魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

祟りじゃ

2015年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

七月半ばの祇園祭は、季節柄、雨にたたられることが多い。山鉾巡行が晴れて暑い日だと、思わず、「よかったなあ」と言ってしまう。

人から聞いた話だが、山鉾の並ぶ界隈を歩いていたところ、ちょっとした騒ぎに遭遇したそうだ。
山鉾によっては、チマキを買うと上に乗せてくれる。家屋の二階に上がり、そこに渡してある通路を通って山鉾に乗り込む、そのちょうど下を歩いていたところ、
横にいた人が、突然、上に向かって、「何しとるんじゃ!」と、怒鳴り始めた。

大騒ぎの原因は、二階に上がって鉾に乗り込んだご主人の後について、奥さんが一緒に乗り込んだことだった。
山鉾によっては、そうでもないが、その鉾は最も厳格に「女人禁制」を守っていた。
入り口に、その旨が書いてあり、通常は見張り番がいるのだが、その時は、たまたまいなかったらしい。

通路を渡っている女性を見とがめた関係者が、驚き慌てて、騒ぎになった。
その後、大慌ての中、塩と酒で浄めたそうだ。

しかし、今年の山鉾巡行は、雨どころか、なんと、滅多にない台風に見舞われた。
やっぱり、祟られたのだろうか・・・
それでも巡行できたのは、浄めが効いたのだろうか・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿