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占いという もう一つの眼

日出る国

2019年11月15日 | 日記・エッセイ・コラム
今回のマラソンを始めとするIOCの醜態を見ても、もはやオリンピックは意義を失っている。そうでなくてもオリンピックは、金ずく、金まみれだ。
何度も言うが、古代オリンピックの精神と言うなら、持ち回りではなく、ギリシャ固定でやれば良い。しかし、幸か不幸かIOCにその発想は無いようだ。

「これ幸い!」とはこのことだ。
この際、ギリシャに似た神話の国、日本をオリンピアにしてしまおう。日本の古代スポーツは相撲ぐらいしかないが、そんなの関係ない!八百万の神々の集う国だ。
もちろん、「オリンピック」とは名乗らないが、日本をスポーツのメッカとすべく、日本全土に各種スポーツ環境を整え、日本を常設の競技会場にすれば、観光立国+αになり、アジアの観光客に頼らなくても、世界中から客を呼べる。
持ち回りの各種ワールドカップも、「いつでもどうぞ」の姿勢を示し、一方で、スポーツ医療や、リハビリ環境でも先進国をめざす。さらに、日本主催の大型選手権も必要だ。

文化立国をめざすなら、スポーツは欠かせない。ただし、ゴルフのような日本の環境に合わないスポーツは、森が育たない国に任せた方が良いだろう。そういう国にとっては確かに環境に貢献するスポーツだ。
日本は、「森と海の国」ならではの環境をフル活用し、学問、芸術、娯楽、スポーツが溢れる「ドリームランド」と化し、工業は静かに目立たず行うことにする。
中国人は日本人がハワイに行くように日本に来ている。日本はハワイよりも、もっと上の、東洋のフランスやスイス、オーストリア、いや、日本人にとってのヨーロッパに成れる。つまり、欧米人にとっての憧れの地になれる。

本物とまんじゅう
訪日客数4000万の日本の観光政策は間違っている。目先の数だけ増やそうとすれば、「安物」イメージに落ちてしまう。時間をかけて、良質の観光を育てるのが先であり、その為には、日本の持つコンテンツをもっと磨き上げるべきだ。今のやり方では、かけがえのない文化資源も、ただの見世物になってしまう。
学術も芸術もスポーツも、とりあえずイベントをやりましたではなく、必然性のある催しにしなければならない。「日本ならでは」の理由を作らなければならない。
人寄せではなく、真に各分野の中核となった時、自然に、その裾野が観光になる。
忍者と忍者ショーは違うが、観光客はそれで喜ぶ。パンダがいるから、パンダまんじゅうが売れる。先ずは本物を創ることが先だ。

高級宿泊施設も良いが、YMCAやYHのような若者向け宿泊施設の全国展開。日本のイメージを悪るくする技能実習生より、ワーキングホリデーの受け入れを強化して、若者に日本を知ってもらう。単純労働力はハイテクとAİに頼ることで、その方面の技術も進む。
その上で、日本各地の演劇やコンサートの定着と伝説化。世界的学祭の常設と発信の強化。施設の充実により、年中、国中、オリンピック状態にする。
そして日本は、「日出ずる地、文化立ち昇る地」となる。
メデタシメデタシ

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