魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

マカロン

2023年04月13日 | 自動車人間学

フランスのマクロン大統領が、習近平と会って、「EUは米中に巻き込まれるべきではない」と発言し、中国は喜び、欧米は怒った。
欧米にしてみれば、ウクライナと台湾は繋がった問題だが、中国は一緒にされては困る。
中国はウクライナを「北朝鮮六カ国協議」のように利用し、台湾は内政の核心利益として欧米に手を出させず、やりたいようにやりたい。
マクロンは結果的に、習近平のこの思惑を「後押し」した。

フランスの伝統的な独自路線と言ってしまえばもっともらしいが、ナチスに占領されていたのは何処のどなたですか?と、欧米は言いたいだろう。
マクロンの理想の「話し合い」はプーチンには全く通じなかった。
何でここまで「××」なのだろう。

自動車人間で見れば話は簡単だ。マクロンはゴリゴリの「シャーシ」で、習近平も「シャーシ」だ。どちらも顔を合わせることを最も重視する。だからプーチンに会いに行った。意味も無く!?
ところが、プーチンは「エンジン」で、結果と事実を重視する。何の結果も無しに、圧力だけを掛けてくる「シャーシ」には耳を貸さない。ちなみに安倍元首相も「シャーシ」
しかし、「シャーシ」同士のマクロンと習は、互いの熱い空気に意気投合した。
そして、どうにも場違いなマクロン宣言が出たが、総批判されると、直ぐ訂正した。脈絡もなくコロコロ変わるのも「シャーシ」
これは、習とマクロンで挟んだマカロン劇か、中米に挟まれたマクロン劇か、まったく笑劇だ。

プーチンを説得できるのは、面子でも理想でも情熱でもなく、利害=駆引きだ。現実に交換材料を提示するのも大切だが、それがどのように利があるか説明することも大切だ。強引に言いくるめるのも、本人の信じていることを否定するのも逆効果だ。
しかし、いずれにしても掛け違えたボタン。手遅れ


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