すーさんの山日記

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姫神山(1123m)

2008-06-21 15:06:47 | 北上山地
一本杉登山口から姫神山山頂を目指すコースは、一番ポピュラーでありながら一番勾配がきつい。
   
登山口を9:40に出発。歩き始めは、どことなく厳粛なムードが漂う杉木立の中を行き、しばくらくするとひときわ太い一本杉が現れる。このすぐそばに湧き水があるのだが、残念ながら現在は煮沸しないと飲用不適。
一本杉を過ぎ、植林の杉林も終わると「ざんげ坂」が始まる。この階段はきつい。日頃の不摂生を懺悔しながら登らざるを得ない。しかも、今日は下界では30℃オーバーの夏日で、滴る汗が止まらない。
   
ざんげ坂は5合目で終わるが、なおも懺悔の登山を強いられる急登続き。しかも樹林帯で展望もなく風もなく、花もフタリシズカやヤマオダマキぐらいで、こうなると黙々と登りに徹する他ない。地図の等高線を見ても、山頂まで間隔がひじょうに密なのである。
  
8合目の古い道標には、「下ルニハ右へ」とある。これは古そうだと道標の裏をのぞいてみると「大正十二年」の字がかろうじて読める。大正十二年ということは1923年。今から85年前に、この道標をここまで担ぎ上げた人がいる。最近では、そんな想像するだけで目頭が熱くなる。
このあたりから登山道上に岩が目立ち始め、いよいよ姫神の山頂が近くなってくる。
 
山頂直下では、岩場コース、土場コースの2つのルート取りができる。私はもちろん岩場コースの選択。花崗岩の露岩帯をピョンピョン行くのが楽しいですね。学校登山で来ていた盛岡T小学校の4年生も岩場コースを元気に登ってきました。
 
山頂には10:50着。多少霞がかっていたものの眺めは最高。いい風も吹いてました。これが無かったら姫神登山はキツイ、これがあるから頑張れる。
北上山地南方面の景色と、岩手山方面の景色。2つの写真は何となくくっつきます。
山頂を11:40に出発し、小走りで駆け下り、12:10に登山口に到着。
そして汗だくのまま下のコンビニまで車を走らせ、迷わず「ガリガリ君」を買った。もうそんな季節なんですね。

2006年5月の姫神山登山 城内登山口から往復

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