ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

フォードvsフェラーリ*映画

2020-03-07 17:37:53 | 映画

「フォードvsフェラーリ」は昨年予告編を見ていたから、いつか見たかった。

都内でので上映が終わって、東急田園線の南町田まで遠征してきた。

小田急線の相模大野で乗り換え、南林間で東急線に乗り換え、たどり着いた南町田グランベリーパークには仰天してしまった。いつもの新宿や大久保の旧市街地とは大違いで郊外にできた未来商業パークみたい。若い人でいっぱいだった。

さてさて映画チケットを買うと3200円とちょっと高くてびっくり。4D映画だそうです。

スクリーンが正面と左右(つまり3面)にあるのと、椅子がガタガタ動いて臨場感(デズニーランドにあるやつ)が半端じゃないこと。観客席の椅子には風や水(霧)、においの吹き出し口まである設備代でしょう。雨が降りそうだったので傘持参していたが、取り上げられてロッカーに入れられてしまった。雨のシーン(雨のルマンの走り)ではどこから水(霧吹きぐらい)を掛けられて、真っ暗でどうなっているかわからないが、確かに雨が降っている感じはあった。

でも、、、観客に水かけは、やり過ぎじゃないか。

それで4D映画というそうだが、、、。

映画はスポコンものにラブストーリーを混ぜて、レーサーに乗っているような臨場感をたっぷり味わわせてくれる。

1960年代の実話物語です。

アメリカの大会社のフォードが、ヨーロッパで活躍していたフェラーリを打ち負かしたいと、レースに参戦した話です。

私が中学、高校の頃の話で、、、リアルタイムで雑誌、新聞などで息を止めるような気持でみまもっていた。

フォードは大会社だったが、このままではいけない、もっと若者が好むような車を作らなきゃと、、、フォード2世に30歳で上級幹部になったアイアコッカが進言したのが始まりです。

アイアコッカはこの後クライスラーに移り、クライスラーを立て直した名物人物です。フォード時代から頭角を出していたんだな!

フォードが未知のカーレースの世界に入るにあたって、シェルビーに協力を頼んだ。

シェルビーもまたアメリカ創世記時代のレーサーだったが、経営の能力がそれ以上にあった。

この映画に出てくる、ドライバーのマクラレーンも、シェルビーと同時代の人。

私は雑誌でセブンリング12やデイトナ24で活躍していたマクラレーン(ドライバーもマクラレーン本人、、、)の車は目に焼き付いています。この映画には全く出てこないが、、、同時代にはシャパラルという、ユニークで素晴らしく速いアメリカ製のオートマチック・レーサーがあった。

それにはGM(ゼネラルモータース)のエンジンをチューンアップして使っていた。

フォードに限らず大排気量のアメリカ製エンジンは、意外に強力だったのだ。

セブンリングや米国内ではシャパラレは優勝していた。

記録を見るとニュールンブルグ1000kmで米国車で初の優勝をした。

シャパラルは元々レーサのジム・ホールが作り上げた車です。

ジムおじさんはカルフォルニア工科大学出なんで、空力には他のメーカー技術者より数年進んでいたんじゃないか。

子供ながらに、フェラーリ―やフォード、ポルシェに対抗していたシャパラルを応援していた。米国内ではマクラレーンがオーソドックな造りで速かった。

それらをまとめて米国代表みたいな形でフォードGT40はルマンなどに参加した。

クリスエイモンが最初にフォードでルマンに参加していたとは、、、のちにフェラーリ―のF1ドライバです。

懐かしい名前がいっぱい出てきました。

バンデー二やマイクパークス、サーティス等々。

フェラーリの大御所エンツォはこの時代に負け始めたので、しかもイタリア人ドライバー同士の諍いに嫌気を出して、イタリア人ドライバーをフェラーリは雇わないと言い出した。

貴族の出のマイクパークスは、イタリア人だが貧しい出のドライバーをいじめていた。それをエンツォが知ったのだ。昔のことですがよく覚えています。

これじゃ、映画の評には到底なりえませんね~~~。

懐かしくて、子供の頃にフェラーリとアメリカ製レーシングカーの戦い、、、フォードにマクラレーンにシャパラル。

ワクワクしていたころを思い出しました。

熱いですねーーー心意気が。

バイクの世界ではポップ吉村さんが、米国に渡って名声を高めていたころでしょ。

そう言えば、、、そのころ本田は何していたかと言うと、F2のブラバム(ドライバーもジャック・ブラバム本人)にエンジンを供給していて11戦11勝なんて記録を作って、それからF1に参戦したのです。

ブラバム・ホンダは私の記憶が正しければ、1000ccの4気筒エンジンだった。その頃のホンダは空冷が多かったが水冷かどうかは確かじゃありません。

ホンダがF1に参戦するというので、ジョンサーティズは他のチームからホンダに移ってきた。

ジョンサーティズは2輪のチャンピオンでもあったし、前年のF1のチャンピオンだった。

熱い時代だった!

そうそう、それから10年近く経ってからデイトナに撮影しに行ったもの。むろん仕事にしてね、、、そのご、アマゾンラリーでメカニック&コ・ドライバー&ナビゲーター&プレスで全行程13000kmを完走したのも、そのワクワク感がいきついたからです。

映画評にはならないけど、紙面で見ていたことが、映像で見れたことはすごく楽しかった。4Dの必要性はそれほど感じないけど、3200円はむだに高いわけじゃなかった。

2018年8月 古い車雑誌の切りきを処分、フェラーリp330はカッコ良かった

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6ac607183a8cb28a8eceeb33ba4b4efe

過去に見た映画評です

2020年1月  飛龍伝(つかこうへい2020樺美智子)

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/4dbd43b95ae18301304b06c98de1c672

2019年12月 活弁(カツベン)

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b6402f395d40cc246af23e36c6db4da5

2019年11月 T34レジェンドオブウォー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6acfe0a5144adc8b1475a8d3f5dd37e0

2019年10月 ジョーカー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/eca6ff0434c2a03d60cbca7a0eed1b2f

2019年7月 天気の子、新海監督アニメ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5685b1b79fa0e8705ae25a538d42f227

2018年11月 万引き家族

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fcc056e531a6daf8e06c97334948c2a6

2018年10月 カメラを止めるな

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/77e3df90890be3921c12ccdd60160292

2018年5月 コスタリカの奇跡

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/678fee15719f71929bb4c1a00db65ea6

2018年3月 シェイブオブウオーター、アカデミー受賞

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/df65b405417b214116972485477b12d2

2018年2月 スリービルボード

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5133ea89931a4b362a6a702210ecc39e

2017年12月 オリエント急行殺人事件

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0e95ea094223f41489e6ce6f5d33be25

2017年11月 ブレードランナー2049

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/67fb5004864e2fe621cc135af9eefacd

2017年7月 忍びの国

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/597da5163453c1f070b440582bb9a68f

2017年5月 低開発の記録、星の記憶

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c468ab40189550ae7bade5012886a78f

2017年1月 海賊と呼ばれた男、出光石油の話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/47127e6bde8b0c887181c09e2b361089

2016年11月 湾生回家、台湾生まれの日本人

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/bce9059d2941cf69dd680e12a11e02dd

2016年10月 君の名は、新海監督アニメ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/249335630d0fce72b6e559487efd18fa

2016年9月 帰ってきたヒットラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/28ded9edf6c75f2f171890815fb04a02

2015年5月 図書館戦争

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/baec55689a0ccf6cfde4a09f27885a90

2014年10月 バンフーマウンテイン映画祭

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/4d31b48f444015fd1b5a678b11f9becf

2014年1月 永遠のゼロ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c2acd1979c600a54f0d675a9b81eb05

2013年10月 終戦のエンペラー

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5c9121e9cb7a7ec7c8f25ef16bfbce9c

2011年8月 大鹿村騒動

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f76c3c6fcbd8a294585b37602b08cbdd

2010年5月 第9地区

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/50871496bfbc37299c0c9bbdfe311cb7

2010年3月 アバター

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f48f5b1b2870d1bbd1037b954f034824

2009年12月 泣きながら生きて

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/665f991435e822c9137dafa291d822ee

2009年6月 剣岳点の記

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/419cda4270609856d3b173b93afb3caf

2209年5月 天使と悪魔

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88270d35b7c299565a8a6b9fd59a646f

2209年3月 おくりびと

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c1a0455d293f62d41ba8560e7496cbf4


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 葛西臨海公園の水族館に「歩... | トップ | ローカルバスの終点へ*読書 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事