリビアを訪問し、バラニ・リビア人民委員会アジア書記と会談

2009年  3月 湖南省代表団がリビア訪問

    7月 翟隽外相代理がクサ・人民委員会対外担当書記(外相)と会談

    9月 姜偉新住宅都市建設部長がリビアを訪問し、カダフィ大佐と会見

    11月 石秀詩全国人民代表大会財経委員会主任がリビア訪問

2010年  5月 温家宝首相がクサ・人民委員会対外担当書記(外相)と会見

    9月 楊潔篪外相がサイフ・カダフィ財団主席と会見

2011年  2月 リビア在住の中国人3万5860人が脱出

    6月 オバイディ人民委員会対外担当書記(外相)が訪中し、楊潔篪外相と会談

    6月 ジトリロ・国家委譲委員会主席(反政府代表)が訪中し、楊潔篪外相と会談

    7月 陳暁東外交部アジアアフリカ司長がリビア訪問