魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

記念の年

2014年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

毎年、色んな記念の年が巡ってくる。
一昨年は、日中国交40周年で、来年は、日韓国交50周年だが、占いの周期律的には、40年や50年に意味は無い。
むしろ、60年や84年、その真ん中の30年や42年の方が意味がある。

今年は、1972年のニクソン訪中から42年目に当たる。
占い的には、天王星が一つの答えを出し、変化を始めるターニング・ポイントとなる。

当時は米中ソが、互いに牽制しあう中で、米中がソ連に対するカードとして互いを利用した米中接近だった。
その後、米中は互いの利害が一致し、交易は増大し、ついにソ連を破滅させるに至ったが、実はこの時点で、米中の共通利害は失われていた。

それでもアメリカは、工場としての中国の利用価値と、民主主義化を夢見て、中国と無防備に付き合ってきた。
しかし、その間中国は、むしろ古代帝国の「夢」を拡大させ、アメリカが気づいた時には、凶暴なパンダに成長していた。
(もとより、可愛いパンダは中国のものではない)

今年はそのピークに達した年であり、これからまた、42年かけて、違う荒野に帰っていくことになる。
もちろん、日中間も同様に、今年が42年目になる。

日米が中台に対して方針を変えたことの結果が現れたのが今年なら、現状は捨てられないとしても、違った道を模索しなければならない時が来ていることは確かだ。
二つの中国の存在を、もう一度考え直してみる時だろう。

どういうプロセスを経るにせよ、軍事独裁政権を解体するのが、世界の目標となるべきだ。
中華人民共和国は現代に生き残った帝国主義の化石、チャイナカンスか、はたまた、中華ゾンビか。

彼ら自身が変わることは組成上、不可能であり、これ以上エネルギーを供給してはいけない。
ドイツは日中戦争の時も、裏で中国に武器を供給していたが、84年後もまた、同じような動きをするかも知れない。
要するに、利益のためなら、どの国も何をするか解らない。

アメリカも日本も、もう少し老獪になって、ロシアを抱き込み、EUと歩調を合わせ、世界と一致して、亡霊を封印してしまわなければ、世界は再び、周期通りの愚を犯すことになるだろう。


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