転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘は料理人
冬休みになった娘が、なんだかんだと料理してくれるので、
私はこのうえなく有り難くサボリを決め込んでいる。
今夜は、娘のお手製のスパゲティ・カルボナーラだった。
娘は料理本を見て、要るものをメモに書き出し、
午後から買い物に行って、楽しくソースを手作りしてくれた。
娘と私はいろいろな意味で全く似ていなくて、
例えば家事ひとつにしても、私は料理が嫌いだが娘は大好きで、
私は掃除なら苦でないが、娘は命じられないと掃除機など持たない。
その他、私は音楽が好きだが娘は全く興味を持たず、
私は絵画鑑賞には無知だが娘は美術部に入るほど絵が好きで、
私はテレビが嫌いだが娘は一日中でも観ていられる。
・・・と、つまりは興味の対象が全然一致してないのだが、
まあ補い合えるので良かろう、ということで(^_^;。


フィギュアスケート全日本女子SP
テレビで全日本フィギュアスケート選手権の女子SPを観た。
エッジエラーの有無やステップの難易度などは、相変わらず、
私程度の鑑賞眼では観ていてもほとんど理解できなかったが、
これだけ大勢の選手が演技するのを次々と観ていると、
なるほど国際大会に出るほどの選手は巧い、
ということが、おぼろげながら感じられるようになった。
同じジャンプやスパイラルでも、その洗練のされ方が違うというか、
技の磨かれ方が段違いだということが、素人目にもわかった。

ピアノのコンクールを聴いても、オリンピックを観てもわかることだが、
こういう専門的な修練に励み、トップレベルで競う人たちというのは、
誰だって、その分野に自分の持てるもののほとんどすべてを捧げて、
普通の人が無為に暮らしている間にも、超人的な努力をしているものだ。
気の向いたときに、無理のない練習をちょっとした程度で、
世界的な大会に出て思い通りの成績を取る、などという人はいない。
そんな、極限の鍛錬に耐えた人たちばかりで争っているのに、
素人目にさえ歴然とした差が見えてしまう状態なのだから、
才能とは実に怖いものだと思った。

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