魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

常套手段

2020年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム
トランプが中国攻撃をすると、マスコミは選挙戦術だと決めつけていた。
単純におかしな話だ。もしそれが選挙に有利に働くなら、つまり、それだけ米国民が中国に怒っているという事になる。マスコミはただトランプを揶揄するだけで、本質を黙殺している。あるいは、米国民が怒るのがトランプのせいのようにねじ曲げている。
滑稽なぐらい習近平と中国にカンカンに怒っている人がいた。聞くと、アメリカの年金を貰っている人だった。

アメリカ的視点でなくとも、ほとんどの人が中国の傲岸無礼には首をかしげている。
「あろうことか!」とは、こういう事だ。コロナに悪びれるどころか、超高飛車の、押しつけ友好と、軍事侵攻で暴れまくっている。
「逆ギレ」の解説には今後、「コロナ時の中国外交のような行動」と書けば、解りやすい。
中国式の、「どんな事があっても絶対に謝らない」文化を理解するなら、今、いかに中国が、「まずい!」と思っているかよく解る。「悪い」ではなく「まずい」のだ。
こういう場合、周囲は黙って無関心を装えば、当人は「メンツ」が立ったと思い、静かになるが、馬鹿正直なアメリカ人を怒らせた。こうなると落としどころがない。

当初、責任を逃れようとする中国は、クルーズ船のドサクサに乗じて、日本起源にすり替えようとしたが、欧米で火の手が大きくなると、乗り換えてアメリカのせいにした。これが失敗だ。
何でも反省する日本人とちがい、卑怯者を毛嫌いするアメリカ人の苦しんでいる最中に、アメリカのせいにした。これは世界知らずの習近平ならではの、ミスの上塗りだ。

実は中国の魂胆か
しかし、考え方によれば、アメリカを怒らせてわざと断絶状態をつくり、戦時下でなければできないような狼藉で、盗るものを盗り、後で(百年後でも)適当に手打ちに持ち込むというシナリオなのかも知れない。リーダーがコロコロ変わる民主主義の足下を見た、北朝鮮の親玉としての瀬戸際戦略だ。中国のしたたかとはこういう事を言うのだろう。

こうなると、日本は態度を曖昧にして無難に過ごす事はできなくなる。中共は「長」が好きだから、冷戦に持ち込むのが習近平の目的だ。日本は中共に隷属するか、民主主義勢力の最前線に立つか、はっきりした態度を迫られる事になるだろう。
WHOのテドロスは、日本が防疫に成功したと絶賛しているが、これは、日本の金が目当てではなく、習近平の代弁者として、日本の抱き込みを狙った甘言だ。アジア圏の幸運な防疫成功をチャンスとみて、グループ化しようとしているのだ。
毎日、日中友好を訴えている金に目のくらんだ企業人は、果たして、どこに利を見いだすのだろう。

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