ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

剣岳 点の記、映画

2009-06-25 23:09:45 | 映画

新田次郎原作

上映は7:00からだったが、満員で前から2列目しかあいていなかった。

写真はすべて北日本新聞から転載です。

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ストーリー、時代背景は、今から百年前、日露戦争の前後に陸軍測量部隊が剣岳に挑んだ話です。

今のように登山器具が軽量でシッカリしているわけでなく、わらじと布と木で出来た道具で、吹雪の剣岳に挑みます。

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CG、空撮がいっさいなしで、現地にカメラ班と俳優が実際に立って撮影したと言う、、、それだけでも山好きにとって感動もの。

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なんでも、測量隊がなだれに巻き込まれるシーンがあるのだが、実際に雪渓の上にダイナマイトを並べて、なだれを作ったそうです。

測量隊がなだれに巻き込まれて行くシーンは、どうみても本当にしか見えませんでした。

なだれから人を掘り起こすシーンは、埋まりが浅かったので雪をかぶせてから掘り起こしたので、本当に死ぬかと思ったそうです。

山好きにとって、感激したのが、、、「またぎ」が急な雪渓をグリセードで降りてくるシーン!

あれは見事だった。

スキーの滑降で使うほどの斜面を、棒一本で自在に滑り降りてイク!

そのスピードたるや、お見事のひと言。

私も若かりし頃、厳冬期にグリセードから滑落したことがありますので、あのテクニックには感激。

あと役者さんの滑落シーンは4回撮りなおしたと聞きます。4回もあんなところで滑落は、命からがらだったでしょう。

エンディングで佐伯さんのお名前出ていました。立山、剣岳周辺の山岳小屋、ガイドさんたちが全面協力したんでしょうねー。

野山、山岳をトレイル・ランニングをされる方は、ここに日本登山の原点があると思うので、ぜひ見てください。

 

物語の最初のうちは陸軍測量部隊と山岳会の、剣岳初登頂争いのようです。物語が進むにしたがい勝負は二の次になってきます。ともに前人未到にチャレンジしていくうちに連帯感が生まれてイクのです。

、、、何をなしたかじゃなく、何を目的としてやったかが大事な時もあると言うことですね。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
近いうちに、観にいきたいと思っているのですよ。... (マカニ・トモ)
2009-06-26 11:19:40
近いうちに、観にいきたいと思っているのですよ。木村監督、力入ってますからね~。
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マカニ・トモさん (shimo)
2009-06-26 16:47:01
マカニ・トモさん
俳優達がスラーとして、かっこいいのが違和感があるだけ。絶対に、あんなにスラッとした日本人は明治時代にはいなかった。
平均身長が150cmぐらいだったんだもの。
それ以外はパーフェクトな映画です。
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私も観ました。 (まりも)
2009-06-26 20:36:31
私も観ました。
本当にすばらしい映画だと思います。
雪崩、滑落、役者さんもスタッフも命がけで作ってくれました。
雪渓を歩くシーンなど、機材をかなり高い位置に持って上がらないと撮れないでしょうね。取り付くだけでも大変そうなのに。

壮大な大自然の前には、意地とか見栄とかそういうものは本当にしょうもないものだという気持ちになります。
見終わって、清々しさが残りました。


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まりもさん (shimo)
2009-06-26 21:11:23
まりもさん
ストーリーに盛り上がりと言うか、お涙頂戴もないけど、たんたんと大自然に人が向っているのが、いいですね。
映画ではもっと演出がかかるものが多いけど、演技しなくたって見れるのが、この映画の特徴ですねー。
自然と人が真摯に向き合うって言う事ですね!
でも、、、登場人物がかっこよすぎですよー身長180cmで足が長ーーーいもの。
返信する
こんにちは。 (ひろ009)
2009-06-29 23:02:18
こんにちは。
かつて新田次郎の原作を読みましたし、剱岳は最も好きな山の1つです。眺めて良し、登って良しの名山で、奥深いところとゴツゴツした岩が魅力ですね。

新田次郎の山岳小説では「孤高の人」や「八甲田山 死の彷徨」、「聖職の碑」などの方が好きでしたが、素晴らしい映画のようですので、これは見に行かなくては!

それにしても山に登らなくなって早15年か・・・。
久々に山にも行きたいなあ。
返信する
ひろ009さん (shimo)
2009-06-30 09:30:18
ひろ009さん
私は剣岳は登ったことがないのです。
国内のほとんどの山や山域は網羅したんですが、剣は遠いのと険しいのとで、足が向かなかった。
今年の夏にいってみたいと思っています。
剣本体だけじゃなく、このあたりはマダマダ行って見たいところ満載です。
新田次郎の山岳小説は読んだけど、実際に山に行っていると小説が気恥ずかしくて敬遠気味でしたねー。
高校の2年生だったか、、、友達のワンゲル部員に連れられて、八幡平縦走が最初でした。違う部の仲の良い友人達と、今で思えばステンバイミーみたいな旅だった。装備もなく体力だけ有り余っていた。道路も鉄道ものんきな時代で、、好きですねーそういうの。
返信する
こんばんは。 (ひろ009)
2009-07-16 22:34:34
こんばんは。

「劔岳 点の記」の感想、拙ブログにもアップしました。
自然の描写が美しく素晴らしかったですね。
人間ドラマの部分も丁寧に作られていたし、長次郎役の香川照之が最高でした。宮崎あおいも出番は少なかったもののとても良かったです。
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ひろ009さん (shimo)
2009-07-16 22:55:34
ひろ009さん
香川照之が地かと思えるぐらいの役どころでした。
自然の素晴らしさを伝える映画はいくらでもあると思うけど、CGも空撮もなしで、これを作ったとは頭がさがります。
結果が良かったから、発想も評価されたんですね。
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私もやっと見に行きました。原作ははるか昔に読み... (悠歩)
2009-07-17 20:34:32
私もやっと見に行きました。原作ははるか昔に読みましたが、結末以外の筋は忘れていましたね。読み直してみたいです。
劔岳はちょうど20年前に登ったんですよ! そういう意味でも、製作のリアルさでも、私は十分に感動しました。
shimoさん、しきりにコメント返信で書かれている登場人物のカッコヨサはまあ仕方ないでしょう! 香川照之は、私は大好きな役者なのでひいき目ですが、最優秀助演賞ものです!
返信する
悠歩さん (shimo)
2009-07-17 22:14:00
悠歩さん
20年前だったら、剣岳は空いていましたか?
今年の夏は、、、それこそ原宿、銀座のように混雑するかも。
私だって行きたくなったもの、、、。
まあ俳優なんでカッコいいのは仕方ないです。本物の昔のガイドになって、リアリティは必要ないもの。
映画がかっこ悪くなるほうが問題でしょう。
香川照之は知らなかったけど、いい役者さんですねー。
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