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女ドラゴンと怒り未亡人軍団、映画

2012-05-19 12:02:49 | 映画

「女ドラゴンと怒り未亡人軍団」タイトルだけ見ると2流、3流映画。

 

まじめに作ってあるが、最初から奇想天外なことばかりで、ばかばかしく面白かった。

ジャッキーチェン監督にはずれがないとはどういうことかわからないが、出場人物は豪華なのだろう。

中国らしくエキストラの人数も半端じゃない。

日本映画の巨匠黒澤の晩年の大作映画などより、はるかに観客を楽しませてくれます。大作映画は観念的になりやすくて退屈な場合が多々ありますが、、、これも中国的に大作なのだろうが、物語の展開がめまぐるしくて、見ているものはやっと着いていけるだけ。理解不能な映画です。でもそれで良い所がジャッキー映画なのかも。
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それにしてもひどい題名だ、、、なんとかならないのか。

B級映画の王道で、かつロードショー映画より断然面白いできだった。

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よくこんな馬鹿馬鹿しいストーリーで映画を作れるものだ、というくらい呆れてしまうが、、、。

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香港映画、中国映画の王道でワイヤーアクションが全編で使われている。

つまり、人が空中へ飛び出したり、空中でひっくり返ったり、めまぐるしい。

美しい中国女優がまじめに演じているのが、、、うつくしい!

11世紀、宋の時代の史実に沿ったシリアスな物語だが、監督がジャッキーチェンなので難しいことは考えないでハッピーエンドを楽しむ映画になっている。

ハッピーエンドとはいえ、出てくる美女たちはバタバタ死んで、誰が何処の誰だかわからなかった、、、だけど時代の不条理と人の心意気をよく表現している。

 

都内で2館上映がもったいないと思います。

それと、このような映画を2流の題名をつけて、冷たい目で見ている関係者の心の狭さがなさけないですね。

「女ドラゴンの怒りの未亡人軍団」には和製映画が足元にも及ばないスケールがあります!

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作品ユーザーレビュー:一休宗純さん

題名からして'70年代を彷彿させるカンフー映画なのだが、上映開始直後に配給が日活だと気が付いて、「そーいや、ポスターの字面からして日活だな。」と納得してしまった。(笑)

は中国が宋と呼ばれた時代。西部にはタングート族が西夏という国を作り、強力な軍事力を以って、常に侵攻を企てていた。
軍人一家の楊家では、元帥将軍を拝した楊宗保が国境警備の任に付き、西夏軍を喰い止めていたのだが、援軍も来ないまま劣勢が続き、ついに全滅の日を迎えてしまう。
保は、実家にいる妻の穆桂英への想いを伝書鳩に託す。鳩が来たことで夫の危機を悟った桂英は、一族の長である大婆様の太君をはじめとする楊家の女性たちと対策を講じたのだが、そこへ宗保の軍が全滅したという報告と、朝廷から一人息子の楊文広への出撃命令が下る。しかし、それは十万の敵軍に対して、一万の兵で向かえという全く兵法を無視したもので、朝廷での権力掌握を狙う王強の陰謀であった。
楊家に残っている女達は、それぞれが夫を戦で亡くしていただけではなく、自身も武芸に秀でているので、文広だけを送出す事に難色を示し、残った女達全員で文広の軍に付いて行くことにした。
国境の守備城砦の黄土城へと到着する前に敵軍に遭遇した楊家軍団は、これを回避しながら前進を続けるのだが、その最中にも次々と戦死者を出してしまう。しかも、やっと黄土城に到着しても、後から十万の軍を率いて来た王強は援軍を出さず、かえって楊家の罪をあばきたてて桂英を処刑しようとする。そこへ、全滅時に砂漠の民に助けられた楊宗保が戻って来て、王強に盾突き、黄土城を守るために桂英達と合流するのだ。

物語は11世紀初頭に実際にあった話を元にしており、太君が先の皇帝から龍杖を賜ったとか、宗保の母が宋帝国の前の後周王朝の皇帝柴氏の出であるところから、どんな罪でも免じられる金符を太祖趙匡胤から授けられたとかいう設定が散りばめられている。

主演は穆桂英を演じるセシリア・チャンで、鎧兜を着ながら馬に乗り、大刀を振り回すというアクションも充分にこなしている。夫の楊宗保を演じるリッチー・レンは、岸谷五朗かFUJIWARAの藤本敏史かというぐらいに日本人には親しげな顔だ。(笑)
しかし未亡人軍団の方は、物語の導入スピードが早すぎて、その得意な武芸も含めて誰が誰だか分からないうちに、どんどん死んでいってしまう。(; ̄ー ̄A
要約すると、大娘、二娘、三娘・・・と『○娘』と呼ばれているのが一族の長である太君の娘で、桂英とか蘭秀とか、名前で呼ばれているのが嫁さんや養女らしい。
死に方フェチであるうんちく奴隷によると、黄土城に押し寄せた敵軍の矢を全身に受けて、大刀を杖に死んだ五娘以外は覚えていなかったらしい。(ノ ´ー`)ノフッ
渋谷シアターNでは、一回観ただけでは人物関係が分かりづらかろうと、観劇後の半券を持って行くと、次回は\1,000円になるという特典をつけるほどに分かりづらいわけだ。(爆)

ジャッキー・チェンがプロデュースしたカンフー映画という時点で、「ハズレは無かろう」と観に来たのだが、渋谷シアターNや銀座シネパトスぐらいでしか上映しないというのが信じられないぐらいに面白い映画だったうえに、予告される映画が「これでもか!」というほどマイナーな映画ばかりであったので、本日先に観た【テルマエ・ロマエ】の客に「映画って~のは、こういうのを言うんだぜ。(´-ω-`)y─┛~~」と言いたい気分になった一休であった。

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お近くで上映していたら、固いことを言わずにご覧ください。お勧めします。

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