人は、老いると衰え、子供のようになると言われる。
西洋占星術では、第四室(天底)~が幼児期や先祖を表し、人の原点とされる。同時に帰結点ともされている。また、生まれてからの一日を一年と見なし、月が巡る数、29-1年を一つの周期と考え、そこから同じようなテーマが繰り返される。つまり、5歳で起こったようなこと(同じではない)が、約33歳や、61歳ぐらいで起こる。
東洋では、六十干支をめぐり終えると、再び干支を巡り始めることから、60歳には赤い服を着て、再び人生を始める赤ちゃんの祝いをする。
この場合は、5歳で起こったことは65歳で起こることになる。
これは、大まかな周期で、実際にはその時の他の星の要因で、違う現象になる。確かなことは、「歳をとると子供の時のような状態になる」ということだろう。
子供の時、不幸だった人は不幸になり、幸福だった人は幸福になる。ただし、これは物理的な問題ではなく、心の状態だ。お金があっても不幸はあるし、無一文でも幸せな人はいる。
そうした、個人的な周期に加え、惑星、ことに天王星による84年の世相周期で環境が繰り返す。
先日、テレビタックルで北野武が、「俺たち団塊の世代がこんな目に遭うとは思わなかったよ」と世相を嘆いていたが、団塊の世代は戦争が終わった後で生まれたので、84歳まで生きれば、世の中は貧乏だけど希望に満ちた明るい時代が還ってくるだろう。それにしても、それまでが大変だ。
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