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境港市は国内で唯一、北朝鮮の都市(元山<ウォンサン>市)と友好提携関係にあったが・・

2014-08-19 | 朝鮮民主主義人民共和国

鳥取・境港市長:21日北朝鮮訪問へ 自粛解除後、首長初

毎日新聞 2014年08月19日 11時10分


 鳥取県境港市の中村勝治市長が21日、中国側から北朝鮮北部の港湾都市・羅先(ラソン)特別市の羅津(ラジン)地区に入ることがわかった。羅津港や周辺道路の整備状況を視察するという。政府は先月、北朝鮮が拉致被害者らの再調査のための「特別調査委員会」を設置したのに伴って北朝鮮への渡航自粛要請を解除したが、これ以降日本の自治体の首長が北朝鮮入りするのは初めてとみられる。

 境港市によると、北朝鮮入りするのは中村市長と市の担当部長ら4人。中国の図們(ともん)市で開かれる環日本海拠点都市会議に出席したあと、境港市と友好提携関係にある中国琿春(こんしゅん)市の担当者とともに陸路で北朝鮮に入る。

 境港市は国内で唯一、北朝鮮の都市(元山<ウォンサン>市)と友好提携関係にあったが、北朝鮮が2006年10月に核実験をしたことを受け、友好関係を破棄。それまでは北朝鮮の船が多く入港し、交易拠点の一つとなっていた。【小松原弘人】

15日、アジアの青年らと会った時も原稿を片づけて演説をした。

2014-08-19 | マスコミ報道をそのまま掲載・資料
<法王訪韓>「対話が独り言にならないようにするには他人を受け入れよ」
2014年08月18日/中央日報日本語版


フランシスコ法王は17日、忠清南道(チュンチョンナムド)の海美(ヘミ)殉教聖地の小聖堂で開かれたアジア主教団との面談で「共感」を強調した。法王は「真の対話は共感(empathy)という能力が求められる」と強調した。具体的な疎通方式も示した。「共感して真剣な姿勢で受け入れなければならない。相手方にこちらの考えと心を開くことができないなら、真の対話はありえない。自身のアイデンティティを明確に意識して他者と共感することこそ、すべての対話の出発点だ」とし、「私たちの対話が独り言にならないようにするためには考えと心を開いて他者や他文化を受け入れなければならない」と示した。

アジア主教団と対面した最初の場面から法王は「疎通」に向かった。法王は祭壇の下に迷いなく降りてきた。主教と同じ目の高さになってはじめて演説を始めた。演説の途中、演説台が倒れた。彼は「私の演説が崩れた」と冗談を言った。主教は笑い出した。共感の瞬間だった。雰囲気は優しくメッセージは重たかった。フランシスコ法王は「相手が話す言葉だけを聞いてはいけない。言葉にはならないが伝えてくる彼らの経験・希望・願い・苦難や心の奥底に閉じ込められた心配まで聞くべきだ」と指摘した。法王が主教に注文する「共感と疎通のリーダーシップ」だった。疎通を欲している大韓民国にとって法王のメッセージは「共感し共感し、また共感せよ」と聞こえる。

ここから法王は原稿なしで演説を続けた。15日、アジアの青年らと会った時も原稿を片づけて演説をした。「心を閉じてしまえば対話をすることはできない。対話は『私の家に来て。私の方へ来て』ということだ。自分の心の中に入って来るようにすることだ。何のために?私が聞くためだ。そうでなければ他者の胸中にあるものを開いてみることはできない」。法王はこのように話ながら心臓のある自身の左胸に手を当てた。アジア主教に向かって「あなたの羊たちをよく知り、すべての羊たち一人ひとりをを愛する牧者になってほしい」と祈った。

先立って16日、ソウル光化門(クァンファムン)広場に集まった100万の人々に対して法王は施福ミサのスピーチで「愛の力」を強調した。「殉教者の勝利、それは神の愛の力に対する彼らの証言」としながら、「当代の厳格な社会構造が『神を愛し隣人を愛せよ』という二重の啓明を分離させたが(殉教者は)これを拒否した」と話した。

一方、フランシスコ法王は同日、海美邑城(ヘミウプソン)からソウルへ戻る道では大統領専用列車に乗って帰宅した。フェデリコ・ロンバロディ法王庁広報局長は「強い風があるだろうと安全を考えて汽車にした」とし「短い汽車だったが非常に安らかに戻ってきた」と話した。

子どもの頭をなでる手に感動し、気さくに笑う姿にひさびさに憂いを忘れた。

2014-08-18 | 大韓民国
限りない慈愛深さ…よりどころのない市民がローマ法王に熱狂
2014年08月/中央日報日本語版


ローマ法王フランシスコの訪韓日程の間、韓国は法王に熱狂した。子どもの頭をなでる手に感動し、気さくに笑う姿にひさびさに憂いを忘れた。

こうした関心を反映するように「法王病」という新造語までできた。セウォル号事故、軍兵士殴打死亡事件、終わりが見えない政争のような悪材料が絶えなかった韓国に挫折した国民が法王の微笑と手に慰めを受ける格好だ。インターネットでは法王の慈愛深さにはまった。ポータルサイトのダウムには法王関連コミュニティが20件以上誕生した。フランシスコ法王が専用機ではなくチャーター機に乗って訪韓した事実になぞらえて名付けた「法王にエアフォースワンはない」などのコミュニティが代表的だ。

書店では法王関連書籍が人気を呼んだ。教保(キョボ)文庫が16日に明らかにしたところによると、昨年7月に238冊が売れた法王関連書籍が先月には2858冊が売れ10倍を超える販売量を記録した。特にフランシスコ法王が昨年法王の座に就いてから今年6月まで人々に伝えた慰労と教えを盛り込んだ著書が注目された。

◇政争ばかりの現実にヒーリング効果

ソウル・明洞(ミョンドン)聖堂の聖物房には法王記念品を買いに来た客で足の踏み場がなかった。親指を立てた法王の似顔絵が描かれたTシャツは単純な記念品ではなかった。お客が「法王の近くで仕えるという思いからTシャツを購入する」と話すほどだった。法王をかたどったミニチュア石膏像やベール、ハンカチも並べると同時に品切れになるほど売れた。法王の顔と名前が彫られたステッカーとしおり、十字架もお客が多く購入する記念品だった。

訪韓期間中に終始見せた気さくな姿も韓国人には「気持ち良い衝撃」だった。代表的なものが排気量1600ccの準中型車である「ソウル」を移動車として活用したことだ。会社員のキム・ソンホさんは、「法王のように一生を他人のために犠牲にしてきた方もソウルに乗るのに、政争ばかり行う韓国の国会議員が何をしたからと国の金でエクウスのような大型車に乗って動き回るのかわからない」と指摘した。(中央SUNDAY第388号)

法王が18日、ソウル明洞聖堂で行う「平和と和解のためのミサ」に、3人の慰安婦被害者が招待された。

2014-08-17 | 大韓民国
ローマ法王の訪韓、影響力を測るリトマス紙
2014年08月15日/中央日報日本語版

フランシスコ法王が乗った飛行機が14日午前、ソウル空港に着陸すると、英BBCや米CNNは他のニュースを中断し、法王の到着場面を生中継した。この日午後、法王が朴槿恵(パク・クネ)大統領とした共同演説も生中継された。25年ぶりのローマ法王のアジア訪問に向けられた世界の関心を反映している。

インターナショナルニューヨークタイムス(INYT)は「法王の訪韓は法王の影響力を測るリトマス紙になるだろう」とし、旅客船セウォル号事故などで社会の葛藤が深まっている韓国に法王が投げかけるメッセージに注目した。

同紙は「今の韓国は1989年にヨハネ・パウロ2世が訪問した韓国とは違うところ」とし「法王の訪問が所得不平等のような社会葛藤を解決するきっかけになることを望む人たちもいる」と伝えた。また、セウォル号犠牲者の家族の「絶望の中で希望を持って法王を待つ」という言葉を紹介し、法王がどんな影響を及ぼすかという点にも注目した。

CNNは韓国が訪問地に選ばれたことに関し、「分断国である韓国は、急速な経済発展と民主化を同時に成し遂げる過程で、深刻な葛藤を経験している」とし「韓国はもう物質的な成長を越え、精神的な成長が必要になっている段階」と診断した。

海外メディアは韓国キリスト教の分裂状況も紹介した。ウォールストリートジャーナル(WSJ)のコリアリアルタイムニュースブログは「(韓国の)全員が法王を歓迎しているわけではない」とし、一部の新教信者が13日、「カトリックは異端」としてデモを行ったと紹介した。INYTは新教を中心に膨らんだ教会世襲などの問題を扱い、「韓国の教会が財閥のような勢力になり、不満が多い」と伝えた。

カトリックの内紛も取り上げられた。米国のカトリック専門紙ナショナルカトリックリポーターは正義具現司祭団の問題などをめぐり、「法王は2つに分裂した韓国カトリック界に直面することになるだろう」とし、カトリック内の進歩陣営が法王は済州江亭村海軍基地と慶尚南道密陽送電塔を訪問すべきだという注文をしたりもした、と報じた。

ボストングローブは「法王の海外訪問には常に論争が伴うものだ」とし「法王がこの葛藤をどう解くかが注目される」と述べた。

日本メディアは法王が慰安婦被害者が会う可能性に注目した。法王が18日、ソウル明洞聖堂で行う「平和と和解のためのミサ」には、慰安婦被害者の金君子(キム・クンジャ)さん、姜日出(カン・イルチュル)さん、李容洙(イ・ヨンス)さんが招待された。

今月の初め「慰安婦問題の本質 直視を」という特集を載せた朝日新聞は、慰安婦被害者の招待を支援したセヌリ党議員を匿名で引用し、「(今回ミサは)他の多くの国が慰安婦問題により大きな関心を持つ機会となる可能性がある」と伝えた。また同紙は、日本カトリック司教協議会副会長でもある高見三明長崎大主教が「傷を負って苦しむ人たちの声に耳を傾けるのは義務」とし、法王と慰安婦の出会いを支持する意向を表した、と伝えた。一方、慰安婦をめぐる報道で朝日新聞と対立する読売・産経新聞は慰安婦被害者の法王ミサ出席について短く報じた。

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 と報道されている。わたしもソウルに行ったとき明洞聖堂に立ち寄ったが、非常に大きな建物だった。ソウルには同じような聖堂がいくつもあるのに驚いたことを思い出す。韓国にこれだけ多くのキリスト教信者がおられることも現地に行けば実感できる。韓国ドラマに出てくるような、何組もの結婚式があった。

歓呼と涙…90万人が集まった光化門のミサ,光化門で行われたフランシスコ法王によるミサに90万人が押し寄せた.

光化門(クァンファムン)広場とソウル広場に人波が集まった。慰労が必要な人たちがすべて来たようだった。フランシスコ法王がオープンカーに乗り換え姿を表わすと、彼らは歓呼と涙で迎えた。セウォル号の遺族は光化門交差点で「We want the truth(私たちは真実を望む)」という垂れ幕を掲げ、法王は車から降り彼らと手を取り合った。

 光化門前広場・野外大ミサ会場となったところ。
 

呉公太(オ・ゴンテ)団長・ヘイトスピーチの横行は「我慢できない」と地方自治体に厳しい対処を要請。

2014-08-16 | 世界情勢を知ろう
韓国民団 光復節記念式
過去認めてこそ友情

吉良議員祝辞


 在日本大韓民国民団(民団)は15日、朝鮮半島の日本の植民地支配からの解放を記念する第69周年光復節中央記念式を都内で開きました。

 呉公太(オ・ゴンテ)団長は、来年の韓日国交正常化50年に向け友好促進をはかるとする一方、ヘイトスピーチの横行は「我慢できない」と地方自治体に厳しい対処を要請。来賓の自民党を含む各党国会議員も取り組み強化を表明しました。

 日本共産党の吉良よし子参院議員は、「皆さんとの友好、特に若い世代の関係を発展させたい」とあいさつ。ドイツでユダヤ人虐殺の歴史を伝える教育を見聞したことに触れ、日本側が「過去の誤りはきちんと認め清算してこそ、日韓の心の通う友情が築ける」と述べました。

 日本軍「慰安婦」問題についても、青春と人生を傷つけられ今も苦しむ女性たちへの日本政府による謝罪と賠償を求めると力を込めました。

 吉良氏はまた、日本は憲法9条を守り生かした平和外交を、と力説。永住外国人の地方参政権も、早期実現にむけ、頑張ると述べました。

 最後に、日本の学生や若者が、「ヘイトスピーチは人間として許されない」とデモや抗議に参加することで、自治体の対応にも変化がおきていると指摘。「日韓関係が改善され、北東アジアの平和が確かになるよう市民の皆さんと力を尽くす」と表明し、大きな拍手を受けました。

日本政府と、“強制性はなかった”などとする一部勢力の姿勢を、参加者はそろって批判しました。

2014-08-16 | 世界情勢を知ろう
「慰安婦」問題 日本政府の姿勢批判
ソウルでシンポ 日韓中の研究者ら参加



 【ソウル=遠藤誠二】旧日本軍「慰安婦」問題と戦時性暴力に関する国際シンポジウムが14日、ソウル市内で開かれ、日本、韓国、中国の研究者らが問題解決にむけ意見を出し合いました。

 韓国の慰安婦「被害者」は現在54人で平均年齢は88歳です。“「慰安婦」問題は解決ずみ”として国連の解決勧告を無視する日本政府と、“強制性はなかった”などとする一部勢力の姿勢を、シンポジウム参加者はそろって批判しました。

 議長の申秀(シンヘス)韓国・国連人権政策センター代表は、「朝鮮半島と中国の被害者は、自分がどんなところに連れて行かれるかもわからなかった性奴隷として扱われた」「(「慰安婦」問題を)議論し解決することは、現在の戦時性暴力にも関連する問題だ」と指摘しました。

 日本から岡野八代・同志社大教授、永井和・京大教授、阿部浩己・神奈川大教授が参加。永井氏は、戦時中の日本の内務省史料を示し、慰安所が日本軍の施設であったことを論証しました。

 上海師範大学の蘇智良教授は、中国の「慰安婦」被害について説明しました。同国の被害者は現在23人、平均年齢は87歳。蘇氏は、日本政府が戦時中の犯罪を認めるため努力が必要だと強調。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に懸念を示し、「日本が戦争を起こすことができるよう」になれば「慰安婦」のような人権侵害が再び起きかねないと主張しました。

 シンポジウムは韓国女性政策研究院が主催し、韓国女性家族省が後援。1991年、韓国の金学順(キムハクスン)さんが被害者として初めて名乗りでた8月14日にあわせ開催しました。同省の金姫廷(キムヒジュン)長官があいさつし、「慰安婦」に関する史料をユネスコの世界記録遺産に登録することなど、「さまざまな方策で問題の解決をはかっていきたい」と表明しました。

法王は青瓦台での演説で平和と疎通を提示し、その方法として外交の重要性を強調した。

2014-08-15 | 大韓民国
ローマ法王「韓半島、次第に一つに…そのために祈る」
2014年08月15日/中央日報日本語版


朴大統領とフランシスコ法王が14日午後、青瓦台で公式歓迎式を終えた後、本館で記念撮影をしている。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)本館の前に立って待っていた朴槿恵(パク・クネ)大統領が傘を渡した。小雨が降っていた14日午後3時46分。本館に到着したフランシスコ法王が、乗用車から傘を差さずに降りたからだ。朴大統領が「少しお休みになりましたか」と尋ねた。法王は「休みました。ここに来ることになりうれしく思い、満足しています」と答えた。このように始まり、公式歓迎式、会談、贈り物交換と続き、午後5時19分に2人の演説が終わるまで、朴大統領の手は忙しく動いた。

歓迎式のために伝統服装をした儀仗隊の前を通り、査閲台の階段を上がる時、朴大統領は法王が立っているところを右手で指した。78歳の高齢の法王が楽に移動できるよう案内したのだ。朴大統領の配慮は行事中、何度も見られた。老眼鏡をかけた法王が会談の前、芳名録に「多彩な伝統があり、平和のために努力しながら、これを伝播するこの温かい国の歓待に感謝します」と書いた時は、そばに立って書き終えるまで待っていた。演説のため迎賓館に移動し、エレベーターに乗る時は、お互い先に乗るよう勧めた。朴大統領が法王に先に乗るようジェスチャーを見せると、法王は「(故郷)アルゼンチンではレディーファーストが原則」と譲歩した。すると朴大統領は「法王は(他の男性とは)違います」と言いながら再度勧め、結局、法王が先にエレベーターに乗った。迎賓館での演説では、先に終えて席に座る前、法王に目礼をした。

法王は青瓦台での演説で平和と疎通を提示し、その方法として外交の重要性を強調した。法王は「外交は可能性の芸術」と表現した。当初、法王が北朝鮮に向けたメッセージも送るだろうと予想されていたが、法王は北朝鮮という表現を使わなかった。その代わり「平和は単に戦争がないというものではなく、正義の結果」とし、積極的な和解を促した。

この日、法王は疎通について話しながら、「(韓国も)自然環境の責任ある管理に対する関心事で孤軍奮闘している」と述べた。李明博(イ・ミョンバク)政権当時、韓国の天主教が環境を破壊するという理由で4大河川事業に反対したことを考慮した発言ではないかという解釈も出てきた。



朴大統領:来年までに慰安婦問題解決策を…光復節の式典で

毎日新聞 2014年08月15日 11時29分(最終更新 08月15日 14時10分)


 【ソウル大貫智子】

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を祝う「光復節」の式典で演説した。旧日本軍による従軍慰安婦問題が「正しく

解決されたとき韓日関係が堅実に発展し、来年の国交正常化50周年を両国国民が心から祝うことができる」と述べ、来年までに元慰安婦が納得できる解決策

を提示するよう日本に求めた。


昨年の演説では慰安婦問題に関する具体的言及はなかったが、今年は慰安婦問題の解決なしに韓国として関係改善は望めないとの姿勢を明確化した。今年3

月の「3・1独立運動」記念式典での演説でも慰安婦問題に言及している。

 一方で、北東アジアの緊張緩和に向け、日中韓3カ国が中心となる「原子力安全協議体」の設置を提案。北朝鮮に対しては核放棄を要求すると同時に、南北

間の相互理解促進のための協力事業を実施する方針を表明した。10月に韓国・東部の平昌(ピョンチャン)で開かれる環境に関する国連会合への参加や、来

年の解放70年を記念する文化事業の共同開催などを北朝鮮に呼び掛けた。

韓国戦争で最も大きな恩恵を受けたのはスペインのフランコ独裁政権だった。

2014-08-15 | 諸外国の見解・参考
【世界の中の韓国】世界史の中の韓国
2014年08月14日/中央日報日本語版


アジア大陸の一番端に席を占めた韓半島(朝鮮半島)は19世紀まで世界史にほとんど登場さえしなかった隠遁の国であった。当時は朝鮮にとっては中国と日本が世界の全てのようであったから。1853年にフェリー提督が黒船4隻を引き連れてやって来て日本を開国させ、1860年に英国が清国と阿片戦争を行い、アジアは歴史の荒波に巻きこまれる。だが、世の中の変化を体感できない朝鮮は結局、日帝の植民地に転落して暗鬱に20世紀を迎えた。忘れられた国、崩壊した国は解放を迎えたが、1948年に大韓民国と朝鮮人民共和国に分断され、その後肯定的にも否定的にも世界史に大きい影響を及ぼし始めた。

何よりも50年に勃発した韓国戦争(朝鮮戦争)は世界政治の地図を大きく変えた。まず永久に軍隊を持つことができない日本が自衛隊として再武装し、四分五裂していた右派政党らが55年に自由民主党として集結して37年以上の長期に渡り執権した。日本は確実な右翼国家になった。敗戦国であるドイツも55年に日本のように連邦防衛軍(Bundeswehr)で再武装した。米国はちょうど吹き始めた反共マッカーシー旋風に韓国戦争が油を注ぎ、共産主義者などを粛清して徹底した反共国家になった。

しかし、韓国戦争で最も大きな恩恵を受けたのはスペインのフランコ独裁政権だった。第2次世界大戦後唯一生き残ったファシズム独裁政権だったため自由陣営、共産陣営全体から排斥を受けて大使館が追い出され、国連加入も拒否されるなど蚊帳の外の境遇であった。韓国戦争が勃発すると西側陣営はいちはやくフランコ政権を味方に引き込むために外交関係を開設して国連にも加入させた。そのような政権が75年まで維持されたのだから、とにかく世界の歴史に韓半島が大きな役割を果したわけだ。

しかし、大韓民国が現代史を大きく変えたのはまさに88年のソウルオリンピックだ。東欧圏崩壊の直接的な口実になったためだ。これは当事者である過去の東欧圏の人々がたびたびする話なのだが、当の韓国人ばかり知らずにいる。彼らは共産党の宣伝により韓国が乞食の群れがうじゃうじゃいる国、悲惨で貧しい国だと思っていた。しかしソウルオリンピックがテレビで中継され、驚くべきほど発達した豊かな大韓民国に大きな衝撃を受け、はじめて共産党の宣伝にだまされていたことを知ったというのだ。ソウルオリンピックが不平・不満に膨らみきった東欧圏という風船を破裂させた針だったという話だ。ソウルオリンピックが開かれてから1年後、東欧圏が崩壊し始めたのは決して偶然でない。このように世界歴史を変えた契機を作った大韓民国の地位がフランシスコ法王の訪韓で一層高まっている。

イ・ウォンボク徳星(トクソン)女子大学客員教授

ソウル・明洞聖堂での最後のミサでは、朝鮮半島と東アジアの平和に向けたメッセージを伝える。

2014-08-14 | 大韓民国

ローマ法王がソウル空港に到着 25年ぶり来韓

聯合ニュース 8月14日(木)13時18分配信



 【ソウル聯合ニュース】

  ローマ法王フランシスコが14日午前10時半、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)に到着した。法王の来韓は1984年と1989年のヨハネ・パウロ2世以来で、3回目。18日まで滞在する。
 空港では朴槿恵(パク・クネ)大統領が法王を出迎えた。続いて行われた歓迎行事には朴大統領や尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官ら政府高官、廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿(ソウル大教区長)ら天主教(カトリック)関係者が出席した。
 法王は午後、青瓦台(大統領府)で開かれる公式歓迎式に出席する。歓迎式には崔ギョンファン経済副首相兼企画財政部長官、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官らが出席する。
 青瓦台では朴大統領と会談する。続いて公職者に対し演説を行う予定。
 その後、韓国天主教中央協議会に移動して司教らと面会し、初日の日程を終える。
 法王は来韓中、天主教殉教者124人の列福式をはじめ、4回のミサを執り行う。
 15日には中部・大田のワールドカップ競技場で聖母被昇天の大祝日ミサを行う。セウォル号事故から生還した高校生や犠牲者の遺族が招かれ、法王は慰めの言葉を直接伝える予定だ。続いて韓国初の司祭の生家跡である忠清南道・唐津のソルメ聖地で、アジア各国のカトリック教会青年代表らが集う第6回アジアン・ユース・デーの参加者と会い、演説する。
 16日は韓国最大の殉教地、西小門殉教聖地を参拝後、ソウル・光化門で列福式を司式する。列福とは、生前の徳と聖性が法王に認められた信者を聖人に次ぐ福者として列するもので、同日は18~19世紀の殉教者124人を列福する。午後には忠清北道・陰城のカトリック福祉施設を訪れ、韓国の修道者約4000人と信者代表に会う。
 17日は忠清南道・瑞山の海美殉教聖地でアジアの司教らと会うほか、午後には近隣にある朝鮮王朝時代の城郭、海美邑城でアジアン・ユース・デー閉幕ミサを行う。
 最終日の18日には、ソウル大教区庁で韓国7大宗教の指導者と会う。ソウル・明洞聖堂での最後のミサでは、朝鮮半島と東アジアの平和に向けたメッセージを伝えるとされる。その後、ソウル空港から出国する。
 来韓中は青瓦台に近い在韓ローマ法王庁大使館に滞在する。

「インド・太平洋友好協力条約」構想に歓迎の意を表明!

2014-08-13 | 世界情勢を知ろう
日中韓が“不戦条約”歓迎
ASEAN+3外相会議 議長声明で表明


 9日、ミャンマーの首都ネピドーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議で、日中韓3国の外相がインドネシア提案の“不戦条約”案である「インド・太平洋友好協力条約」構想に歓迎の意を表明していたことが分かりました。

 同条約構想は、東アジア首脳会議に参加するASEAN10カ国と日中韓米ロなど計18カ国が、互いに武力行使放棄の法的義務を負うというものです。

 構想の基礎となっているのは、2011年の東アジア首脳会議で採択された「バリ宣言」で、「他国に対する武力による威嚇あるいは武力行使の放棄」を明記しています。

 9日のASEANプラス3外相会議後に発表された議長声明は、各国外相が「東南アジア友好協力条約(TAC)と2011年の互恵関係に関する東アジア首脳会議宣言(バリ宣言)の精神を発展させたインド・太平洋地域における友好協力条約を提案するインドネシアの努力を歓迎する」としています。

中国(大連)において北朝鮮側に引き渡されました。

2014-08-12 | 外務省からの直接メール
日本海で発見された北朝鮮からの遭難者について

平成26年8月8日


8月2日に日本海で発見された遭難者4名について、4名全員が北朝鮮からの漂流者であり、早期に北朝鮮に戻ることを希望する意向であったことを踏まえ、政府として、人道的見地から早期に北朝鮮に帰すべく関係方面との調整を行った結果、本8日午後、これら4名は日本を出国し、中国(大連)において北朝鮮側に引き渡されました。


日韓外相会談(概要)平成26年8月9日

日韓外相会談1
日韓外相会談2

 9日(18時25分から約50分間(ミャンマー時間)),岸田外務大臣は,尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり(同席者:日本側から,伊原アジア大洋州局長,平松総合外交政策局長ほか,韓国側から,李京秀(イ・ギョンス)外交部次官補,ノ・グァンイル報道官ほか)。

1 今回の外相会談は,昨年9月のニューヨークにおける会談以来,約11か月ぶりの開催。両外相は,日韓関係の前進に向け前向きな意見交換を行い,日韓間の意思疎通を継続し,深化させる重要性を再確認した。そうした観点から,外相を含め,様々なレベルで今後とも緊密に意思疎通を図っていくことで一致した。また,局長協議を継続していくことでも一致した。

2 (1)冒頭,岸田大臣から,この一月ほどの間,韓国メディア関係者による安倍総理表敬,舛添東京都知事による朴大統領表敬といった意思疎通が続いていることを歓迎し,日韓間には困難な問題があるが,良好な日韓関係は,相互の利益であり,アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠である旨強調した。

  (2)これに対し,ユン長官から,昨年のNYでの会談以降,日韓関係の悪化という悪循環を断ち切るため,韓国側としても努力したが,期待していた成果は得られなかった旨述べつつ,過去の問題等で日本側が誠意ある姿勢を見せれば,両国関係の「出口」を見いだすことができる,岸田大臣を始め,日本の指導者の知恵と政治力の発揮を期待する旨強調した。

3 (1)岸田大臣から,日韓国交正常化50周年である2015年を良い雰囲気で迎えるため,問題を一つ一つ解決していく努力を積み重ねていく必要がある旨述べつつ,安全保障や経済を始めとした様々な分野での実務的な協力を進める重要性を指摘した。

  (2)また,岸田大臣から,韓国における「旧民間人徴用工」を巡る裁判や韓国政府による日本産水産物の輸入規制強化の問題について,韓国側の早急な対応を求めた上で,引き続き日韓間でしっかりと協議していくこととなった。慰安婦問題については,韓国側から従来からの立場に基づく主張があったのに対し,岸田大臣から,河野談話は継承し,見直さない,本件を政治問題,外交問題化すべきではなく,日韓双方の努力が必要であるとの立場を改めて伝達し,局長協議で議論を続けることになった。このほか,我が国におけるヘイトスピーチ,日中韓協力等についても議論を行った。

4 北朝鮮問題についても議論し,両外相は,日韓,日米韓の緊密な連携を確認した。岸田大臣から,日朝関係の現状を説明した上で,拉致問題解決に向けた協力を求めたのに対し,ユン長官から,理解と協力の表明があった。
   

日本の産経新聞の報道が、こじれている韓日関係の悪材料として浮上している。

2014-08-12 | マスコミ報道をそのまま掲載・資料
「産経、朴大統領を悪意的に報道」…8・15光復節を控え悪材料に(1)
2014年08月11日/中央日報日本語版


セウォル号事故当日に「朴槿恵(パク・クネ)大統領7時間の動向」に関する日本の産経新聞の報道が、こじれている韓日関係の悪材料として浮上している。「8・15慶祝辞」での朴大統領の対日メッセージにも影響を及ぼしかねないという観測まで出ている。

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は9日、ミャンマーのネピドーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安保フォーラム(ARF)で日本の岸田文雄外相と1時間ほど会談をした後、産経新聞の報道について強く抗議した。尹長官は「根拠のないデマを利用した悪意的報道」として「隣国の国家元首の名誉を深刻に傷つけたことを非常に遺憾に思う」と話した。今月3日、産経新聞はセウォル号沈没当日の朴大統領の7時間の動向についてのいわゆる証券街情報誌や韓国紙のコラム内容などを引用して「このうわさは朴大統領と男性に関するもの」としながら私生活に関する疑惑を提起した。それと共に「朴大統領の支持率が40%まで下落し、これによって徐々に大統領など現政権の権力中枢についての真偽の分からないうわさが問題になっている」と主張した。

尹長官の抗議について時事通信は外交消息筋を引用し、「韓日外相会談で岸田外相が尹長官に『(産経報道を問題にするのは)報道の自由という点でも憂慮している。韓日関係に影響がある恐れ』としながら抑制的な対応(自制)を求めた」と報道した。

産経新聞の報道が昨年9月の国連総会以来11カ月ぶりに開いた両国外相間の会談でも核心争点に浮上したのだ。当初、朴大統領は8月15日の光復節の慶祝辞で、日本に対して前向きなメッセージを盛り込むだろうという観測が出ていたが、これさえも不透明になったという見方が出てきている。

尹長官の抗議は、青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心部の激昂した気流と無関係ではないという分析だ。これまで青瓦台は「報道内容自体を言及することさえ恥ずかしい」として「静かな解決法」を模索してきた。だが報道の波紋が弱まらないため8日から青瓦台高位関係者らが直接記者室を訪れて「朴大統領は当日敷地内にいたし、セウォル号事故に関する報告を受けていた」と釈明しながら積極的に対応する方向に転じた。産経新聞に対しては民事・刑事上の責任を問うとの方針を定めた。

「産経、朴大統領を悪意的に報道」…8・15光復節を控え悪材料に(2)

ソウル中央地検刑事1部(チョン・スボン部長)もこの日、産経新聞の加藤達也ソウル支局長(48)に対して召還を通知する一方、出国禁止措置を取った。検察の措置は、産経新聞に対する市民団体〔社団法人独島(ドクト)愛会キル・ジョンソン理事長〕の告発によるものだ。検察は加藤支局長に12日、被告発人調査のために検察に出てくるよう通知した。大統領に対する名誉毀損容疑で外国の報道機関支局長に出国禁止と検察召還を通知したのは異例だ。

検察は加藤支局長を2、3回召還して報道の根拠や取材経緯などを調査した後、刑事処罰の有無を決める方針だ。検察関係者は「事案が大統領に対する名誉毀損という韓日間の国際問題であるだけに、外交問題に飛び火しないよう速かに捜査する」と明らかにした。検察によれば名誉毀損成立の有無は、加藤支局長が3日付の記事内容に対する客観的根拠をどれほど提示するかにかかっている。検察関係者は「加藤支局長がコラムの引用報道を超えて韓国大統領の私生活の疑惑を具体的に提起しており、事実であることを立証するには取材内容を十分に提示しなければならないだろう」と話した。

日本では加藤支局長の出国禁止をめぐって反韓の雰囲気が強まっている。産経新聞は韓国政府の対応を連日1面で詳細に報道した。

9日付ではソウル中央地検の加藤支局長出頭要求のニュースを伝えて「(関連)記事は韓国の国会内での議論および某新聞に掲載されたコラムなど公開されている情報を中心に、それを紹介する形で書いている」と主張した。産経新聞はまた小林毅編集局長の「名誉毀損容疑で出頭を要求されているのは理解し難い」という見解も共に掲載した。

◆産経新聞=日本の代表的な保守右翼新聞。約210万部を発行する日本の5番目規模の新聞だ。問題のソウル支局では、前任の黒田勝弘支局長が2009年に日本の独島(ドクト、日本名・竹島)領有権の主張に韓国国民が怒ると「我を張るな」などと主張し、最近ではソウル支局特別記者資格で「もはや韓国を代表するイメージは慰安婦」と皮肉る記事を書いた。

日朝外相の接触は昨年7月のARFで立ち話を行って以来。今回は着席による協議。

2014-08-11 | 世界情勢を知ろう

日朝外相協議:拉致問題や安全保障問題を議論

毎日新聞 2014年08月11日 11時07分


 【ネピドー福岡静哉】

 岸田文雄外相は10日午後(日本時間同)、ミャンマーの首都ネピドーで、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議の合間に、北朝鮮の李洙※(リ・スヨン)外相と非公式に協議した。岸田氏は協議後、「北朝鮮の特別調査委員会が進める(拉致問題などの)調査や核ミサイル開発の安全保障問題を取り上げ、日本の考えを伝えた」と述べた。


 協議で岸田氏は、北朝鮮が進める拉致問題などの調査の進ちょく状況などについて説明を受け、調査に誠実に取り組むよう求めたとみられる。岸田氏によると、李氏は北朝鮮の立場について話し、協議の冒頭では握手も交わした。

 日朝外相の接触は昨年7月のARFで立ち話を行って以来。今回は着席による協議で、本格的な日朝外相の協議は、2004年7月の当時の川口順子外相と白南淳(ペク・ナムスン)外相との会談以来となる。

李氏は金正恩第1書記に近い実力者。駐スイス大使時代には、留学中だった金第1書記の後見人だったとも言われる。

 これに先立ち、岸田氏は10日午前(日本時間同)、米国のケリー国務長官、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相との日米韓3カ国の外相会談に出席し、北朝鮮の核ミサイル問題に対し日米韓の連携を強化することで一致。また岸田氏は「拉致問題を巡る北朝鮮との交渉について米韓に透明性をもって説明する」と強調した。

 ※土へんに庸



日中外相会談:中国側「非公式接触で初歩的な意見交換」

毎日新聞 2014年08月11日 11時04分


 【ネピドー福岡静哉、工藤哲】

 岸田文雄外相は9日深夜(日本時間10日未明)、ミャンマーの首都ネピドーで中国の王毅外相と会談した。日中外相会談は2012年9月以来1年11カ月ぶりで、日中の現政権発足後初めて。岸田氏は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に安倍晋三首相と習近平国家主席との首脳会談実現に向け、協力を要請したとみられる。


会談は約1時間、立ち話ではなく、席について行われた。岸田氏は「互いに関係改善に向けた努力をすることが重要だ」と指摘。王氏は「日本が両国関係の障害を取り除くための努力をすべきだ」と求めた。沖縄県・尖閣諸島の領有権を改めて主張したほか、首相の靖国神社参拝を改めて批判し、日本側に対応を求めたとみられる。

 岸田氏は会談後、「ゆっくり長い時間話した。関係改善をいかに進めるかについて意見交換をした。これをきっかけにぜひ両国の関係改善を進めたい」と説明した。王氏は「初歩的な意見交換をした。次の一歩を考慮する必要がある。あくまで非公式接触で、日本側の求めに応じたものだ」と述べた。

安倍首相は11月のAPEC首脳会議の際に、習氏との会談実現に意欲を示している。習氏は7月下旬に訪中した福田康夫元首相と会談した。中国が外相会談に応じたことで、中国側にも関係改善への意欲があると受け止められている。

ただ、中国は安倍首相が靖国神社に参拝しないと明言することや、尖閣諸島を巡って領土問題が存在することを日本が認めることを首脳会談に応じる条件にしており、実現へのハードルはなお高いとみられる。

 岸田氏は10日、インド、モンゴルの外相とも個別に会談。11日午後に次の訪問地・インドネシアに向けてミャンマーを出国する。


中日外相が非公式に接触 専門家「正式な接触は日本側の態度次第」
人民網日本語版 2014年08月11日10:55



 外交部(外務省)ウェブサイトによると、中国の王毅外交部長(外相)は9日、ASEAN関連外相会議に出席した際、要請に応じて日本の岸田文雄外相と非公式に接触し、中日関係の改善策について意見交換した。王部長は中国側の原則的立場を厳粛にしっかりと表明したうえで、両国関係に存在する政治的障害を克服すべく的確な努力を払うよう日本側に要求した。京華時報が伝えた。

■非公式接触とは?

――事前に議題などを定めない一段低いレベルの接触

 中日関係においては今回の「非公式接触」以外に、2006年1月に局長級非公式実務接触が行われたことがある。この非公式実務協力では、東中国海問題を含む中日関係の問題について話し合われた。

 外交副部長(外務次官)や駐日大使を歴任した徐敦信氏によると、非公式接触とは双方が事前に約束せず、事前協議を行わず、特定の議題を定めず、何らかの国際的な場で良い機会があれば接触するというもので、日常の言葉で言う「立ち止まる」に相当する。

 「非公式接触は多くがあいさつを交わす程度の、短時間の接触だ」。国際問題研究所の王泰平・特約研究員は「多国間の場で非公式接触を行うことは、外交の場ではあり得ることだが、通常特に強調することはない」。中国社会科学院日本研究所の李微所長も、非公式接触は正式な接触よりも明らかに一段レベルが低いと指摘した。

■なぜ「非公式接触」か?

――日本側は関係改善に向けた条件を満たしていない

 日本による釣魚島(日本名・尖閣諸島)「国有化」および安倍首相の靖国神社参拝によって、中日関係は2012年9月以降現在まで膠着状態が続いている。就任後、習近平国家主席は安倍首相と正式な会談を行っていない。「もし日本側が強く求めるのなら、顔を合わせ、彼らが何を言うのか聞いてみる場を設けることもできる。だがそれには先決条件がある。少なくとも関係改善を望み、行動を多少自制する必要がある。だが現時点では、日本側はこうした条件を満たしていない」と李氏は指摘した。

 王氏は「今回の中日外相非公式接触には日本側が首脳会談や外相会談を含む各レベルでの非公式接触を繰り返し求めてきたという大きな背景がある。中日関係は現在深刻な困難に直面しているが、こうした困難は中国側が原因ではない。関係改善を望むのなら、日本側は実際の行動を取って、困難を克服し、両国関係を正常化させなければならない。王部長は今回『克服の鍵は日本にある』との簡潔な言葉で、この問題についてはっきりと述べた」と指摘した。

■「正式な接触」はいつか?

――日本側の態度が変らなければ中国側は応じず

 李氏は「日本側は歴史認識問題で何ら変化がないうえ、最近日本軍機が中国の防空識別圏に数回進入し、安全保障・防衛分野で防衛白書を発表し、『中国の脅威』を誇張し、言動によって両国関係の緊張を激化させており、何ら言動に自制が見られない。日本側が中国との正式会談を強く望み続けても、こうした前提では中国側が応じることはない」と指摘した。

 正式な接触はいつになる見通しか?王氏は「中国側は正式な接触の条件は整っていないと考えているため、ASEAN会議の場で共に出席していた両国外相が短い時間を利用して接触した。王部長はこの機会に中日関係における中国側の立場を厳粛にしっかりと表明し、実際の行動によって両国関係における困難を克服しなければならないと強調し、誠意を示すよう日本に要求した。2012年12月の第2次安倍政権発足以来、中日外相の対話は初だ」と指摘した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年8月11日

原爆が投下された午前11時2分に黙とうし、核兵器廃絶の決意を新たにします。

2014-08-10 | 原水爆禁止世界大会
きょう 長崎被爆69年


 長崎は9日、アメリカによる原爆投下から69年を迎えます。たった1発の原子爆弾によって、長崎は死の街に変えられ、いまも人々は放射線の影響による後遺症に苦しめられ続けています。

 長崎市では追悼行事などが行われ、原爆が投下された午前11時2分に黙とうし、核兵器廃絶の決意を新たにします。

 平和式典には、海外から過去最多の52カ国の代表が出席予定で、うち12カ国が初めてとなります。

 被爆地域拡大是正の問題では、長崎原爆で被爆しながら、国から被爆者として認められていない「被爆体験者」の問題があります。高齢化により、証言の聞き取りも困難になりつつあるため、被爆地域拡大を急ぐ必要があります。

 この1年で新たに亡くなった長崎の被爆者は3355人。原爆死没者はあわせて16万5409人となりました。

 被爆者の平均年齢は78・93歳で、高齢化が進んでいます。来年の被爆70年に向けて、世界平和と核兵器廃絶の運動を広げるためにも、若い世代に被爆体験を語り継いでいくことが大切になっています。

アジア・太平洋地域で新しい安全保障の枠組みをASEANが中心となって!

2014-08-09 | 世界情勢を知ろう
ASEAN外相会議が開幕
南シナ海緊張緩和などテーマに

ミャンマー大統領 「非同盟推進を」


 【ネピドー=伊藤寿庸、松本眞志】

東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議を含む一連の会議が8日から3日間の日程で、議長国ミャンマーの首都ネピドーで始まりました。南シナ海での緊張緩和など地域の平和、2015年末のASEAN共同体づくりなどが主要なテーマ。10日にはASEAN10カ国と日本、米国、中国、韓国、北朝鮮など計26カ国と欧州連合(EU)が参加する外相級のASEAN地域フォーラム(ARF)が開かれます。

 8日の開会式で、ミャンマーのテイン・セイン大統領は、南シナ海問題を含む最近の世界情勢に深刻な懸念を表明。ASEAN主導の地域枠組みの強化を主張し、「非同盟政策を推進し、紛争や意見の相違は平和的に解決すべきだ」と訴えました。

 また、「この地域の新たな地域的政治・安全保障機構の再構築において、東南アジア友好協力条約(TAC)が将来のASEANの活動の基本文書であり続ける必要がある」と指摘。各国の独立・主権の尊重や内政不干渉、武力不行使や紛争の平和解決などの基本原則をうたったTACに基づいて、アジア・太平洋地域で新しい安全保障の枠組みをASEANが中心となってつくっていく意向を示しました。

 ASEAN共同体づくりにとって大きな課題である域内格差の問題では、経済水準の底上げにASEANとして取り組んできたミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムの合計のGDP(国内総生産)が、ASEANのGDPに占める割合で、09年の6%から13年に12%になるなど格差縮小が進んでいると語りました。

 ミャンマー外務省のウ・ミント・トゥASEAN局次長は、国営英字紙「ミャンマーの新しい灯」8日付で、南シナ海問題が外相会議に影を落としていることを認める一方で、7日に行われた中国・ASEAN特別高官会議で「進展」があったと指摘。「南シナ海行動宣言(DOC)完全実施の作業と同行動規範(COC)の策定への作業が行われている。時間はかかるだろうが、関係国の信頼を構築し続ける中で問題を平和的に解決する行動規範を持つことになる」と展望を語りました。