魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

食われる

2022年01月11日 | 話の畑

中国のユニクロで、コラボTシャツの奪い合い殴り合いの争奪戦が起きたが、日本ではそれほどの混乱はなかった。
中国の混乱は、あくまで転売目的の客だ。値上がりしそうだから是非手に入れたいので、殴り合いになる、
中国人は極めて現実的と言われる。食の国中国の挨拶は、「飯食ったか?」だそうだ。
衣食足りて礼節を知るものだが、食で止まっている。

欧州も日本も、特に豊かな国ではないが、何故か食以外のものに関心を持ってきたところを見ると、中国の環境が厳しかったからと言うわけではないだろう。安定した時代もあったし、芸術が盛んな時代もあった。にもかかわらず、どう考えても中国の美意識には心が動かない。
美は調和から生まれるが、多様なもの多様な心が無ければ、調和の欲求も生まれない。
陰陽、何事も二者択一にする中国には調和が生まれない。
あれだけの人が住む中国だから、美の才能も豊富なはずだが、文化を規制する今の中共の動きを見ていると、なるほど、不毛の地であることが納得できる。

ユニクロで奪い合う「デザイン」は、美の渇望では一切なく、金金金だ。金だけが人生の目的。つまり、食うことしか関心がなく、物量の豊富なこと、それを得る力だけにしか価値を見いだせない。そんな社会が豊かになれば、次のものを求めて侵略を始める。
中国の侵略動機は、貧困でも石油でも世界統一でもない。ただ、欲しい。それだけだ。
説得しても止まらないマシンを止めるには、エネルギーを断つしかない。
中国から美味い汁が吸えると考えている企業は、やがて、フォアグラか豚マンにされるだろう。


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