アコルドゥ １０回目 スペシャルメニュー

もう、先週中ごろのことになりますが、アコルドゥに行きました。
ＧＷ後半から、アコルドゥではＴＶ番組の取材が入っていて、うかがった日は店内お食事風景を撮る日。先月、シェフからお誘いを受けて伺うことにしました。
メニューは特別なこの日だけのもの。楽しみ！

まず、
「よく冷えたビール、抜きたてらっきょうとオリーブの土」
ホント、よく冷えてました。凍ったビールの泡。オリーブの土も面白い。

「軟らかく火入れした葛城産合鴨と白金豚の喉肉のテリーナ」
こういうお肉のテリーヌ、昔から大好きなんです。ピスタチオがアクセントに。パリで食べたのを思い出しました。カルダモン風味のリンゴのピュレも素敵。
　　　　


「えんどう豆の滴と生姜風味のベール　豆の花」
秀逸！えんどう豆はまだ育ってない赤ちゃん豆。生です。ちょっと若い香りと和のお出汁に生姜風味が加わったジェリーがよく合います。翡翠煮を思い出しました。
　　　　　


「焼き野菜と生野菜、新芽と葉、花、天然ものと栽培物もの。焦がしバターのドレッシングとエメンタールチーズのフォン」
長いお題です。このお料理はムガリツの。
６０種類ほどの野菜やお花、ハーブが入ってます。色んな味や香りが口中に広がり、華やかなサラダ。ドレッシングが素晴らしい！
　　　　　　
　（写真、真ん中の線は注がれてるドレッシング。写真奥、オイルとお塩）


「巻貝　静かな雨模様　ズッキーニとオクラ　その花」
静かな風景のお料理です。ひっそりとたたずむ・・そんな感じ。やさしい磯の香りがします。
　　　　　　


「マイワシのコンフィタード　燻したポレンタと酢漬けのネギ」
燻したポレンタが鰯にピッタリ。鰯が超高級魚に変身！
　　　　


「穏やかな羊　ローズマリー風味のミルク　いつか見た草原の香り」
写真がきれいに撮れてなくて残念。羊を低温調理し、ローズマリーの泡がまるで雲のように添えられています。青い空と広い草原を想像させます。

「スペイン　羊たちのチーズ」
羊乳チーズ大好き！マルメロのジェリーがアクセント。
　　　　


「春のバラ　ハイビスカスの珠　苺のタブレットとバラのシャボン」
これも、写真が・・・。ふんわりバラの香りに、まるでタピオカのようなハイビスカスのつぶつぶ。華やかな香りが楽しめるデザート。

「カカオ・スターアニス・メントール　寄せる波、岩場と砂。潮の香りと波の音　普遍的で永遠のもの」
これも長いお題。
素晴らしいデザート！香りが・・なんとも複雑、でも爽やか。すごく静かな穏やかな海をイメージします。早朝の。まだ朝陽が昇らない。これから始まる何かを感じる・・
深さや強さも。
　　　　　


スペイン、イタリアのオイル　ヒマラヤの塩
パンドキュイソンさんのルヴァンととうもろこしのパン。パンも美味。今日のパンは特別に作られたパンです。
スペインのオイルが最高！香りが素晴らしい。（写真の瓶）パンによく合います。
　　　　　　



どのお料理もいろんな風景が思い浮かび、それと共に過去、未来、希望も。以前にもまして、映像的なお料理になってきたみたい。
進化し続けるアコルドゥです。


おまけ。実はもうすぐ結婚記念日。２５周年です。お祝いしていただきました。
ありがとうございます！
　　　　


ＴＶ放映
ＢＳ日テレ「スペシャリテ紀行　皿の上の物語」
２０１０年５月２７日（木）、６月３日（木）２１時～２１時５４分

ご覧ください！