転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



年明けの手術に備えて、今朝から術前検査が入っていた。
これで問題がないことを確認しないと手術が出来ないのだ。

前回受診のとき貰った予約票に検査の順番が書かれていて、
最初は採血となっていた。
私がかかっているのは総合病院で、全科の採血が、すべて、
一階中央処置室で行われるので、朝から大変な人数だった。
ちなみに私の本日の受付番号は、煩悩の「108」番。
私だって検査部が開く前から並んだのに、既に100人以上の人が、
早朝から来て順番取りをしていたわけだ。

・・・と思ったが、この処置室では大半の人が採血だけなので
意外に早く15分ほどで私の番が来た。
直前のおばあちゃまがスピッツ(試験管)6本分も採られていて、
「うわ~、重いご病気なのかしら。大変そう」
と思っていたら、私も6本しっかり採られた(爆)。
それから同じ階の放射線科へ行ってレントゲン検査だった。
正面からの胸部一般撮影、これはどうということはなかった。

次が三階生理検査室へ行って、心電図と肺機能検査。
心電図はお馴染みだったので問題なかったが、
肺機能検査は私は全く初めてだった。
肺活量測定のもう少し詳細な内容で、
息を吸う量と吐く量、吐くときの勢いなどを調べられた。
耳鼻科で吸入をするときのパイプみたいなものを、
口もとから息が漏れないようにしっかりくわえて、
機械から流れてくる酸素を吸ったり吐いたりすると、
その呼吸量が折れ線グラフでモニター画面に出て来る仕組みだ。

で、変なことだけ成績が良いのが私の常であって、
実は、自慢じゃないが私は昔から、肺活量には自信があるのだった。
果たして、きょうの検査でも、私の呼吸量は、
基準値のほぼ120パーセントの値だと言われた。
基準値の80パーセントあれば手術には充分だそうで、
「素晴らしいです~」
と検査技師の女性に褒めて貰った。
更に、吸い込んだ息を一気に吐き出すほうの検査では、
「凄いです。これ一発でOK出る人は少ないです」
と絶賛された。ふふん。

さて、検査結果は今時なのですべてデータ化され、
各診療科のパソコンからオンラインで見られるよう処理される。
私は手ぶらで四階の産婦人科外来に上がっていくだけだった。
採血のほうの結果は、先日来の鉄剤補充の甲斐あって
貧血がほぼ改善したため、手術用の自己血貯血が可能と言われた。
勿論同意した。私はRhマイナスだから輸血になったら大変なのだ。
使うかどうかわからなくても貯めておくに越したことはない。

主治医は、その他血液検査データ、レントゲン、心電図など
パソコン画面に呼び出しては、順番にチェックし、
「いいですね。ここらへん、はっきり映ってるから、いいですね」
「完全右脚ブロック、・・・まあ手術するには問題ないでしょう」
等々と、半分ひとりごとのように言いつつ、肺機能をクリックし、
「うわ~!随分、頑張っちゃったんですね~!凄いですね~!
ワタシこんなの、初めて見たよホンマ!」
と、そこはかとなく失礼な感心の仕方をしていた(--#)。
デブな女が無駄に肺活量だけ多いと思うたやろ今、をい(--#)。

午後から出直して、自己血貯血のために院内の輸血検査部に行った。
体温37.1、血圧126/92で、問題にされるほどではなかったが、
肥満した私の腕から自己血を採るのは、えらいことだった。
普通の点滴より針が太く、刺してみて血管がないとその針は破棄、
という厳しい条件で、先生方を大いに難渋させてしまった。
三回刺し直して、右手のくるぶし付近という変な場所で、
ようやっと皮膚の浅いところにある血管が見つかり、
どうにかこうにか、400ccの自己血貯血が完了した。

よかった(T.T)。

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