転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今朝5時頃、隣で寝ている娘の笑い声で目が覚めた。
見ると彼女は、眠りながらケラケラと笑っていた。
娘が起きてから
「今朝、寝ながら笑ってたね。どんな夢を見ていたの?」
と尋ねたが、娘は
「え~。知らないよ~」
と言った。ふ。子供はお気楽で、いいね。

しかし、私も、人のことは言えない。
実は私は、新婚時代に、明け方いきなり呵々大笑したことがある。
主人はびっくりして跳ね起きたそうで、
「寝てんのに高笑いするヤツなんて、俺知らんかったぞ」
と今でも言っている。

私は、そのとき、夢の中で、
そこそこ大きな陸上競技の開会式の、式典アナウンスをしていた。
結婚する直前には、仕事でときどき、
体育関係の大会を担当していたので、
まんざらあり得ない設定でもなかったのだが、
そのときの場所は広島ビッグアーチ級の、
どこかのスタジアム(←誇大妄想)。
その、夢の中で進行していた開会式のアトラクションのひとつに、
『地元女子高校生による新体操』があって、
これが可笑しかったのだ。

新体操と言っても、リボンひらひらの美しい舞ではなく、
なぜか、ブルーマはいた女子高生が大勢並んで、
ダンスで言う「スプリッツ」、つまり180度開脚を披露していた。
その演しもののタイトルが、私の手元の原稿によると、
なんと「股割(またわり)体操」と書いてあった。
私は下読み段階から既に、ワラワラ状態。
でも本番で笑ってはいけない。どうにか耐えてやっていた。

やがて、私の内心の動揺とは裏腹に、
タイムテーブル通りに「股割体操」が展開し、
いよいよキメのポーズ。
女子高校生たちは柔軟を止めて全員が起立し(←どこが新体操!?)、
放送席に対して体の右側を見せたかたちで並んだ。
そして次の瞬間、彼女らは一斉に、
体操服の上から自らの腹の贅肉を両手でつまみ、

「余ってる!!!」

と結構な声量で唱和したのだ。
放送席にいた私は、死んだ。到底、我慢できなかった。
「わ~はっはっはっはっはっは・・・・・!!」
私の大笑いが、ONになったままのマイクの真正面から入って、
スタンドじゅうに響き渡った。

・・・これが、夢の顛末?だ。
隣にいた主人(しかも新婚)の狼狽ぶりを想像すると、
今になって胸が痛む(T.T)。
う~ん、まさに『狂ったか、大海人!』。

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