新田次郎原作
上映は7:00からだったが、満員で前から2列目しかあいていなかった。
写真はすべて北日本新聞から転載です。
ストーリー、時代背景は、今から百年前、日露戦争の前後に陸軍測量部隊が剣岳に挑んだ話です。
今のように登山器具が軽量でシッカリしているわけでなく、わらじと布と木で出来た道具で、吹雪の剣岳に挑みます。
CG、空撮がいっさいなしで、現地にカメラ班と俳優が実際に立って撮影したと言う、、、それだけでも山好きにとって感動もの。
なんでも、測量隊がなだれに巻き込まれるシーンがあるのだが、実際に雪渓の上にダイナマイトを並べて、なだれを作ったそうです。
測量隊がなだれに巻き込まれて行くシーンは、どうみても本当にしか見えませんでした。
なだれから人を掘り起こすシーンは、埋まりが浅かったので雪をかぶせてから掘り起こしたので、本当に死ぬかと思ったそうです。
山好きにとって、感激したのが、、、「またぎ」が急な雪渓をグリセードで降りてくるシーン!
あれは見事だった。
スキーの滑降で使うほどの斜面を、棒一本で自在に滑り降りてイク!
そのスピードたるや、お見事のひと言。
私も若かりし頃、厳冬期にグリセードから滑落したことがありますので、あのテクニックには感激。
あと役者さんの滑落シーンは4回撮りなおしたと聞きます。4回もあんなところで滑落は、命からがらだったでしょう。
エンディングで佐伯さんのお名前出ていました。立山、剣岳周辺の山岳小屋、ガイドさんたちが全面協力したんでしょうねー。
野山、山岳をトレイル・ランニングをされる方は、ここに日本登山の原点があると思うので、ぜひ見てください。
物語の最初のうちは陸軍測量部隊と山岳会の、剣岳初登頂争いのようです。物語が進むにしたがい勝負は二の次になってきます。ともに前人未到にチャレンジしていくうちに連帯感が生まれてイクのです。
、、、何をなしたかじゃなく、何を目的としてやったかが大事な時もあると言うことですね。
2019年7月 天気の子、新海監督アニメ
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2018年11月 万引き家族
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/fcc056e531a6daf8e06c97334948c2a6
2018年10月 カメラを止めるな
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/77e3df90890be3921c12ccdd60160292
2018年5月 コスタリカの奇跡
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/678fee15719f71929bb4c1a00db65ea6
2018年3月 シェイブオブウオーター、アカデミー受賞
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/df65b405417b214116972485477b12d2
2018年2月 スリービルボード
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5133ea89931a4b362a6a702210ecc39e
2017年12月 オリエント急行殺人事件
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0e95ea094223f41489e6ce6f5d33be25
2017年11月 ブレードランナー2049
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/67fb5004864e2fe621cc135af9eefacd
2017年7月 忍びの国
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/597da5163453c1f070b440582bb9a68f
2017年5月 低開発の記録、星の記憶
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c468ab40189550ae7bade5012886a78f
2017年1月 海賊と呼ばれた男、出光石油の話
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/47127e6bde8b0c887181c09e2b361089
2016年11月 湾生回家、台湾生まれの日本人
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/bce9059d2941cf69dd680e12a11e02dd
2016年10月 君の名は、新海監督アニメ
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/249335630d0fce72b6e559487efd18fa
2016年9月 帰ってきたヒットラー
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/28ded9edf6c75f2f171890815fb04a02
2015年5月 図書館戦争
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/baec55689a0ccf6cfde4a09f27885a90
2014年10月 バンフーマウンテイン映画祭
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/4d31b48f444015fd1b5a678b11f9becf
2014年1月 永遠のゼロ
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c2acd1979c600a54f0d675a9b81eb05
2013年10月 終戦のエンペラー
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5c9121e9cb7a7ec7c8f25ef16bfbce9c
2011年8月 大鹿村騒動
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f76c3c6fcbd8a294585b37602b08cbdd
2010年5月 第9地区
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/50871496bfbc37299c0c9bbdfe311cb7
2010年3月 アバター
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f48f5b1b2870d1bbd1037b954f034824
2009年12月 泣きながら生きて
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/665f991435e822c9137dafa291d822ee
2009年6月 剣岳点の記
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/419cda4270609856d3b173b93afb3caf
2209年5月 天使と悪魔
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/88270d35b7c299565a8a6b9fd59a646f
2209年3月 おくりびと
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c1a0455d293f62d41ba8560e7496cbf4
俳優達がスラーとして、かっこいいのが違和感があるだけ。絶対に、あんなにスラッとした日本人は明治時代にはいなかった。
平均身長が150cmぐらいだったんだもの。
それ以外はパーフェクトな映画です。
本当にすばらしい映画だと思います。
雪崩、滑落、役者さんもスタッフも命がけで作ってくれました。
雪渓を歩くシーンなど、機材をかなり高い位置に持って上がらないと撮れないでしょうね。取り付くだけでも大変そうなのに。
壮大な大自然の前には、意地とか見栄とかそういうものは本当にしょうもないものだという気持ちになります。
見終わって、清々しさが残りました。
ストーリーに盛り上がりと言うか、お涙頂戴もないけど、たんたんと大自然に人が向っているのが、いいですね。
映画ではもっと演出がかかるものが多いけど、演技しなくたって見れるのが、この映画の特徴ですねー。
自然と人が真摯に向き合うって言う事ですね!
でも、、、登場人物がかっこよすぎですよー身長180cmで足が長ーーーいもの。
かつて新田次郎の原作を読みましたし、剱岳は最も好きな山の1つです。眺めて良し、登って良しの名山で、奥深いところとゴツゴツした岩が魅力ですね。
新田次郎の山岳小説では「孤高の人」や「八甲田山 死の彷徨」、「聖職の碑」などの方が好きでしたが、素晴らしい映画のようですので、これは見に行かなくては!
それにしても山に登らなくなって早15年か・・・。
久々に山にも行きたいなあ。
私は剣岳は登ったことがないのです。
国内のほとんどの山や山域は網羅したんですが、剣は遠いのと険しいのとで、足が向かなかった。
今年の夏にいってみたいと思っています。
剣本体だけじゃなく、このあたりはマダマダ行って見たいところ満載です。
新田次郎の山岳小説は読んだけど、実際に山に行っていると小説が気恥ずかしくて敬遠気味でしたねー。
高校の2年生だったか、、、友達のワンゲル部員に連れられて、八幡平縦走が最初でした。違う部の仲の良い友人達と、今で思えばステンバイミーみたいな旅だった。装備もなく体力だけ有り余っていた。道路も鉄道ものんきな時代で、、好きですねーそういうの。
「劔岳 点の記」の感想、拙ブログにもアップしました。
自然の描写が美しく素晴らしかったですね。
人間ドラマの部分も丁寧に作られていたし、長次郎役の香川照之が最高でした。宮崎あおいも出番は少なかったもののとても良かったです。
香川照之が地かと思えるぐらいの役どころでした。
自然の素晴らしさを伝える映画はいくらでもあると思うけど、CGも空撮もなしで、これを作ったとは頭がさがります。
結果が良かったから、発想も評価されたんですね。
劔岳はちょうど20年前に登ったんですよ! そういう意味でも、製作のリアルさでも、私は十分に感動しました。
shimoさん、しきりにコメント返信で書かれている登場人物のカッコヨサはまあ仕方ないでしょう! 香川照之は、私は大好きな役者なのでひいき目ですが、最優秀助演賞ものです!
20年前だったら、剣岳は空いていましたか?
今年の夏は、、、それこそ原宿、銀座のように混雑するかも。
私だって行きたくなったもの、、、。
まあ俳優なんでカッコいいのは仕方ないです。本物の昔のガイドになって、リアリティは必要ないもの。
映画がかっこ悪くなるほうが問題でしょう。
香川照之は知らなかったけど、いい役者さんですねー。