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写真展「わが故郷 とちぎ」by栃木県立工業高校写真部

2012-05-15 15:04:28 | うんちく・小ネタ

新宿区のニコンサロンで高校生が素晴らしい写真展を開催していた。
120515s1
栃木県立工業高校の写真部の皆さんだった。
しかも、、、8×10という大きなカメラを自作して撮影にのぞんでいた。
会場の隅にキャンバス地でごわごわの蛇腹がついた大型カメラが鎮座。造りはごつくて8×10というよりもっと大きなサイズの感じ。迫力の蛇腹です、ピンと送りは2本の螺旋シャフトをごついナットが移動していく。精度は良さそうだしガタもなさそうだ。
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展示してあった写真は、被写体に正面から対峙していて清々しい。親しみを感じる被写体を8×10の描写力でフィルムに吸い取って定着。
私は美術学校や大学生の面接をしますが、大学の写真部のレベルを遥かに超えているのではと感じました。
写真の言語で良く表現している。
彼らの地元・栃木市をじっくり撮りこんでいるのが良かったのだろう。
自作の大きな8×10カメラは3代目だそう。

カメラが出来たので写真を撮ってみて、それが面白かったので撮りこんだという。いわばカメラが先で、あとから撮影題材とテクニックがついてきたということ。

栃木県立工業高校HP
http://www.tochigi-edu.ed.jp/tochigikogyo/
栃木市観光協会で写真展の案内
「わが故郷 とちぎ」
http://www.kuranomachi.jp/news/news/2012/04/515-1.php
以下はHPの写真展案内をそのまま添付です。
「写真展内容」

本展は、栃木工業高等学校写真部の生徒たちが自ら製作した8×10カメラで、
彼らの故郷「とちぎ」を撮影した作品を展示する。

学校の所在する栃木市の中心地は「蔵の街 とちぎ」で知られる観光地だが、
肌で感じる生活感のある街でもある。

写真部に所属する生徒と8×10カメラとの出合いは、
描写力テストで製作した暗箱カメラである。
出来上がった密着プリントは上々で、
このカメラで何か作品を撮ってみようということになり、
身近な被写体「とちぎ」の撮影が始まった。

高校写真部には縁のなさそうな8×10カメラは、生徒たちには大好評で、
部のライフワークとして先輩から後輩へと撮影が引き継がれている。
今日までカメラは3号機まで製作され、撮影されたネガの枚数は1000枚を超えた。
作品は、フィルム現像から密着プリントまで、
全ての工程が生徒たち自身の手で行われたものである。
モノクロ40点。

新宿へお寄りのさいは、ぜひご覧ください。
お勧めします。

コメント
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