転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日、某百貨店で秋冬用パンプスを新しく買った。
……というと普通の方は、ツイード生地とかファーつきとか、
何か冬らしいテイストの婦人靴を想像なさるだろうが、
ここで私が言っているのは、そういう意味ではない。
これからの寒い季節、私はストッキングだけでは外出できず
ゾッキタイツ+ふくらはぎまで来る靴下、を基本にしているので、
その状態で履ける、サイズの大きめな黒パンプスがひとつ欲しいと思い、
売り場の女性に正直に申告し(笑)、見立てて貰ったのだ。

私でも子供の頃は、真冬にハイソックス一枚で平気だったし、
大人になってからも若い頃までは、寒い日だろうが何だろうが、
タイトスカートから下はパンスト+パンプス、
という格好で平気で仕事に行っていた。
しかし今はもう、私は、かつての私ではなくなった。
冷え性は年々顕著になり、少し気温が下がっても足下が寒いし、
左足首を剥離骨折してからは、冷やすとすぐに神経痛が出るようになった。
また、足指が冷たいのを長時間我慢などしていたら、
あとでお腹の具合がおかしくなることも、今ではとても多い。
少々のソックスくらいでは、私はもう駄目なのだ。
重ね履きをしないと。

薄着して体を鍛えろ、などという意見には、もはや私は与しない。
見た目を優先した挙げ句、幾度も痛い目を見たからこそ悟ったのだ。
おばさんに冷えは大敵、だ。
そうして冷えないように足を十分に包んだならば、
その上に履ける靴が必要、というものではないか。
ちなみに、そのタイツ+長靴下、でパンプスを履くときの服装は
さすがの私もパンツスタイル、多くはパンツスーツである(^_^;。
スカートでは寒い、というのも勿論理由ではあるが、
やはり、タイツ+長靴下、という珍妙な取り合わせの上にスカート、
などという格好は、いくら神経の太い私でも無理だ。

さて、その新しいパンプスを、きょうさっそく履いて出かけたら、
これがもう、本当にジャストフィットだった。
ヒール高は4センチだったが、スニーカー同様の歩き方をしても疲れず、
かかとも足の指先も、全く痛くもならなかった。
なかなか良い買い物をした(^^)、と嬉しく思った。
さすがに売り場の方のチェックポイントは適切だったのだ。
素人考えでいい加減なものを選ばなくて正解だった。
何事によらず専門の人の意見はよく聞くべきだな。本当に。

なお、冒頭にも書いた通り、今回手に入れたパンプスは、
私の中では『秋冬用』という位置づけだ。
なぜなら『極寒用』には、もっとサイズの大きなものを既に持っているからだ。
これは私の最終兵器とも言える品で、
極厚タイツの上に冬用の厚地ソックスを重ねてから履いて、ちょうどだ。
かつて、真冬に親戚(享年85歳)の葬式があったときに、
まさか喪服にブーツやスニーカーでは玉泉院に行けない、
と大慌てで買ったのだったが、
その後この黒パンプスは、娘の高校の入学式に出るときにも使ったし、
去年のピアノの発表会も寒い季節だったので利用した。
案外、出番が多いので、買った甲斐があった(爆)。

ということで私は現在、『春夏用』『秋冬用』『極寒用』、と
3種類のパンプスを常備することとなった。
なかなか豪勢な暮らしぶりではありませんか。
春夏用パンプスと極寒用パンプスを並べて置いてみると、
とてもじゃないが、同じ女の履くモノとは思われません。

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