「かおさす」を、京都弁として書いたばかりの先日、さんま御殿で、さんまがこれを使った。奈良は、京都以上に古い土地だから解るが、当然のことながら、大阪にも残っているかも知れないし、一度消えたとしても改めて、都言葉として入っているかも知れない。
たまたま、奈良、大阪の人から聞いた事がなかったので、京言葉と信じ込んでいた。書く前に確かめるべきだったが、不明を恥じるほかない。顔さすわ
それにしても、書いた直後に、全国放送で聞けるとは。
この時の、さんま御殿では、流行り言葉のジェネレーションギャップも話題になった。流行語と若者言葉は異なる。若ぶって何でも若者に媚びると変な事になる。
若者言葉はグループ内の隠語のように、目まぐるしく変化する実験場だ。安定社会を支える世代は、理解する必要も使う必要もない。若者が、社会に大きなインパクトを与えれば、言葉は自ずと広がり、世代を超えた共通語になる。使うのはそれからでいい。
逆に、この放送の中で、美空ひばりファンのデヴィ夫人は、出川が他の人を「お嬢」と呼ぶ事に抗議していたが、これも逆の意味での世代によるグループ排斥だ。同じ言葉が違うものを意味するのは、どこでも起こる言葉の基本であり、それを察し合うのが相互理解の楽しさとなる。
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