魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

犬の人生

2011年05月29日 | 話の畑

先日の「はてなの」ような、トンチンカンなことによく遭遇する。
信じてもらえない話」「バッテリー」「微妙に・・・

ちょっと、人には言えない話も少なくないが、高校の頃の友達のように、自ら進んで飛び込んだ冒険や武勇伝のような、「勇気」の結果ではない。ボーッと歩いていたら棒に当たった、オトボケ事件ばかりだ。

日頃はすっかり忘れているのだが、何かあるたびに、『そういえば』と思い出す。しかし、あまりにもウソ臭いので、前後の経緯から話さなければ、信じてもらえず、あまり、人に話す気にはならない。

もともと、自分自身が疑い深く、人の話を真に受けない。
人の話というものは、「事実+印象+思い込み」の結果だから、話を聞きながら、それぞれに分解して、事実を推察する。
そうすることで、その人の、思考方法や思いが理解でき、こちらが話す、別の観点を理解してもらうことが出来る。

世の中には、変わった事件にばかり遭遇する、というより、朝から晩まで、事件の連続の人がいる。
こういう人のことを嘘つき人間だと怒る人がいるが、これは病気だ。
体験をうかつに話すと、この種の病気を疑われる危険もある。

だから、体験談を話す時は、誤解を避けるために、なるべく詳しく情報開示しなければならないと思う。当然、「長い話」になる。
思い出すたびに話そうとしても、長い話は、話す気にならず、聞く気にもならない。第一、たいていはくだらない話だ。
そう思うと、話す前に、忘れてしまう。

そんな、くだらない話を一つ思い出した。なるべく短く話してみたい。

16の時、バイクの免許を取った。うちにはバイクは無かったので、親戚から借りて、練習のため郊外に遠乗りした。
そうとう走ったので、田園地帯の国道脇にあるガソリンスタンドで、帰りのガソリンを満タンにした。

国道の横の田んぼに突き出たスタンドから、国道に出るため左右を見回していると、国道の下の田んぼで農作業をしていた30代位のおばさんが、田んぼの端に来て、背中を向け、モンペをズラして前かがみで、立ちションを始めた。知ってか知らずか、大きな尻が10mもない、目と鼻の先だ。視力は2.0。

当時は、法律もなかったから、ヘルメットもかぶっていない。
16の少年にとっては、非常事態だ。 ウ~ ウ~ ウ~

見たいが見られない。去るべきだが立ち去れない。止まって見ているのを、知られるのも恥ずかしい。
『行け、でも・・・』と葛藤するが、見るに見られない方向から音だけ聞こえてくる。
永遠にも感じられる一瞬の躊躇の後、思い切ってブーンと立ち去った。

近頃のAVには「放尿・・」などあるが、年寄りにはくだらなくても、少年には、お宝であると、よく解る。


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