いよいよ今度の木曜日、22日に官舎の引っ越しを敢行するのだが、
その同じ日に、舅が退院する予定だと言う。
いくらなんでも重なってしまっては、私が病院に手伝いに行けない、
と言ったのだが、舅も主人も異口同音に、「そんなの要らん」と言う。
手伝って貰うほどの荷物はないし、車で帰るのだから、いい、と。
ったく、ここの家の人々はどうしてそんなにドライなんだ。
一ヶ月もお世話になった病院を出るのに、
家族が挨拶なし、というのは私はどうかと思うのだが。
それともナニかね、私が病院に顔を出したら、
先日の医療ミスの件で一言二言、言い残して来そうで、心配だとでも?
そういえば、約1年前、四国がんセンターを退院するときも、
舅は、「挨拶なんか、ええ、要らん」と言ったものだった。
「でもお礼もあるし」と私が言ったら、舅はプイとして、
「何を礼なんか言うことがあるか!ワシは、腹まで切られて!」
と吐き出すように言ったのだった。
それをして貰いに、病院に入ったくせにぃ。
去年は、それでも退院当日、私は強引に病院に行った。
お世話になった外科と泌尿器科とに、
ささやかだがお菓子も用意して行った。
舅は、泌尿器科には入院も短かったし、そんな礼なんか要らん、
とまだ言っていて、外科にだけ挨拶して菓子を渡すと、
荷物を持ち、すたすた帰ろうとしたのだが、
どういう巡り合わせか、病院の玄関の手前で、
泌尿器科の先生にばったり会ってしまった。
その瞬間、舅は私の手からお菓子をぱっと取り上げ、
「先生、どうもお世話になりまして」
と人が変わったような笑顔で、泌尿器科の先生に渡していた。
去年は、更にオマケがあった。
家に帰って、病院から持ってきた荷物を開けてみたら、
「外科西4C」と書かれたバスタオルが出てきた。
これは病院のじゃないか(^_^;。
「今度、松山行ったら、返して来ますね~」
と私が言ったら、舅は、
「構わん、構わん。ぞうきんにでも、しとけ」
と言った。
間違えて持って帰ってきて、バツが悪いのはわかるが、
そんな、ゾーキンだなんて、無理して貶めなくっても。
さて、今年はどんなオミヤゲがあるかな。
心配なので、やっぱり退院の日は顔を出したいのだが。
病院には、言いたいこともあるし(え?)。
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