大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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ロシア空軍 A-100 AWACS レーダーONで初飛行!

2022年02月13日 17時57分38秒 | ロシア軍
ロシアの国営企業ロステックは2022年2月10日(木)、最新の早期警戒管制機、いわゆるAWACS(エーワックス)であるA-100「プレミア」が、レーダーシステムをアクティブに状態での初飛行に成功したと発表しました。
A-100はすでに2017年11月18日に初飛行を終えていますが、このときは搭載電子システムを作動させることはなく、あくまでも航空機としての飛行に成功しただけでした。今回の初飛行では、搭載機器の正常な作動を確認しただけでなく、強力な電磁放射の条件下でも機体のフライトシステムが問題ないかもチェックしたそうです。
今回の飛行を担当したテストパイロットは次のように述べています。
「飛行は通常モードで行われ、すべてのシステムと機器が正常に作動しました。乗組員はすべての飛行任務を完了し、与えられた操縦モードでの機体の安定性と操縦性、ならびに航空機に設置された警戒監視システムの操作ができたと確信しています」
A-100のベース機(プラットフォーム)はイリューシンIL-76MD-90A輸送機で、胴体上部に円盤型の回転式レドームを装備しています。外観は既存のA-50早期警戒機とよく似ているものの性能は異なっており、一部の報道によると、その能力はアメリカ製のE-3早期警戒管制機を上回っているといいます。
参考:ロートドーム(rotodome)レドーム
早期警戒管制機( AWACS エーワックス )や早期警戒機(AEW)に搭載された回転式のレドーム。 円盤状の樹脂製のカバーにレーダーを格納し、10秒程度で1回転して、全周にわたって目標物を探知・追跡する。A-100は、5秒で1回転させますが、ハイパーソニックミサイル対応と思われます。遅いと見失う。

昨年12月8日ここで紹介した ロシア軍 Beriev A-100 AWACS


@次世代AWACSと謳っています。レーダーは、爆撃機を900km、非戦略弾道ミサイルを800km、戦闘機を600km、連なった装甲車などの地上目標を450~500km、艦船を400kmで探知し、戦闘機を300kmで追尾できる性能を持つとされます。